コリドラスが水面で立ち泳ぎする理由は?酸欠や病気の見分け方を解説!

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コリドラスが水面で立ち泳ぎしている姿を見ると「酸欠?」「病気?」と不安になりますよね。

実際には腸呼吸や餌をねだる自然な行動のこともあれば、酸欠や浮袋の異常といった危険なサインである場合もあります。

本記事では、コリドラスが水面で立ち泳ぎする理由とその見分け方を解説します。

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目次

コリドラスが水面で立ち泳ぎしている理由は?

餌をもらいに来ている

体形も生態も、ネオンテトラやグッピーとはかなり異なるコリドラスですが、それでも同じ魚の仲間です。

長く飼っていれば、飼い主が水槽に近づくと餌がもらえることを覚えます

多くの熱帯魚は、餌がもらえるとわかると水面に寄ってきてパクパクします。

これは、フレークフードなど浮上性の餌を与えている場合に特に目立つ行動です。

コリドラスも同様で、水面にフレークフードがあるとわかれば、水面付近まで浮上して餌をもらおうとします。

このとき、コリドラスの口は下向きについているため、水面でパクパクしようとすると立ち泳ぎのような姿勢になってしまうのです。

特に異常ではありませんし、健康に影響が出ることもありませんが、自然な姿とはいいがたいのも事実です。

気になるようなら、コリドラス用のタブレットフードを与えるといいでしょう。

コリドラスの内臓に異常がある

ほとんどの魚には、浮力を調整するための浮袋があります。

コリドラスにももちろんあるのですが、浮袋が細菌感染などによりうまくコントロールできなくなると、水面に上がったまま沈めなくなってしまいます

また、消化不良により、腸など消化管内でガスが発生した場合も、同じように沈めなくなってしまいます。

このとき、コリドラスとしては早く元のように水底に戻りたいので、頭を下にして潜ろうとし続けることになります。

このため、結果的に逆立ちした立ち泳ぎのような姿勢になります。

かなり体力を消耗する行動なので、やがてやめてしまい、横たわるように浮いてしまいます。

消化管内にガスが溜まっている場合、ガスが抜ければ元通りになるのでそれで解決することも多いのですが、内臓への細菌感染の場合は助からない場合があります。

自分で浮きたくて浮いているわけではないので、見ればすぐわかる程度には不自然です。

こうした個体を見つけたら、すぐに隔離して様子を見ましょう。

消化管内のガスが原因なら、コリドラスの体高さと同じくらいまで水深を浅くすれば体力の消耗を抑え、ガス抜けも早くなります。

細菌感染の場合は薬などを使って対応することになりますが、コリドラスはどちらかというと薬に弱い魚です。

薬のパッケージに書いてある規定量よりも薄めて使うなど、注意しましょう。

腸呼吸しに来ている

普通、魚は口で水を吸い込み、吸い込んだ水をエラから出すことによって呼吸するエラ呼吸をしています。

コリドラスももちろんエラ呼吸なのですが、エラ以外にもう一つ、腸を使って呼吸する珍しい仕組みをもっています

この腸呼吸を行うペースは個体差があるため一概に言えないのですが、どの個体でも一定の間隔で行うようです。

腸呼吸を行う際、急に思い出したように水面へ垂直に浮上し、空気を吸い込んで垂直に下降します。

この姿は、立ち泳ぎに見えるかもしれません。

この腸呼吸をときどきやっているのは本来の性質によるものなので問題ありませんが、かなり頻繁に繰り返していたり、ずっと水面で口パクしているようだと、酸欠になっている可能性があります。

金魚なども酸欠になると水面でパクパクし始めますが、それと同じです。

もし、あまり高頻度に腸呼吸をしていたり、絶えず水面で空気を吸い込んでいるようなら、水替えをしてエアレーションを行い、水中の酸素を増やしてやりましょう。


コリドラスの立ち泳ぎと酸欠の見分け方

コリドラスが水面で立ち泳ぎしている姿を見ても、それが「腸呼吸」なのか「酸欠」なのか、あるいは「病気によるもの」なのかを見分けるのは飼い主にとって大切です。

もし一時的に浮上してすぐに水底に戻るようであれば腸呼吸の可能性が高く、心配はいりません。

しかし、水面にとどまってずっとパクパクしていたり、呼吸動作が異常に多い場合は酸欠を疑いましょう。

水槽内の酸素不足はエアレーション不足や水質悪化によって起こりやすいため、水替えやエアレーションの強化が必要です。

また、体が傾いたまま立ち泳ぎを続け、沈もうとしても沈めない場合は浮袋や消化器系のトラブルの可能性が高いです。

この場合は隔離して様子を見たり、治療を考える必要があります。

コリドラスが水面で立ち泳ぎしている理由【まとめ】

コリドラスの立ち泳ぎは腸呼吸や餌をねだる仕草なら問題ありませんが、酸欠や浮袋の異常では命に関わることもあります。

普段の様子を観察し、異常が見られたらすぐに対応しましょう。

水質管理や酸素供給を意識すれば、コリドラスの健康を守ることができます。

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