ネオンテトラが喧嘩やいじめをする原因は?追いかける行動の理由と対策を解説!

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小さく鮮やかな姿で人気のネオンテトラ。

群れで泳ぐ姿は癒されますが、時に「追いかける」「喧嘩する」「いじめる」と感じる行動を見かけることがあります。

実際には本当の攻撃なのか、それとも自然な行動なのか分かりにくいですよね。

この記事では、ネオンテトラの喧嘩やいじめの原因、その違い、そして安心して飼育するための対策について詳しく解説します。

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目次

ネオンテトラは気が荒くて喧嘩が多い?

もともと、ネオンテトラはかなりおとなしい魚で、執拗に相手を追いかけまわしたり、手当たり次第にかみついてほかの魚をボロボロにするようなことはありません。

ネオンテトラと同じ小型カラシンの仲間には、非常に気の荒い種や、ちょっと性格が意地悪な種も知られています。

たとえば、ツートンカラーがおしゃれなペンギンテトラはやや気が荒く、群れを作っていながら絶えず喧嘩し続けています。

複雑な反射が美しいインパイクティス・ケリーはさらに気が荒く、弱い個体はボロボロにされてしまいます。

ポピュラーな小型カラシンでも性格がややきつい種はいくつもあるのですが、ネオンテトラは特におとなしい種であるといえます。

ネオンテトラが喧嘩するの理由とは?

そんなおとなしいはずのネオンテトラですが、よく見るとちょっとした小競り合いをしていることがあります。

大きく分けて、この原因は2つ考えられます。

水槽に新しいネオンテトラを入れたとき

1つは、もともとネオンテトラがいた水槽に新しいネオンテトラを入れた場合です。

ほとんどの場合、ショップでは若い個体が販売されているため、買ってきた個体が自宅で飼育している個体よりも小さい、ということが多くあります。

また、古株の個体は当然、水槽の環境にも慣れているので、新入りよりも有利です。

こういった理由から、古株の個体が新入りをいじめてしまうことがあります。

性成熟した場合

もう1つの原因は、長く飼育していて性成熟した場合です。

いくらおとなしいネオンテトラでも、性成熟に達したオスはなわばりを主張し、ほかの個体を追い払うようになります。

逆に、ちゃんと大きく育ったネオンテトラがほかの個体を追い払うようなしぐさをしたら、性成熟したと考えてもいいでしょう。


ネオンテトラのいじめとは?

ネオンテトラは基本的に温和な魚ですが、「喧嘩」と少し意味合いが異なる「いじめ」が起こることもあります。

喧嘩は、性成熟したオス同士がなわばりを主張したり、エサをめぐって一時的に小突き合ったりするような、一対一の力比べに近い行動です。

一方で、いじめは特定の個体が繰り返し追いかけられたり、群れの中で弱い立場に置かれてしまう状態を指します。

特に、新しく導入した個体や小柄で弱い個体が、古株のネオンテトラに追われて水槽の隅に追いやられるといったケースが典型的です。

ただし、ネオンテトラのいじめは他の魚種に比べて激しくはなく、執拗にかみついて傷つけることはほとんどありません。

多くは時間の経過とともに収まりますが、弱った個体が長く追われ続けるとストレスで病気になる可能性があるため、必要に応じて隔離して休ませると安心です。

ネオンテトラの喧嘩やいじめのの対策は?

はっきり言ってしまえば、ネオンテトラの喧嘩は放置しても問題ありません。

はげしく争ってほかの個体を死に追いやってしまうような喧嘩やいじめはしないからです。

新しい個体が古い個体にいじめられている場合、しばらくすれば喧嘩はなくなります。

性成熟したオスがほかの個体をいじめてしまう場合も、執拗に追いかけまわして弱らせるようなことはありません。

それでも、どうしてもネオンテトラの喧嘩が気になってしまう場合、水槽のレイアウトを大きく変えてみましょう。

岩や流木の位置を動かしたりするのが有効です。

古株が新入りをいじめている場合も成熟個体が幅を利かせている場合も、何か目印になるものを中心に自分なりのなわばりを形成しているので、レイアウトが変わるとなわばりを維持できなくなってしまうのです。

また、個体を多くして過密に飼育すると、なわばりを主張しようにも混みすぎて主張できなくなり、結果的に喧嘩がなくなります。

ショップで、1つの水槽に大量の個体が入っているのはこのためですが、水質悪化を招きやすく、個体の観察もしにくいため、一般家庭で飼育する際はやめた方がいいでしょう。


ネオンテトラが喧嘩と間違われやすい行動とは?

ネオンテトラを観察していると、必ずしも本当の「喧嘩」ではないのに、追いかけたり小突いたりする姿が見られることがあります。

例えば、エサを食べるときに同じ場所に集まって一時的にぶつかり合うことがありますが、これは縄張り争いではなく、単にエサの取り合いです。

また、水槽の中で素早く泳ぎながら相手を追いかけているように見える場合も、群れ全体の動きや遊泳習性の一部であることが多く、攻撃的な意図はありません。

こうした行動を「いじめ」や「喧嘩」と誤解してしまう飼い主も少なくありませんが、実際には健康なネオンテトラ同士の自然な行動である場合が多いのです。

ネオンテトラが喧嘩するって本当?【まとめ】

ネオンテトラは基本的に温和で、深刻な喧嘩やいじめはまれです。

しかし新入りの導入や性成熟によって小競り合いが起きることはあります。行動の違いを理解しておけば、不安になる必要はありません。

どうしても気になる場合はレイアウト変更や隔離で対処可能です。

今後も快適な群泳を楽しむために、ぜひ他の記事も参考にしてみてください。

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