ミドリガメの餌は何?量と頻度は?野菜も食べることが出来る!

ミドリガメの餌としては、人工の「ミドリガメの餌」が1番ポピュラーですよね。

しかしミドリガメは雑食性になるため、活エサや生エサ、野菜や果物を食べることが出来ます。


*画像はイメージです。画像と本文と直接の関係はありません。

雑食性だからと言っても、ミドリガメの体調や栄養を考えると与えない方が良いものもあります。

刺身、加工品、乳製品、パンなどはミドリガメに消化能力がなかったり、成分が良くないこともあるので、与えるのは避けたほうが良いかと思います。

餌の量も与えすぎも減らしすぎも良くないので、個体の頭2~3個分を目安に個体に合わせて調整してあげましょう。

今回はミドリガメの餌や餌を与える時間帯などについてご説明していきます。

ミドリガメの餌は何?野菜はOK?

ミドリガメは肉食の傾向が強い雑食性のカメになります。

雑食とは言うものの、肉食の傾向が強いため動物性たんぱく質を主成分としてものなら何でも食べると言われています。

しかし、ミドリガメがなんでも食べるからと言って、何をあげてもいいというわけではないため、しっかりとミドリガメの健康と飼い主にとってあげやすいものを選ぶようにしましょう。

主なミドリガメの餌をこちらになります。

*活エサ

・イトミミズ
・赤虫
・金魚(小赤)
・メダカ
・ザリガニ
・スジエビ
・コオロギ
・ミルワーム

以上の餌は嗜好性が高く、野生採集の神経質な個体のえ付けにも有効と言われています。

これらの餌は毎日数種類用意が出来ればバランスも良く、エサとしてとても優秀ですが、エサ自体を飼育して管理することが必要になります。

そのため、主食にするよりはおやつ感覚であげることをおすすめします。

*生餌

・シラス

以上の餌は活餌に次いで2番目に嗜好性が高いと言われていますが、これらを主食にすると高たんぱくになったり、肥満になったりするため、甲羅の成長に支障が出る可能性があります。

また、生餌はリンを多く含む食材になるので、長期使用はしないほうが良いと言われています。

そのため、主食としての使用は控え、冬眠から目が冷めた後の食が細い時や個体の食欲が下がったときに使用するのが良いでしょう。

*野菜・くだもの

・チンゲン菜
・小松菜
・キャベツ
・バナナ
・リンゴ
・アボカド

ミドリガメは成長に伴い雑食傾向になります。

そのため、おやつとして野菜やくだものを食べることがあります。

*人工フード

ミドリガメ用の人工フードはカルシウムなどを多く含むため、バランスがしっかりととれるため、1番ミドリガメに向いている餌と言えます。

また、人用の乾燥エビなどを使用しても良いですが、もし人用のものを使用する場合には添加物や塩分を含まないかどうかを確認してから与えるようにしましょう。

ミドリガメに与えてはいけない餌は?

何でも食べることが出来る雑食性のミドリガメですが、実は与えてはいけない餌もあるんです。

それでは、与えてはいけない餌をご紹介していきます。

*魚介類(刺身)

野生のミドリガメは普通に川魚を食べていますので「魚介類がだめ」と言われると驚きますよね。

魚介類には「チアミナーゼ」という成分が含まれ、この成分はビタミンB1群を破壊する性質を持っています。

この成分は鯉やフナなどの淡水魚や二枚貝、マグロやサーモンなどに少量含まれています。またイカやタコには多く含まれています。

そのためこういったチアミナーゼが含まれている物をミドリガメに与えてしまうと、栄養失調を招き、どんどん痩せてしまうことがあります。

もしこれらをどうしてもミドリガメに与えたい場合には、チアミナーゼは過熱すると破壊することが出来るので、過熱してから与える方が良いでしょう。

*加工品

ハムやウインナーなど、人間の好みに加工がされた食品では、食品添加物が含まれていたり、人好みになるように加工時に塩分がたくさん追加されています。

ミドリガメの食いつきは良いですが、ミドリガメの健康を考えると与えないほうがよさそうですね。

*乳製品

栄養がよさそうな乳製品ですが、ミドリガメにとっても絶対にNGです。

ミドリガメは乳製品を消化することが出来ないため、多量に摂取してしまうと消化不良で死なせてしまうことがあります。

*パン類

池や川にいるミドリガメにパンを与えると喜んで食べますが、パンもできれば与えない方が良い餌の1つです。

パンも加工品と同じように、様々な添加物や塩分を含んでいるため、大切なミドリガメに与える必要はありませんよね。

ミドリガメの餌の量や頻度、時間帯は?

ミドリガメに与える餌が分かったら、次や量や頻度ですね!

ミドリガメの餌の量や頻度、時間帯に適した時間はあるのでしょうか?

*餌の時間帯:日光浴後(午前中~正午)

ミドリガメは通常午前中に甲羅干しをして体温を上げ、代謝をアップさせることで餌の消化吸収を行っています。
そのため、最も活動的で食欲があるのは10時頃~正午であると言われています。
ただ、飼い主にも生活がありますので、お出かけ前に与えておいても問題はありません。

*餌の量:1回につきミドリガメの頭2~3個分

1回の食事量の目安は「その個体の頭2~3つ分」です。

これを目安にして、1度に食べきれる量を与えるようにしましょう。

食べる量には個体差があり、与えすぎは体調を崩してしまうので、その目安量を食べきれるかどうかを確認しながら与えるようにしましょう。

また、ミドリガメは変温動物ですので、水温や気温によって消化機能が変わるため餌を食べる量が変わりますので、注意しましょう。

*餌の回数:幼体は1日1~2回、成体は1日1回

幼体の成長期にある個体は毎日1~2回の餌を食べて、体をどんどん大きくしていく必要があります。

1~2回の量の餌を朝・昼・夜に分けて与えたり、カルシウムなどの英栄養補給剤を与えても大丈夫です。

食べすぎも肥満の原因になるため、生後3~4年たったら毎日1回に頻度を変更しましょう。

ミドリガメの餌は何?【まとめ】

今回はミドリガメの餌についてご紹介していきました。

野生のミドリガメが普通にたべているものでも与えてはいけないものをあって、驚きですよね。

これからミドリガメを飼うという方は、野生のミドリガメを飼う感覚でおられる方が多いと思いますが、与える前にしっかりとこの餌は大丈夫かどうか、チェックしてみましょう。

また、ペットの肥満は飼い主の責任です。

今現在ミドリガメを飼育されている方は今一度自分が与えている餌の量が適切かどうかをしっかりと判断するようにしましょう。

大切なペット、家族の健康に直結することなので、1度しっかりと考えてみてくださいね。