エキゾチックショートヘアの平均寿命は?長寿の秘訣について

エキゾチックショートヘアを飼おうと思ったら、知っておきたいのはその寿命ですよね。

エキゾチックショートヘアの平均寿命は10年~13年と言われていて、一般的な猫と比べると短めであると言われています。


*画像はイメージです。画像と本文と直接の関係はありません。

人間に換算しても60~70歳あたりの寿命と考えると、やや短命なイメージです。

ただし、飼い方次第では2~3年は寿命を延ばすことも可能です!
たとえば室内飼いにして事故や感染症の危険を防いだり、体重管理やこまめな観察、定期的な受診などで日々の健康状態に気を付けることで病気の予防をしたりすることが可能です。

できるだけ元気に長生きしてもらえるように、飼い主ができることがしておきたいですね。

エキゾチックショートヘアの平均寿命

大きくて特徴的なお目目、ぶちゃいくなお鼻、短い手足…などなんだかにくめない見た目でファンも多いエキゾチックショートヘアですが、その平均寿命は10年~13年とされています。

他の種類の猫の平均寿命が15年とされていますので、これは少し短いといえます。

世界で最も長生きのエキゾチックショートヘアは15歳と言われていますので、残念ながら他の猫や人間のように超高齢なエキゾチックショートヘアはいないようです。

エキゾチックショートヘアを人間の年齢に換算すると他の猫と同じような計算になるようです。

生後1年で17~18歳、1年半で20歳、2歳で23歳、3歳で28歳ぐらいに換算され、その後は1歳年を取るごとに人間でいうと4歳程度年を取っていきます。

つまり、エキゾチックショートヘアの寿命である13~15歳は、人間換算すると60~70歳程度に相当します。


60~70歳代の方は、人間では「おじさん」「おばさん」と呼んでもおかしくない元気なシニア世代です。

そう考えると、エキゾチックショートヘアがいかに短命化想像できますね。

エキゾチックショートヘアがかかりやすい病気

猫の種類によってかかりやすい病気が違うことがあります。

これはだいたい見た目に関係することが多いですが、エキゾチックショートヘアもその例に漏れません。

エキゾチックショートヘアの特徴的な目のために「流涙症」という病気にかかりやすいです。

涙がしっかりと拭き取れず、そこから感染して炎症を起こしやすいです。

また、ぺちゃんこな鼻は呼吸器症状を引き起こします。

呼吸がうまくできないのでとても苦しい病気です。

短い手足は、運動不足による肥満につながります。

肥満自体は病気ではないですが、そこから心臓病などの病気にかかりやすくなります。

遺伝的にエキゾチックショートヘアに発症しやすいとされるのが多発性嚢胞腎(たはつせいのうほうじん)という病気です。


徐々に腎臓の機能が弱まり、身体の循環が悪くなって死を引き起こす、とても怖い病気です。

短命なエキゾチックショートヘアを長生きさせるためのコツ

短命なエキゾチックショートヘアの長寿の秘訣はどんなものになるでしょうか。

他の一般的な種類の猫にも言えることですが、まずは「完全室内飼い」にすることが一番良い方法です。


屋外に興味を持つ猫は多いですが、外では交通事故や落下事故などの大けがを負う可能性が非常に高いです。

また、他の猫と接触することによってケンカでケガを負ったり、感染症をうつされたりするリスクも上がります。

飼い主と一緒の散歩でも目に見えない細菌や虫などから病気になる可能性もあります。

腎臓や尿に関わる病気の予防としては、新鮮な水をたくさん与えることが重要です。

猫は流れていない水よりも循環している水を好む傾向がありますので、あまり飲水していなければ蛇口から細く水を出しておく、専用の循環器を使用するなどの工夫を行うとよいです。

猫のおしっこについても、普段から回数や量、匂い、色などをしっかりと観察しておくことで異常に早く気づくことができます。

様々な病気のもとになる肥満を防ぐためには、食事管理や運動が必要となります。

エキゾチックショートヘアはのんびりした性格のため、あまり運動を積極的に行わないという特徴があります。


室内にはキャットタワーやちょっとした段差など、運動できる場所を確保しましょう。

また、飼い主の方からたくさん遊んであげる必要もあります。

このような面に気を配ることが病気の予防の第一歩につながります。

あとは定期的な健康診断や早期受診を行い病気の早期発見を行うことが重症化の予防となります。

エキゾチックショートヘアの平均寿命はどのぐらい?【まとめ】

この記事では、エキゾチックショートヘアの平均寿命や年齢の人間換算、長寿の秘訣についてまとめています。

エキゾチックショートヘアは、その神秘的な見た目からどことなく長寿な猫だと思っていましたが、逆なのですね。

個人的には意外でした。

少しでも長生きしてもらうためには、腎臓病や肥満を中心に、飼い主側でできる予防策は行っておきたいものです。

また、購入する際の遺伝疾患についても調べておくことで、病気の発症による悲しみを味わうことは少なくなりそうですね。

世界一長寿のエキゾチックショートヘアを目指して、病気対策をしっかり行っていきましょう!