アダルトサイズでも手のひらに収まるくらいの大きさなので、大きすぎて持て余すことも、小さすぎてエサに苦労することもありません。
*画像はイメージです。画像と本文と直接の関係はありません。
不活発なので、わりと小さな飼育ケースで飼育できます。
しかも、幼体の時点でアダルトサイズ用の飼育ケースで飼育しても特に問題がありません。
今回は、ヒョウモントカゲモドキの大きさと飼育のコツ、飼育ケースについて解説します。
Contents
ヒョウモントカゲモドキの大きさ
幼体(ベビーサイズ)
ショップで販売されているヒョウモントカゲモドキの多くは、ベビーサイズです。
全長10センチ未満の個体が多く、体重は10グラム前後。この時点では、まだ体の色や模様がベビー独特のもので、成長すると雰囲気が変わります。
このサイズのベビーを飼育する場合、温度は気持ち高めに設定してやりましょう。
ヒーターの直下が30℃くらいになるようにします。
低温の影響を受けやすいので、ちゃんとヒーターが作動しているか、まめにチェックします。
特に、スノーなど白っぽいモルフ(品種)を低温で飼育すると体色がグレーになってしまうので、注意が必要です。
また、皮膚が薄く脱皮不全になりやすいので、湿度も60パーセント程度になるよう意識しましょう。
特別なことをしなくても、飼育ケース内に水入れやウェットシェルターを入れてやれば、自然とこのくらいの湿度になります。
成体(ヤングサイズ~アダルトサイズ)
ベビーをきちんと育てていると、生後1年くらいでほとんどアダルトと言っていい大きさまで育ちます。
最大サイズになるまでには、生後1年からもう少し時間がかかりますが、一回りくらいしか変わりません。
ヒョウモントカゲモドキの平均的な大きさは全長20センチ程度です。
尻尾が頭と同じくらいの大きさで、胴体が太いので、実物を見ると数字以上の迫力があります。
生後1年を過ぎたヤング~アダルトサイズなら、飼育のポイントは特にありません。
スノーやアルビノなど、体質的に弱いモルフでは高温飼育を続けたほうが無難ですが、ほかのモルフなら多少温度を下げても大丈夫ですし、湿度もベビーほど気を使わなくて良くなります。
ちなみに、数あるヒョウモントカゲモドキのモルフには、大きさに関わるモルフもあります。
アメリカのロン・トレンパー氏が「ジャイアント」というモルフを発表しており、スーパージャイアント、ゴジラジャイアントなどの派生系も生まれています。
トレンパージャイアントの場合、全長25センチ近くまで成長することもあり、ぎょっとするほど大きく感じます。
ヒョウモントカゲモドキを飼う際は飼育ケースは最初に用意しよう
ヒョウモントカゲモドキの場合、最大でも20センチ程度と、さほど大きくなるわけではありません。
昼行性のトカゲに比べて不活発なので、大きな運動スペースも不要です。
そのため、ただ飼うだけなら市販の昆虫用飼育ケース(プラケース、と呼ばれることもあります)や、爬虫類用のアクリルケースで飼育できます。底面の大きさが幅30センチ、奥行き20センチほどあれば十分でしょう。
ベビーサイズからこの大きさの飼育ケースで飼い始め、ずっと使い続けることができます。
もちろん、おしゃれなガラスケースできちんとレイアウトして飼育することもできます。
こういう飼い方がしたいのなら、アダルトサイズになってからにしましょう。
ベビーサイズでは温度と湿度に気を使うので、プラケースでシンプルに飼ったほうが管理しやすいです。
ヒョウモントカゲモドキの大きさ【まとめ】
今回はヒョウモントカゲモドキの大きさについて解説しました。
ヒョウモントカゲモドキは、一部のモルフを除いて最大でも20センチほどの、とても扱いやすいトカゲです。
10センチ未満のベビーでは温度と湿度に多少気遣いが必要ですが、生後1年もすれば丈夫に育ちます。
飼育ケースも、最初に購入したものをそのまま使い続けられるので、そういった意味でも扱いやすく、手軽に飼える爬虫類といえるでしょう。