老犬がウェットフードだけしか食べない!量の目安とおすすめ無添加フードを徹底解説

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老犬になると噛む力や食欲が落ち、ウェットフードだけを好むようになることは珍しくありません。

柔らかくて食べやすい一方で、選び方や量を誤ると栄養不足の原因にもなります。

この記事では、老犬に適した無添加ウェットフードの選び方や適量、安全に続けるための注意点をまとめてお伝えします。

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目次

老犬にウェットフードだけしか食べないのは大丈夫?

老犬にウェットフードだけしか食べない状況は、多くの家庭で見られる自然な変化です。

噛む力が弱くなったり、食欲が落ちて香りの強い食事を好むようになるため、柔らかくて食べやすいウェットフードに偏ること自体は珍しくありません。

ただし「大丈夫かどうか」は、栄養がしっかり摂れているか体調に変化が出ていないか で判断する必要があります。

ウェットフードは水分量が多く、少量で満腹感を得やすいため、以前より食べる量が減ったように見えることがあります。

総合栄養食であれば必要な栄養は摂れますが、実際には“食べているつもりでも摂取カロリーが足りていない” というケースも起こりやすく、体重が落ちていないかは必ずチェックしてください。

また、ウェットフードだけを食べるようになった背景が「単なる好み」ではなく、歯周病・口内炎・歯のぐらつきなど痛みが原因の場合もあります

硬いものをまったく食べなくなる・よだれが増える・口を触られるのを嫌がるといったサインがある時は、食事の問題ではなく口腔トラブルの可能性が高いため一度診てもらうと安心です。

さらに、ウェットフードは匂いが強く食欲を引き出しやすい反面、長期間続けると筋肉量が低下しやすい老犬にはタンパク質が不足しがちです。

摂取量が適切かどうかは、便の状態・毛艶・体重の増減・散歩時の動きなど、日常の変化で判断できます。

もし体力が落ちてきた印象がある場合は、同じ総合栄養食でも肉の割合が高いものに変えたり、獣医師にカロリー量の相談をすると良いでしょう。

結論として、

・総合栄養食を選んでいる
・体重・便・元気が安定している
・口腔トラブルがない

これらがそろっていれば、ウェットフードだけでも問題なく生活できます。

老犬は年齢とともに体質が変わりやすいので、「食べている量」と「体の状態」をセットで見てあげることが大切です。毎日おいしく食べられているなら、その食事スタイルがその子にとって最適な形だと考えて大丈夫です。

老犬がウェットフードしか食べない時は「総合栄養食」を選ぶ

初めに、ご飯としてウェットフードだけを与えることにした場合の選び方をご紹介します。

お店に行くとウェットフードはたくさん並んでいますよね。

何を基準にしたら良いかを少しわかっていると、探すのがとても楽になります。

私がおすすめしたい選び方は次の3つです。


総合栄養食であること

老犬をウェットフードだけで管理するなら、パッケージに「総合栄養食」と記載のあるものを選んでください

ウェットフードには「一般栄養食」「栄養補助食」などもあります。

このようなものは1日に犬に必要な栄養素を満たしていないので、おやつ、もしくはドライフードのトッピングとして利用するものになります。

「総合栄養食」であれば、推奨された量を食べることで、必要栄養素を満たすことができます。


無添加・無着色であること

犬は人間よりもずっと、人工添加物を消化するのが苦手です。

少しずつ肝臓などに負担がかかり、体が弱ってきている老犬になると、アレルギーや病気の引き金になることがあります。

無添加のものの場合、パッケージに「無添加」と書かれていることがほとんどです。

そうした言葉にも気をつけて見てみてください。


小麦が使われていないこと

添加物と同様に、犬は穀物を消化するのも苦手です。

特に小麦のグルテンはアレルゲンにもなりやすいので注意が必要です。

豆類も穀物なのですが、こちらはグルテンや糖類をほとんど含まず、同じ穀物でも比較的犬の体に優しい食材になります。

老犬の胃腸をいたわりたい場合は、できるだけ小麦の入っていないウェットフードを選んであげてくださいね。

老犬におすすめ無添加ウェットフード

ウェットフードの無添加って、実はけっこう難しいです。

着色料、保存料が入っていなくても、増粘多糖類や増粘安定剤が入っていたりします。

これらは口当たりを良くして食べやすくするもので、ゼリーなどによく使われるものです。

天然由来の成分が多いので比較的体に害は起きにくいと考えられますが、今回は完全な無添加にこだわって老犬用無添加ウェットフードを選んでみました。


カナガン ドッグフード チキン ウェットタイプ

完全無添加で穀物フリー、全てが食物からできているものなら、カナガンのウェットタイプが一番おすすめです。

全年齢対象のウェットフードなので、もちろん老犬も食べられます。

カナガンの嬉しいところは、プロバイオティクス配合にあります。

プロバイオティクスは腸内環境を整える善玉菌で、免疫力が衰えがちな老犬を腸の中から強くしてくれます。

もちろんプロバイオティクスも天然素材からできています。

他にも老犬に必要な関節面をサポートする緑イ貝も入っているので、体を整えるには最良のウェットフードです。


アニモンダ グランカルノ シニアシリーズ

アニモンダのグランカルノシニアのウェットフードも、完全無添加の総合栄養食です。

こちらは「牛肉と鶏肉と七面鳥の心臓」「牛肉と子牛肉、子羊肉」から選ぶことができるので、愛犬の好みに合わせてあげられます。

個人的には、低脂肪でビタミンBも豊富な七面鳥の入ったものがおすすめですか、子羊肉にもL-カルニチンなどの特殊な栄養素が含まれていて、体力をつけたい老犬に合うのではないかと思います。


老犬がウェットフードだけを食べるときに気をつけたいポイント

老犬がウェットフードしか食べなくなるのは珍しいことではありませんが、その背景には「噛む力の低下」だけでなく、加齢による味覚の変化や消化機能の弱まりが関係していることもあります。

ウェットフードは食べやすい反面、注意しておきたい点もあります。

ここでは安全に続けるための重要ポイントをまとめました。


食べムラが続く場合は口腔トラブルの可能性も

ウェットフードはドライよりも香りが強く、食欲が落ちてきた老犬でも口にしやすいのがメリットです。

しかし「ウェットなら食べるけど硬いものは一切ダメ」という状況が続く場合、歯周病・口内炎・歯のぐらつきなど、口の中の痛みが原因であることも少なくありません。

とくに歯周病は高齢犬に多く、痛みが続くと食事量が減ったり、噛まずに丸飲みするクセがつくこともあります。

完全にウェットに切り替える前に、一度口腔内をチェックしてもらうと安心です。


老犬はタンパク質の量・質がさらに重要になる

老犬ほど筋肉量が落ちやすく、タンパク質不足は歩行のふらつきや疲れやすさにつながります。

ウェットフードは水分量が多いため、「同じ量を食べてもドライよりタンパク質が少ない」場合があります。

総合栄養食であっても、ラベルの成分表で
「粗タンパク質の割合」
「第一原料が肉類であるか」
を確認すると、老犬の健康維持により適した食事を選びやすくなります。


便がゆるくなりやすいため“慣らし期間”を設ける

ウェットフードは水分量が多く、胃腸の弱い老犬では急に切り替えると軟便になりがちです。

完全にウェットへ移行する場合は、2〜3日かけて徐々に切り替える(7:3 → 5:5 → 3:7 → 100%)
ようにすると身体に負担がかかりにくくなります。

また、便の状態を見て量を微調整することも大切です。

体重が落ちず、便が安定していれば「犬に合っている」目安になります。

老犬に与えるウェットフードの量について

これらの老犬でも食べられるウェットフードであれば、パッケージに記載している目安量を与えて、体重が増えてこないか、下痢をしないかなどを見て加減してください。

ドライフードからウェットフードに切り替えると、水分摂取量が増えるのでお腹がゆるくなることがあります

一時的なものなら心配ありませんが、続くようならウェットフードをいったん中止して獣医さんに相談してください。

また、体重が増えてくるようなら食べ過ぎている可能性があります。

少し量を減らして愛犬の適量を見つけてあげてください。

老犬がウェットフードだけしか食べない!【まとめ】

老犬がウェットフードだけを食べるようになるのは自然な変化ですが、その分食事内容の質と量を丁寧に管理する必要があります。

総合栄養食を選び、便や体重の変化を見ながら適量を探すことで、無理なく健康を保つことができます。

老犬が毎日おいしく食べられる環境作りを整えながら、今の体に合った食事をゆっくり見つけてあげてくださいね。

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