犬との散歩中に、突然怒られたり強めに注意された経験はありませんか？
理不尽だと感じることもあれば、どうして怒られたのか分からずモヤモヤしてしまいますよね。
実は「怒られた」と検索する多くの人は、
・共感してほしい
・自分は悪くないのに納得いかない
・もう怒られない方法が知りたい
この3つの気持ちを抱えています。
ここでは、怒られた時によくある理由と、今後の対策を分かりやすくまとめました。
犬の散歩のマナーを再確認｜怒られる理由が飼い主にあったかも
犬の散歩で怒られたとき、相手が過剰に反応している場合もありますが、一方で「気づかないうちにこちら側に原因があった」というケースも少なくありません。
犬と暮らしていると“慣れ”が出てしまい、自分では当たり前だと思っている行動が、周囲には不快に映ることがあります。
怒られた側の気持ちを否定しないためにも、まずは基本のマナーを軽くおさらいしておきましょう。
リードの長さとコントロール
すれ違い時に犬が相手へ寄っていくと、それだけで不安を与えます。
「伸縮リードをそのまま広げて歩いていないか？」
「リードを短く持つ場面を見逃していないか？」
この2点は特に誤解が起きやすいポイントです。
排泄の処理とにおい配慮
うんちだけでなく、おしっこの後に水をかけることも地域によっては“常識”として認識されています。
マナーを守っているつもりでも、相手にとっては不十分に見えてしまうことがあります。
飛びつき・吠えの予兆に気づけているか
犬が友好的に寄っただけでも、犬が苦手な人には恐怖です。
また、軽い吠えでも「威嚇された」と受け取る人もいます。
犬の反応を早めに察知し、飼い主側が先にコントロールしてあげることが大切です。
歩く位置・道の譲り方
狭い道で真ん中を歩いていたり、相手を避ける気配がないと、それだけで不快に感じられることがあります。
一歩横に寄る・立ち止まるなどの小さな配慮が、トラブル予防に大きく役立ちます。
個人宅の外壁などで排泄させるのはNGと考える人が多い
犬の散歩中、つい個人宅の塀や外壁の近くで排泄してしまうことがありますが、実は 「処理していれば問題ない」というわけではありません。
排尿後に水をかけたり、うんちを確実に持ち帰ったとしても、家の人からすると 自宅の外壁をトイレとして扱われること自体が不快 と感じるケースはとても多いのです。
においが残る、繰り返されると跡がつく、植木が傷むなどの理由だけでなく、「自分の家の前で排泄されることそのものが嫌」という素直な感情もあります。
そのため、
外壁や玄関前、フェンス沿い、個人宅の植え込みなどは極力排泄を避ける場所 として意識しておく
事がマナーと言えます。
犬がその場でしようとした場合には、そっとリードを誘導して少し場所をずらすだけで、相手に与える印象は大きく変わります。
どうしても間に合わない状況を除けば、意図的に家の前で排泄させない工夫がトラブル防止につながります。
水をかける行為は“最低限の配慮”として大切ですが、「水をかけたからOK」というわけではない ことだけ覚えておきたいポイントです。
排泄しても比較的トラブルになりにくい場所
- 公園の広場や芝生スペース（※自治体ルールの範囲内で）
- 道路の端・植え込みの“敷地外側”
- 公共施設周辺（迷惑にならない位置）
- 空き地・空き地に面した道路（※私有地に入らない）
犬の散歩で怒られる主な理由とは？
犬が苦手な人・恐怖心が強い人に当たった
犬嫌いやトラウマ持ちの人は、犬が近づくだけで強い恐怖を感じることがあります。
たとえ吠えていなくても、近くを通るだけで“危険”と感じてしまう人もいます。
マナー違反と誤解された
排泄処理はしているのに、「処理がされていない。汚している！」と決めつけられることも。（他の犬の排泄を誤解されることも）
知らない犬の排泄物の責任をなぜか押しつけられるケースもあります。
リードの長さや距離感で不安にさせてしまった
伸縮リードで広がりすぎたり、すれ違い時に距離が近いと、相手は「触られるかも」「飛びつかれたらどうしよう」と不安になります。
怒られないためにできる対策
すれ違う時は軽く距離を取る
道で人とすれ違う瞬間は、相手にとって最も緊張しやすい場面です。
犬好きな人であっても、突然近づかれると驚いてしまうことがあります。
そこで、リードを少し短めに持ち直し、犬を自分の反対側へ寄せるだけで“安心して通れる距離”が生まれます。
ほんの数十センチ離れるだけでも、相手の感じる不安はぐっと減ります。
排尿後の水かけは効果大
犬のおしっこが原因で「においが気になる」「家の前でやめてほしい」と感じる人は多く、これが散歩トラブルの一因になっています。
排尿後に軽く水をかけるだけで、においの残留を防ぐことができ、相手に“配慮してくれている”という印象を与えられます。
地域によっては水かけが習慣化している場所もあり、誤解を避けるためにも小さなひと手間が効果的です。
人通りの多い場所では伸縮リードは避ける
伸縮リードは便利な半面、犬が思わぬ方向へ急に動けてしまうため、人混みや狭い道では誤解を招きやすい道具です。
相手からすると「どこまで来るか分からない」「飛び出してくるかも」という不安を感じることがあり、これが怒られる原因になることも。
人通りが多い場所では固定リードに切り替えるだけで、見た目の安心感が大きく変わり、トラブルのリスクも大きく下がります。
理不尽に怒られた時は“反論しない”のが最善
明らかにこちらに非がない場合でも、そこで言い返してしまうと状況が悪化する可能性が高く、犬も緊張してしまいます。
理不尽な相手に対して最も安全なのは、感情をぶつけず、軽く会釈する程度でその場を離れることです。
深呼吸して距離をとれば、それ以上巻き込まれることはありません。
飼い主自身の心の負担を減らす意味でも、“受け流す”ことは大切なスキルです。
まとめ：あなたが悪いとは限らない。でも少しの工夫で散歩はもっと楽になる
犬と歩くだけで怒られることは珍しくありません。
相手の心理・犬嫌いの背景・マナーの誤解など、理由はさまざまです。
大切なのは「必要以上に自分を責めないこと」。
そして、すれ違いの距離やリード操作を少し工夫するだけで、多くのトラブルは避けられます。
あなたと愛犬が毎日の散歩を安心して楽しめるよう、ぜひ今日から取り入れてみてくださいね。
