
犬のトイレを早く覚えさせたい時に役立つのが「トイレしつけシート」です。
ただ、効果があるという声がある一方で「うちの子には効かなかった」という評判もあり、何を信じればいいのか迷いますよね。
この記事では、しつけシートの効果・選び方・失敗する理由まで、検索者が本当に知りたいポイントをまとめて丁寧に解説します。
犬のトイレしつけシートとは?仕組みを分かりやすく解説
犬のトイレしつけシートは、犬が自分からトイレへ行きやすくなるよう工夫された専用シートです。
普通のペットシートとの大きな違いは、「誘引剤(認識香料)」が使われていることです。
犬は匂いで場所を判断するため、この誘引剤の微かなニオイを嗅ぐことで、「ここがトイレの場所だ」と理解しやすくなります。
さらに、しつけシートは吸収力や速乾性が高く、足裏が濡れにくい構造になっているため、犬が嫌がらず排泄しやすい環境を作ります。
この“成功しやすい環境づくり”が、トイレを覚えるスピードを上げてくれるポイントです。
犬のトイレしつけシートの2つのタイプ
犬のトイレしつけシートには「使い捨てタイプ」と「洗えるタイプ」の2種類があります。
使い捨てタイプ
使い捨てタイプは、誘引効果のある香りで犬をトイレに誘導し、抗菌ポリマーや消臭剤でニオイを抑えるのが特徴です。
1~2回分なら十分吸収できるものが多く、扱いやすい反面、シートを噛んで遊んでしまう犬には不向きな場合があります。
洗って繰り返し使えるタイプ
洗えるタイプ(吸水マット)は、繰り返し洗って使えるため経済的で、いたずらされにくい点がメリットです。特に留守番が多い家庭では安心して使えます。
どちらも特徴が異なるため、犬の性格や生活環境に合わせて選ぶのがポイントです。
犬のトイレしつけシートの効果で自分でトイレできるようになる!
犬のトイレしつけシートは、誘引効果によって「自分からトイレに向かうようになった」という声が多く、すぐに決まった場所でおしっこをした例もあります。
ただし犬との相性もあるため、「必ず効く」というよりは補助的な道具として利用するのが安心です。
価格は通常シートの約2倍ほどですが、トイレを覚えるまでの期間だけ使うものなので、短期的な投資と考えると使いやすいアイテムです。
洗って繰り返し使えるタイプならコスパも良くなります。
普通のシートで覚えにくい犬には、効率よくトレーニングを進める選択肢として試す価値があります。
犬のトイレしつけシートが“効かない”と感じる時に考えるべきポイント
しつけシートには一定の効果がありますが、すべての犬に必ず効くわけではありません。
上手くいかない理由の多くは、シートの性能ではなく環境・習慣・犬の性格にあります。
ここでは「なぜ効かないのか」「どう改善すべきか」を分かりやすく整理しておきましょう。
シート以外の“環境要因”で失敗しているケース
犬は生活環境に左右されます。
トイレシートの効果を上回るほど環境が不安定な場合、いくら誘引剤入りでも成功率は上がりません。
たとえば、トイレの位置が頻繁に変わっていたり、通行量の多い場所・玄関近くなど落ち着きにくい場所に置かれていると、犬は安心して排泄ができません。
しつけシートの香りよりも、周囲の“不安”が勝ってしまうためです。
環境を整えることで、同じシートでも成功率は大きく変わります。
シートの大きさ・形状が犬に合っていない
小型犬であっても排泄位置が定まらない子は多く、狭いシートだとはみ出しやすくなります。
「シートの効果が弱い」のではなく、犬の排泄スタイルとサイズが合っていない場合も少なくありません。
特に子犬は排泄しながら移動してしまうことがあり、ワイドサイズ以上を使うだけで成功率が急上昇する例もよくあります。
効果が出ないと感じたら、まずはサイズ調整を検討すると良いでしょう。
犬の性格や月齢によって反応が変わる
誘引剤入りのトイレしつけシートでも、「匂いの反応が弱いタイプ」の犬は存在します。
特に以下のタイプはシートへの反応が薄い傾向があります。
・好奇心が極端に強い
・怖がりで新しい匂いを避ける
・神経質で落ち着きづらい
・子犬期で集中力がまだ育っていない
この場合、シートの効果を過信せず、“トイレまで誘導する習慣づくり”を並行して行うことが大切です。
成功した瞬間を逃さず褒めることで、シートの効果がより活きてきます。
多頭飼いの場合は匂いが混ざって効果が弱まる
誘引剤の匂いよりも、他の犬のおしっこの匂いが強くなると、場所の判断が狂うことがあります。
特に多頭飼いでは消臭力の強いシート+掃除の徹底が重要です。
また、誰の匂いかで安心・不安を感じる犬もいるため、トイレの数を増やすことで改善するケースが非常に多いです。
犬のトイレしつけシートの効果【まとめ】
トイレしつけシートは、上手く使えばトイレ習得のスピードを明確に上げる便利なアイテムです。
しかし効果は犬の性格や環境にも左右されるため、「シートだけで解決しよう」としないことが大切です。
今回紹介した原因と改善策を取り入れながら、愛犬が安心して排泄できる環境づくりを進めてみてください。