ミックス犬はどっちに似る?父犬・母犬の特徴が出る仕組みと選び方のコツ

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ミックス犬は予想できない魅力がつまった存在です。

「どっちに似るの?」「大きさはどうなる?」と不安に思う飼い主さんも多いですが、遺伝の仕組みを知ると、ミックス犬の成長がもっと楽しみになります。

この記事では似方の仕組みや選び方のポイントをわかりやすく解説します。

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目次

ミックス犬は父犬と母犬どっちに似るの?

外見は母犬に似るケースが多いように感じますが、必ずそうなるわけではありません。

私の犬も父がチワワ、母がシーズー×ミニピンのミックスですが、完全にシーズー寄りです。

一方で、知り合いのトイプードルは母犬と全く違う体型・毛色で、父犬そっくりに育っています。

このように「母犬に似やすい」と言われることはあっても、実際は父犬・母犬どちらの特徴が出るかは予測できません。

兄弟でも見た目も性格もまったく違うことがあり、父犬似の外見に母犬の性格、母犬似の外見に父犬の体質…というように、組み合わせは無数です。

純血種でも個体差がありますが、ミックス犬は遺伝の組み合わせがさらに複雑なため、似方を断言することはできません。

子犬を見て母犬・父犬どっちに似るかわかるの?

子犬の段階でも「どっちに似るか」を見極めるのはほとんど不可能です。

生後2ヶ月の子犬は丸くて特徴が出にくく、ダックス寄りに見えても成長とともにプードル寄りになるなど、姿が大きく変わることもよくあります。

実際、私の犬も子犬の頃は真っ黒でしたが、成長するにつれてベージュに変わり、今は耳と背中に少し色が残るだけです。毛色は特に変化しやすく、異なる毛色の犬同士のミックスではなおさら予測が難しくなります。

同じ組み合わせを長く繁殖しているブリーダーなら傾向をある程度読み取れることもありますが、それでも完全には当たりません。

最終的には“自然の組み合わせ”に委ねられる部分が大きいのです。

ミックス犬がどっちに似るかを左右する遺伝の仕組み

優性遺伝と劣性遺伝が見た目を左右する

犬の外見を決める遺伝子には「優性」と「劣性」があり、より強く働く優性遺伝が表に出やすいと言われています。

例えば、巻き毛(プードル)や立ち耳(チワワなど)の特徴は優性として働きやすく、ミックス犬ではこれらが強く表れる場合があります。

ただし、毛色や骨格などは複数の遺伝子が関係するため、単純に「優性だから絶対に似る」というわけでもありません。

兄弟でも似るポイントが大きく違う理由

ミックス犬は、父犬・母犬それぞれから受け取る多数の遺伝子の組み合わせが兄弟ごとに異なります。

そのため、同じ両親から生まれても「父犬そっくり」「母犬そっくり」「全然違うけど可愛いミックス感たっぷり」など、まったく別の見た目に育つケースが普通にあります。

兄弟犬全員が同じように育つ純血種よりも、変化の幅が一段と広いのがミックス犬の大きな魅力です。

性格は外見以上に複雑に混ざる

外見は比較的予測しやすい部分もありますが、性格はより複雑になります。

活発な犬種×落ち着きのある犬種であっても「どちらの気質が強く出るか」は予想が難しく、成長過程や育て方によっても変わります。

ただ、ミックス犬の場合は両親犬それぞれの“いいとこ取り”になることも多く、飼い主さんから「育てやすい性格にまとまった」という話もよく聞きます。

毛色の変化は特に予測しづらい

毛色は複数遺伝子が関わるため「子犬時代と大きく変わる」ことが珍しくありません。

真っ黒だった子が成犬でベージュになる、茶色の差し色が大きく増える、顔だけ色が残るなど、変化の仕方もさまざまです。

ミックス犬を迎える場合は、この “変化を楽しむ” 気持ちでいると、成長がより愛おしく感じられます。

似方の傾向はあっても「法則」にはならない

一般的に「母犬の影響を受けやすい」と言われることがありますが、これはあくまで“傾向があるかもしれない”レベルで、科学的に確定している話ではありません。

どちらに似るかを決めている明確な比率やルールも存在しません。

ミックス犬は良い意味で“予測不可能”だからこそ魅力的で、成長とともに唯一無二の姿に変化する楽しさがあります。


ミックス犬の選び方のコツ

「予測がつかないのは理解できたけれど、やっぱりできることならかわいい子が欲しいなぁ」

そうですよね。

自分の好みに合ったミックス犬が欲しいですよね。

そんな時は、こんな探し方はいかがでしょうか。

大きさが同じ犬種同士のミックス犬にする

まずは大きさを考えてみましょう。

体重が5kgくらいまでの小型犬同士のミックス犬なら、成犬になっても大きさの予測がつきやすくなります

例えばこれが、ポメ柴(ポメラニアン×柴犬)だったとすると、柴犬の大きさによっては7〜8kgくらいまで成長することも考えられます。

理想の体重がある場合には、その体重と同じくらいの両親から生まれた子を選ぶのがおすすめです。


同じような犬種同士のミックス犬にする

マルシーズー(マルチーズ×シーズー)のように、どちらも薄めの毛色でしなやかな毛並の犬同士のミックス犬であれば、父犬、母犬のどっちに似てもお気に入りの姿に成長してくれる可能性があります。

もしこの2種類が混ざった時、気になる点があると言えば噛み合わせかもしれませんね。

シーズーは下顎が出る子がほとんどなので、そこがどのように受け継がれるかということがあります。

でも、うちのワンコも下顎が出ていますが、鼻と口周りをフンワリさせると全然目立たないし、スマイルみたいな笑顔に見えるので評判はとても良いです!

こんな風に、ちょっとなぁと思ったところがあっても、意外に長所になってくれたりしますよ。


とにかく気に入った子を選ぶ!

不思議なのですが、飼い主さん達に話を聞くと「この子がいいってピンときたの」という方が多いのです。

初めは、こんな子がいいなぁ、あんな子にしようって考えているのですが、いざお店に行って眺めていたら、なぜか自分と目が合った、なぜか自分に猛アピールしてきたなんて出会いがあって、結局初めに考えていたのと全然違う子になった、と言うのです。

この「なぜか」が、縁なのでしょうね。

そして理想的なミックス犬とかそんなこと関係なく迎えてしまったものだから、期待も何もない。

期待がないから裏切りもないわけで、いつの間にかその子が誰よりも愛おしい愛犬に格上げされてしまうのです。

私もこのタイプです。

私はネットの画像だけで決めたのですが、今見直しても「何でこの子にこんなに惹かれたんだろう」と不思議になります。

初めてうちのワンコを実際に見た時も、正直なところかわいいとは思えませんでした。

それなのに今では「なんてかわいい顔の子なんだろう」と思っています(笑)

心が揺さぶられた子、それが私の最もおすすめしたいミックス犬の選び方です。

まとめ

ミックス犬は父犬・母犬どちらに似るかを完全に予測することはできません。

だからこそ、成長の変化を楽しめるのが最大の魅力です。

気に入った子に出会えたなら、その直感を大切にしてください。

唯一無二の姿に育ち、あなたにとってかけがえのない存在になってくれます。

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