シェパードは飼いにくい?初心者でも飼えるタイプと注意点を徹底解説

スポンサーリンク

シェパードは「賢いけれど扱いが難しい」と言われることが多い犬種です。

しかし、実際には性格やタイプを理解して育てれば、これほど頼もしいパートナーはいません。

この記事では、初心者でも飼いやすいシェパードの特徴と、飼う前に知っておくべきポイントをわかりやすく解説します。

スポンサーリンク


目次

シェパードは飼いにくい?種類別に解説

ジャーマン・シェパードは飼いにくい?

原産地はドイツ。

警察犬、警備犬(自衛隊所属の場合はこう呼びます)、災害救助犬と、主に使役犬としてのお仕事が多いのですが、シュッツフントと呼ばれる防衛犬としての特徴は持ち合わせていること、と言う犬種としての決まりがあります。

性格は比較的安定していてバランスが取れているので、小さな子供や他の犬種とも仲良くなれます。

飼い主には忠実ですが、ワンオーナードッグ(飼い主はこの人だけ)になりやすいという特徴があります。

そのため、育てる時には社会化期(4ヶ月まで)に、いかに社会化を身に付けさせるかが重要になります。

オーストラリアン・シェパードは飼いにくい?

原産地はアメリカ。

外見がコリーやシェットランド・シープドッグ(シェルティ)に少し似ています。

オーストラリアンと言う名前が付いていますが、元々はオーストラリアからアメリカにやって来た牧羊犬の組合が名付けたと言う経緯があるようです。

性格は、愛情深くて忍耐強く、攻撃性はほぼ皆無です。

穏やかな性格な子が多いので、どんな家庭でもうまくやっていけるでしょう。

ただし、牧羊犬としてのDNAは持ち合わせているので、運動不足にさせる事=ストレスに繋がります。

ベルジアン・シェパードは飼いにくい?

原産地はベルギー。

タービュレン、グローネンダール、マリノア、ラケノアの4犬種に分かれています。

ここではタービュレンとグローネンダールについて解説します。

毛色については、他の3犬種が茶系であることに対して、グローネンダールだけは真っ黒。
漆黒の黒と呼ばれます。

胸にわずかに白毛が見られます。

性格は、割と神経質な子が多く繊細です。

飼い主を守ると言う防衛本能に長けているので、ワンオーナードッグが好き!と言う人には向いている犬種です。

ただ、この犬種もそれが仇になる事もあるため、やはり社会化は必須になるかもしれません。

シェパード全般に言える事ですが、特にこの犬種はずば抜けた運動能力を持ち合わせているので、それなりの運動量は必要です。

スイス・ホワイト・シェパードは飼いにくい?

原産地はスイス。

被毛の色は白のみ。

真っ白な大型犬は見た目にも優雅です。

最近、人気犬種になって来ていますね。

性格は基本的にジャーマン・シェパードとほぼ同じですが、訓練を求める人には少し物足りないかもしれません。

訓練が入りやすいか、と言うと必ずしもそう言う訳ではないので、ご自分の生活環境に合う子を選ぶ事が特に重要になります。

ショードッグとして展覧会に出してみたい!と言う人には向いています。

やはり例に漏れずシェパードと言う犬種の特性を考えると、社会化は必須かもしれません。

ジャーマン・シェパードよりも少し大き目な子が多いようです。

結論、シェパードは飼いやすいの?

筆者が飼っていたのは、ベルジアン・シェパード(グローネンダールのオス)とジャーマン・シェパード(メス)です。

グローネンダールにはアメリカンタイプとヨーロッパタイプがあり、私の子は気性の強いアメリカンタイプ。

初心者には、より穏やかなヨーロッパタイプの方が向いているでしょう。

正直「飼いやすい」とは言えませんでしたが、トレーニングを通して成長していく姿を見るのは大きな喜びでした。

教えたことを素早く覚える一方で、悪知恵も働く——それもシェパードの賢さゆえです。

ジャーマン・シェパードの方は訓練チャンピオンの血を引いていましたが、あえてラブラドールのようなフレンドリーな性格に育てました。

経験上、どのシェパードも訓練(コマンド強化)は入りやすいが、生活マナーとしての躾は難しい傾向があります。

結局のところ、飼いやすさは飼い主の性格や生活スタイルとの相性次第。

お互いのマッチングが合えば、シェパードほど頼もしく信頼できるパートナーはいません。

シェパードを飼う前に知っておきたい現実と向き合い方

しつけと訓練の違いを理解しておこう

シェパードを飼ううえでまず大切なのは、「しつけ」と「訓練」を混同しないことです。

訓練(トレーニング)は「指示を覚えさせること」、しつけは「日常生活に適応させること」。

シェパードは訓練性能が非常に高い犬種ですが、しつけに関しては少し頑固な一面を見せます。

つまり、言葉の意味を理解して動くほど頭が良い反面、納得できない指示には従わないということ。

飼い主が一貫した態度で接し、褒め方・叱り方にブレを作らないことが信頼関係の鍵になります。

シェパードに必要な「運動」と「メンタルケア」

多くの飼い主が苦労するのが、シェパードの運動量です。

1日2回、各1時間以上の散歩を理想とし、できればドッグランなどで思い切り走らせてあげましょう。

運動が足りないと、神経質になったり無駄吠えが増えたりと、ストレス行動につながることがあります。

また、頭を使う遊び(知育トイ、服従訓練、ボール探しなど)もストレス解消に有効です。

体だけでなく心を満たすことが、飼いやすさを左右します。

初心者でも飼える? 向いている人・向かない人

「シェパード=飼いにくい」と言われがちですが、それは正確ではありません。

次のような人なら、初めてでも問題なくシェパードと良い関係を築けます。

  • 犬にしっかり時間をかけられる人
  • ルールや習慣を守り、冷静に対応できる人
  • 毎日の運動を苦にしない人

反対に、「甘やかしてしまう」「叱ることに罪悪感を持つ」「忙しくて世話が不定期」なタイプはやや不向き。

シェパードは上下関係をハッキリ理解してこそ安心する犬種です。

主従関係が築ければ、どんな犬よりも忠実で頼もしいパートナーになります。

シェパードの飼いやすさ【まとめ】

シェパードを飼いこなすコツは、性格や能力を「正しく理解すること」です。

難しいと感じる部分も、信頼関係さえ築ければ驚くほどスムーズになります。

あなたのライフスタイルに合ったシェパードを選び、末永く寄り添える相棒に育てていきましょう。

スポンサーリンク

スポンサーリンク

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次