犬のトイレを隠したいけれど、部屋の雰囲気に合う既製品が見つからない。
そんな悩みは、DIYで簡単に解決できます。
材料費を抑えながら見た目もおしゃれに整えられるので、はみ出し対策や掃除のしやすさも同時に改善できます。
この記事では、目隠しDIYの注意点と、おしゃれに仕上げる実例アイディアをわかりやすく解説します。
犬のトイレに目隠しが必要なのはなぜ？
犬のトイレを目隠しする理由は、大きく分けて「飼い主側の理由」と「犬側の理由」があります。
まず多いのは、室内の生活感を隠したいという飼い主側の目的です。
犬用トイレはどうしても生活感が出やすく、来客時に見せたくない、部屋の雰囲気を崩したくないと感じる方は少なくありません。
また、囲いがあることでオシッコの飛び散りが見えにくくなり、掃除のストレスも軽減できます。
一方で、犬にとっても目隠しが落ち着きにつながる場合があります。
特に繊細な性格の犬は、人の動きや視線が気になって排泄をためらうことがありますが、半個室のような囲いがあると安心して用を足しやすくなることがあります。
ただし、開放的な方が落ち着く子もいるため、犬の性格によって向き不向きはあります。
このように、犬トイレの目隠しは「インテリア性」と「犬の安心感」という両面から考えられるアイテムです。
犬のトイレの目隠しはDIYがおすすめ
市販のトイレ目隠しもいくつか販売されていますが、実際には種類が少なく、サイズやデザインが「ちょうど良い」と感じられるものは多くありません。
価格自体は手頃なものが多いものの、部屋のスペースに合わなかったり、インテリアに馴染みにくいデザインだったりと、満足できないケースが多いようです。
そのため、犬のトイレ目隠しは 「部屋にぴったり合うものがない」「もっとおしゃれに仕上げたい」という理由からDIYの需要が高まっています。
既製品では調整しづらい高さ・幅・入り口の形なども、DIYなら愛犬の排泄スタイルや部屋のレイアウトに合わせて自由に作れるのが大きなメリットです。
さらに、プラダンやワイヤーネット、すのこなど、手頃な素材で必要十分な囲いが作れるため、費用を抑えながら使いやすさとデザイン性を両立できる点も人気の理由です。
既製品にしっくりこなかった方ほど、DIYの方が満足度の高い仕上がりになるでしょう。
DIYの注意点
設置場所とサイズ
犬のトイレ目隠しを作る前に大切なのは、設置場所とサイズの確認です。
囲いを付けると高さや奥行きが必要になるため、これまでの平置きトイレよりもスペースが大きく感じます。
動きやすく、掃除しやすく、安全に置ける場所を選びましょう。
サイズを決める際は、犬が排泄前にくるくる回る習性を考慮し、窮屈にならない余裕のある内寸が必須です。
小型犬の場合は、レギュラーシートより一回り大きく作ると安心です。
目隠しを先に作ってしまい、後からトイレが入らなかった…という失敗を避けるためにも、事前計測は正確に行いましょう。
材料
材料は、プラダンやワイヤーネットなど軽くて扱いやすいものが人気です。
いずれの場合も、接続部分が外れないよう安全性を確保してください。
また、毎日使用する場所なので、掃除しやすい素材を選ぶことも重要です。
囲いができると飛び散りは防げますが、内部の拭き掃除は継続的に必要になります。
犬のトイレ目隠しのDIYに必要な構成
犬のトイレ目隠しをDIYする時は、材料選びよりもまず「どんな構造が必要か」を押さえておくことが大切です。
必要な要素を決めておけば、後からどんな素材を使っても作りやすくなります。
① 内寸（横幅・奥行き）
トイレシートのサイズに、周囲5〜10cmの余白を足した広さが基本です。犬は排泄前にくるっと回る習性があるため、窮屈だとはみ出しやすくなります。
② 壁の高さ
小型犬の場合は20〜30cmほどが目安。足上げする犬は35〜50cmほど必要な場合があります。高すぎると圧迫感が出るためバランスが大切です。
③ 出入口の形と高さ
出入りしやすいように、入口部分だけ低くしたり開口部を広めにしたりすると使いやすくなります。掃除のために手を入れやすい幅も確保しましょう。
④ 上部を開放するかどうか
基本は上を開けておく方が掃除がしやすく、圧迫感も少なくなります。必要に応じて一部だけ覆う方法もあります。
⑤ 自立・固定の方法
ワイヤーネットなら結束バンド、プラダンや板材ならL字金具や両面テープなどでしっかり固定します。倒れやすい構造は避けましょう。
犬のトイレ目隠しをのDIYアイディア3選
犬のトイレを隠すだけでなく、インテリアとして自然に馴染ませたい人は多いですよね。
実はちょっとした工夫で、既存の家具や部屋の雰囲気に溶け込む「おしゃれなトイレ目隠し」が簡単に作れます。
ここでは、材料費を抑えながらも見た目が整うアイディアを3つ紹介します。
① ラタン調パーテーションで“家具風”に仕上げる
軽いラタン調のパーテーションは100均やホームセンターでも手に入り、部屋のインテリアに合わせやすいアイテムです。
折りたたみ式なら掃除の時に動かしやすく、隙間があるため通気性も十分。
フレームに向きを合わせて、トイレの前面・側面を囲むだけで“家具の一部”のように見えるのがメリットです。
北欧系・ナチュラルインテリアとも相性が良いですよ。
② 木製すのこ×塗装で“カフェ風・韓国インテリア風”に
木製すのこをつなげて囲いを作る方法はDIY初心者でも簡単です。
白やグレーに塗装するだけで、韓国インテリア風の柔らかい印象にチェンジ。
逆にウォルナット系の色を選べばカフェ風・北欧モダンな雰囲気が生まれます。
すのこは通気性が良く、軽くて移動も楽、さらに掃除の時に取り外しやすいのも利点です。
➂透明アクリル板で“圧迫感なし・掃除しやすい”デザインに
透明なアクリル板で囲うと、圧迫感がなく部屋が広く見えるのが大きなメリットです。
汚れが付いてもサッと拭き取れるので衛生管理がしやすく、長期的に使いたい人に最適。
入り口部分だけ半透明シートを貼れば「落ち着ける空間」を演出しつつ、おしゃれ感を損ないません。
固定はL字スタンドや両面テープで十分対応できます。
犬のトイレの目隠しについて【まとめ】
犬のトイレ目隠しは、材料選びとサイズ調整さえ押さえれば誰でも簡単にDIYできます。
部屋の雰囲気に合わせることで、生活感を抑えた快適な空間に仕上がりますよ。
はみ出し対策や掃除の手間が気になる方は、ぜひ今回のアイディアを参考にしてみてください。内部リンクから他の犬グッズDIY記事もあわせてどうぞ。
