犬のオシッコ消臭スプレーを手作りで!クエン酸で安全にニオイを消す方法を解説

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犬のオシッコ臭がなかなか取れない…。

そんな時に役立つのが、クエン酸で作る手作りの消臭スプレーです。

自然成分で安心して使えるうえ、オシッコ臭の原因であるアンモニアをしっかり中和してくれるため、市販のスプレーに頼らず自宅ですぐ対策できます。

一方で、掃除用品として定番の重曹を使う人もいますが、オシッコ臭には向かないためこの記事では推奨していません。

この記事では、犬のオシッコ消臭に最も適したクエン酸スプレーの作り方、安全な使い方、トイレ周りのにおい残りを防ぐコツまでまとめて解説します。

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目次

犬のオシッコ臭には「クエン酸」が最も効果的な理由

犬のオシッコ特有のツンとしたにおいは、放置すると部屋中に広がり、トイレ周辺だけでなく床や壁にも残りやすくなります。

このにおいの正体は アンモニア(アルカリ性) で、ただ拭き取っただけでは完全には消えません。

ここで強い効果を発揮するのが 酸性のクエン酸 です。

クエン酸はアルカリ性の汚れと反応し、中和することでにおいを根本から落とすことができます。

においだけをごまかすのではなく、「原因そのものを消す」ことができるため、オシッコ臭対策として最適です。

一方、掃除の定番として知られる 重曹(弱アルカリ性) は、オシッコ臭そのものに対して中和作用を持っていません。

軽い消臭や皮脂汚れには使えるものの、アンモニアを分解する力は弱いため、この記事ではオシッコ臭対策として推奨していません。

オシッコ臭をしっかり断ち切りたいなら、においの原因に直接働く クエン酸が最も適した選択肢 となります。


クエン酸で作る犬のおしっこ用消臭スプレーの作り方

犬のオシッコ臭をしっかり消したい時は、アンモニアを中和できるクエン酸スプレーが一番効果的です。

材料が少なく、作り方も簡単なので、粗相のときでもすぐ対応できます。

用意するもの

  • クエン酸(粉末)
  • 水(または40℃程度のぬるま湯)
  • プラスチック製スプレーボトル
    ※金属製は腐食の恐れがあるため避ける

作り方

クエン酸スプレーの基本は、水100mlに対してクエン酸小さじ1杯を混ぜるだけです。

常温の水で十分ですが、溶けやすさを優先するならぬるま湯を使うと扱いやすくなります。

透明のスプレー液ができあがったら、トイレ周りや床、壁のにおい残りにそのまま使えます。

スプレーボトルはプラスチック製が安全です。

注意点

クエン酸は弱い酸性のため、金属製ボトルは錆びの原因になります。また、手作りスプレーは保存料が入らないので、冷暗所で保管しながら1〜2週間を目安に使い切ると安心です。

においが強く残りやすいトイレトレーやケージの角などは、クエン酸を少量の水で練って使う「ペースト状」にすると密着しやすく、落ちにくいにおい対策にも役立ちます。

同じ掃除アイテムとして知られる重曹は、弱アルカリ性のためアンモニア臭には向きません。用途が違うため、オシッコ臭の対策としてはクエン酸だけを使うのが最適です。


クエン酸スプレーの正しい使い方

クエン酸スプレーは、ただ吹きかければよいわけではなく、においの残り方に合わせて使い方を少し変えると効果がぐっと高まります。

ここでは日常の掃除から粗相のときまで、無理なく取り入れられる使い方をまとめました。


粗相したあとの基本的な流れ

オシッコしてしまった直後は、最初の処理だけでにおいの残り方が変わります。

  1. まずペーパーで水分をしっかり吸い取る
  2. そのあと広めにクエン酸スプレーをかける
  3. 数十秒ほど置いてから拭き取る

中和する時間が少し必要なので、馴染ませる“ひと呼吸”がポイントです。


普段のトイレ周りの消臭

トイレシートの交換時に軽く使うと、においの蓄積をかなり抑えられます。

  • 床の角や壁との境目
  • ケージの隅

こういう“においが溜まりやすい部分”だけでもサッと拭いておくと、部屋全体が臭いにくくなります。

木製の床は広範囲に濡らさないよう、布にスプレーして拭く方法が安全です。


においが残りやすい場所にはペーストが便利

トイレトレーの溝やケージの角のように、どうしてもスプレーが流れ落ちてしまう部分は、クエン酸を水で練ったペーストを使うと密着して落としやすくなります。

数分置いてから拭き取るだけで、スプレーより効果が出やすい場所もあります。


犬の近くで直接スプレーしない

安全性は高いとはいえ、霧状のスプレーを吸い込むのは犬にとって負担になることがあります。

布にかけてから拭くか、掃除の間だけ別の部屋に移動させると安心です。


素材によっては使えない場所もある

基本的にはどこでも使えますが、下記の素材は避けましょう。

  • 大理石などの石材
  • 金属部分(サビの原因になる)

心配な場所は目立たないところで軽く試せば安心して使えます。


オシッコ臭を根本から防ぐための生活習慣

クエン酸スプレーで消臭できても、毎日オシッコ臭が気になるようでは負担が大きいですよね。

においを「消す」だけでなく、「発生しにくい環境」を作ることで、日々の掃除がぐっと楽になります。

ここでは、無理なく続けられる習慣だけに絞って紹介します。


トイレシートは早めに交換する

オシッコのにおいはシートが吸った瞬間から少しずつ広がります。

特に気温や湿度が高い時期はにおいが強くなるため、早めの交換が一番の対策になります。

  • 長時間の使い回しを避ける
  • 1回ごとに交換が理想(難しければ回数を増やすだけでも効果大)

交換頻度を上げるだけで、空気に残るにおいが明らかに減ります。


トイレの配置を見直す

実はにおいの強さは「場所」でも変わります。

  • 風通しが悪い場所
  • 壁に囲まれた狭いスペース
  • 直射日光で温まりやすい位置

こうした環境はにおいがこもりやすいため、トイレの場所を少し変えるだけで改善することがあります。

とくに夏場は換気しやすい場所がおすすめです。


ケージ・クレートの掃除を定期的に

犬が長時間過ごすケージ周りは、拭いているつもりでも「角」や「金属部分の付け根」ににおいが残りがちです。

  • 週1回だけ“全体拭き”をする
  • クエン酸スプレーで軽く拭く習慣をつける

これだけでもにおいの蓄積を大きく防げます。


粗相の原因を把握する

頻繁に粗相がある場合、
・トイレの位置が気に入らない
・シートの種類が合っていない
・マーキング癖
などの理由が隠れていることがあります。

原因を見つけて改善できれば、におい自体が発生しにくくなるので、掃除の手間も減ります。


食後・起床後のタイミングを整える

犬は排泄のタイミングがある程度決まっているため、生活リズムを整えると「出るべき時に出る」習慣がつき、粗相が少なくなります。

毎日のルーティンにトイレ誘導を組み込むと、におい対策にもつながります。

まとめ

犬のオシッコ臭は、ただ拭くだけでは残りやすいにおいですが、アンモニアを中和できるクエン酸スプレーを使えば、日常の掃除でもすっきりと消すことができます。

重曹では効果が出にくい理由を理解しておくと、におい対策がより正確に行なえます。

トイレ周りの拭き掃除や粗相の処理に取り入れながら、においがこもりにくい環境づくりも合わせて行うことで、毎日をより快適に過ごせます。

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