
左:ブリティッシュショートヘア 右:ロシアンブルー
「ブリティッシュショートヘアとロシアンブルーはどう違うの?」
と疑問に思ったことはありませんか。
どちらもブルーの毛色を持ち見た目が似ていますが、毛並みや瞳、体格や性格には大きな違いがあります。
この記事では見分け方のポイントと、飼いやすさの違いをわかりやすく紹介します。
ブリティッシュショートヘアの特徴

ブリティッシュショートヘアは、イギリス原産の歴史ある猫種で、丸みを帯びた顔とがっしりとした体格が魅力です。
毛
柔らかく密度の高いダブルコートを持ち、ブルーの毛色が最も有名ですが、クリームやブラック、ホワイトなど多彩な毛色が存在します。
体型
体は筋肉質で骨太、胸も広く鳩胸ぎみで安定感があります。
そのため見た目にどっしりとした存在感があり、「ぬいぐるみのような猫」と表現されることも少なくありません。
瞳
瞳はゴールド、カッパー、オレンジ系が多く、毛色によってはブルーやグリーン系も見られます。全体としては落ち着いた印象を与える猫種です。
性格
性格は穏やかで落ち着きがあり、頭が良くて自立心が強いのが特徴です。
べったり甘えるタイプではなく、マイペースに過ごす傾向があるため、一人暮らしや留守がちな家庭でも比較的飼いやすい猫といえます。
無駄鳴きが少なく静かな環境を好むため、集合住宅でも飼いやすいでしょう。
ロシアンブルーの特徴

ロシアンブルーはロシア原産とされる猫種で、シルバーがかったブルーの被毛とエメラルドグリーンの瞳が特徴です。
毛
短毛でありながら毛の質感は柔らかく、光を受けると銀色に輝くため「プラチナコート」とも呼ばれます。
体型
体型はすらりと細身で、足やしっぽが長く、全体的にスタイリッシュな印象です。
顔
耳も大きく、顔立ちは小顔に見えるため、ブリティッシュショートヘアの丸顔とは大きな違いがあります。
性格
性格は穏やかで控えめ、人見知りをしやすい一方で飼い主にはとても忠実です。
深い信頼関係を築いた相手には強くなつき、家族に寄り添う姿勢を見せます。
逆に知らない人に対しては警戒心を示すことが多いです。
また、遊ぶことや運動を好み、ジャンプ力にも優れているためキャットタワーなどの高い場所で過ごすのを好みます。
鳴き声は小さく、飼い主に対してだけ甘えた声を出すこともあるため、「ボイスレスキャット」と呼ばれることもあります。
ブリティッシュショートヘアとロシアンブルーの違いと見分け方
ブリティッシュショートヘアとロシアンブルーは、ともにブルーの被毛を代表とする猫ですが、実際には外見や性格に大きな違いがあります。
見分け方のポイントを押さえれば、並べなくても判断しやすくなります。
毛色の違い

ブリティッシュショートヘアは、やや濃いめのブルーグレーで、ふんわりと厚みのあるダブルコートを持ちます。
毛の密度が高く、触れると柔らかく弾力のある手触りです。
一方ロシアンブルーは、シルバーがかったブルーが特徴で、光に当たると銀色に輝く「プラチナコート」と呼ばれる毛並みをしています。
シングルコートなので毛量は少なめで、滑らかでしっとりした触り心地です。
瞳の違い
ブリティッシュショートヘアの瞳はカッパーやゴールド系が中心で、暖かみのある色合いをしています。
毛色によってはブルーやグリーンの瞳を持つ個体もいますが、基本的には褐色系が主流です。
ロシアンブルーは鮮やかなエメラルドグリーンの瞳をしており、ブルーの毛色とのコントラストが際立ちます。
瞳の色だけで判別できるほど大きな違いです。

体型の違い

ブリティッシュショートヘアは丸顔でがっしりとした骨格を持ち、胸も厚く、全体的にむっちりとした印象です。
対してロシアンブルーはスリムで手足が長く、顔も小さめで耳が大きいため、スタイリッシュで上品な雰囲気を漂わせます。
性格の違い

ブリティッシュショートヘアは賢く自立心が強い猫で、落ち着きがあり留守番も得意です。
甘えすぎず、マイペースに過ごす傾向があるため、一緒に静かに暮らしたい人に向いています。
ロシアンブルーは穏やかで飼い主に従順な反面、人見知りが強い性格です。
信頼関係を築いた家族には深くなつきますが、来客には距離を置くことも多いでしょう。
ブリティッシュショートヘアとロシアンブルーの違いは?【まとめ】
ブリティッシュショートヘアとロシアンブルーは、一見似ていますが性格や毛質、体型に明確な違いがあります。
ライフスタイルに合う猫を選ぶためにも、特徴を理解しておくことが大切です。
他のブルーキャット(コラットやシャトルリュー)との違いも知っておくと、猫好き同士での会話がさらに楽しくなりますよ。