
スコティッシュフォールドは甘えん坊ながらも留守番が得意な猫種です。
一人暮らしや旅行で家を空ける飼い主でも工夫次第で安心して飼うことができます。
この記事では、外出や旅行時の注意点と具体的な対策をまとめました。
スコティッシュフォールドは一人暮らしの人向き?

見た目の愛くるしいスコティッシュフォールドは、性格もとってもかわいいです。
他の猫よりも優しい性格で温和、そして甘えん坊です。

そのため、日中の留守番程度ならマイペースに過ごすことができます。
一人暮らしの飼い主が仕事で昼間いない間には、気ままにお昼寝をしたり、一人遊びをしたりして過ごしています。
スコティッシュフォールドが一人暮らしにオススメの理由はもう一つあります。
スコティッシュフォールドは比較的運動量の少ない猫なので、一人暮らしの賃貸マンションなどでもストレスなく暮らすことができます。
高低差の多い家や広すぎるお家では、遺伝性の骨軟骨異形成症を発症したり重症化させたりすることもあるので、マンションなどの限られた広さの住まいがぴったりだといえます。
スコティッシュフォールドは鳴き声も小さく少ないので、集合住宅でも迷惑となることはありません。
飼い主が外出するときの注意点は?
外出で寂しい気持ちにさせた分の愛情を補うこと

一人暮らしだと、日中は仕事や外出などで飼い主がいない時間が多くなってしまいます。
スコティッシュフォールドは性格上、留守番を得意としていますが、とても甘えん坊なので愛情不足はストレスになってしまいます。
仕事から帰ってきて家のドアを開けたとき、飼い猫がちょこんとお出迎えしているときほど癒されることはありません!
しっかりと遊んだりなでたりしてコミュニケーションをとるようにしましょう。
私も就寝前の10分ほどは猫タイムにしており、存分に遊んでいます!
猫と一生懸命遊ぶと、案外仕事の疲れも吹っ飛びますよ!
スコティッシュフォールドは頭が良いので、外出した後にしっかりとコミュニケーションをとると「留守番したあとに遊んでもらえる!」と覚えてくれるようです。
環境調整すること

外出時の注意点として、一人っきりの猫が危険な目に合わないよう環境調整をすることが挙げられます。
まず、スコティッシュフォールドは暑さに弱い猫なので特に夏場の温度管理に気をつけましょう。
夏は28℃ぐらい、冬は18~22℃ぐらいに保てるように調節してください。
暑さ対策として、ペット用品コーナーなどに冷感マットなども売っています。
このようなグッズも必要に応じて準備します。
熱中症対策として、飲み水もしっかり確保しておきます。
一人で遊んでいる最中に水の容器をひっくり返してもいいように、いくつか水飲み場を用意するといいです。
環境調整でもう一つ必要なことは、コードやライターなどの危険物を手の届かないところへ片づけることです。
コードのような紐状のものは猫が加えて遊んでしまう危険がありますし、ライターなどでも誤操作で危険な目にあってしまう可能性があります。
環境調整ではないですが、ヒヤッとした私の体験談を一つ。
猫の首輪がきつそうだと思ったので緩めてあげてから外出したことがあります。
帰ってきたら、その緩い首輪に猫の下顎がひっかかり「さるぐつわ」のようになって苦しんでいたことがありました。
外出中には本当に何が起こるかわからないと痛感した出来事でした。
旅行に行くときの注意点は?

スコティッシュフォールドは1~2泊のお留守番なら可能です。
ただし、短時間の1泊から順番に慣らすようにしてください。
旅行に行くときの注意点として、食料と水の確保が必要です。
エサはたっぷりと用意し、水も数か所に分けて多めに準備しましょう。
自動給餌器や自動給水器を使用するとエサの食べ過ぎの防止や新鮮な水の確保ができるためオススメです。
旅行などの外泊は2泊までにしましょう。

もし、それ以上の長期外泊の場合は、家族や友人、ペットホテルなどに預けるほうが良いです。
猫は新しい環境を嫌うので、友人や家族、ペットシッターなどに家に来てもらってお世話してもらうのもよいと思います。
私も以前旅行の際に家族に世話を頼んだら、相当寂しい思いをしたのか、普段はなつかない母親にゴロゴロと甘え続けたと聞きました。
かわいそうに思った母親はそのままうちの猫を実家に連れ帰って面倒をみてくれていました。
長時間の留守番で役立つサポートサービスと工夫
ペットシッターを利用するメリット

スコティッシュフォールドは比較的お留守番が得意な猫ですが、3泊以上の外泊や急な予定ではペットシッターの利用が安心です。
シッターは自宅に来てトイレ掃除や給餌、水の補充を行ってくれるため、猫が慣れた環境で過ごせる点が大きなメリットです。
また、体調変化を早期に発見してくれるため、長時間の留守番による不安を大幅に減らせます。
ペットホテルを選ぶ際の注意点

留守中にペットホテルへ預ける方法もありますが、スコティッシュフォールドは環境の変化に敏感です。利用する場合は、個室が用意されているか、冷暖房や換気などの設備が整っているかを確認しましょう。事前に短時間のお試し預けをすることで、猫の不安を軽減できます。
飼い主ができる防犯・防災対策

長期間の外出では、家の防犯・防災対策も欠かせません。
停電でエアコンが止まった場合に備え、保冷剤や保冷マットを複数配置しておくと安心です。
また、地震や災害時に備えて、フードや水、トイレ砂を数日分ストックしておくことも重要です。
緊急時に猫を預けられる家族や友人の連絡先をあらかじめ決めておくと、いざというときに慌てずに対応できます。
スコティッシュフォールドの飼い方!【まとめ】
スコティッシュフォールドは比較的留守番に強い猫ですが、長時間の外出や旅行には工夫が必要です。
ペットシッターやペットホテルの利用、防災対策などを取り入れれば、一人暮らしでも安心して「猫との二人暮らし」を楽しめます。