
ポメラニアンは小型犬の中でも比較的長生きな犬種です。
この記事では平均寿命やギネス記録に加え、長生きの秘訣、そしてシニア期を健康に過ごすためのポイントまで詳しく解説します。
「いつまでも一緒にいたい」飼い主さんに役立つ内容です。

ポメラニアンの平均寿命とギネス記録

ポメラニアンの平均寿命は、12年から16年と言われています。
小型犬は、大型犬と比較すると長生きすると言われているのですが、健康管理をしっかりしてあげることが大切です。
ポメラニアンの長生きのギネス記録は、21歳8ヶ月まで生きたと言われている「Coty」だそうです。
21歳8ヶ月は、人間の年齢にすると104歳として換算されることからすると、どのくらい長寿だったのかがわかりますね。
ちなみに、犬の長生きギネス記録は、2023年2月に認定された「ラフェイロ・ド・アレンティジョ」という犬種でポルトガルに住む「ボビ」30歳です。
12歳から14歳が平均寿命の犬種だということから、かなり長寿だといえますね。
ポメラニアンの長生きの秘訣
大切な家族の一員であるポメラニアンがどのくらい長生きしてくれるのか、それには飼い主の健康管理も重要になってきます。
長生きの秘訣のポイントを5つご紹介します。
栄養バランスの整った食事

ポメラニアンにとって適切な食事の量と、ドッグフードに含まれている栄養素をしっかり把握してあげましょう。
栄養素や与える量を考えずに与えていると、健康を害することがあるので、どのくらいの量を与えるべきなのか、ちゃんと確認しましょう。
マタ、ドッグフードでも添加物が多く入っているものがあるので、値段だけで選ぶことも避けた方がいいですね。

適度な運動

食事と同じくらい、適度な運動をさせる必要があります。
運動不足になると、肥満になったり体調不良になったりするのは、人間と同じだと思いませんか?
ポメラニアンは、ふわふわの見た目と違って細い骨をしているので、激しい運動やジャンプなどをさせることで骨折するリスクがあることを知っておきましょう。
毎日15分程度のお散歩や、家の中ではボール投げや引っ張り合いっこなどできるおもちゃを使って適度な運動をさせてあげましょう。
ケガ・事故の防止

病気だけではなく、ケガや事故にも注意しましょう。
室内では、床で滑ったり、高さのある所から飛び降りたりすることで、簡単に骨折してしまう場合があるので注意が必要です。
お散歩中であれば、ちゃんとリードをつけて急に走り出したり溝に落ちたりしないように注意しましょう。
車と接触して大けがする可能性も考えて、リードは短めに持って、ちゃんと行動をコントロールできるようにすることがケガの防止につながります。
デンタルケア

人間と同じく、口の中をきれいに保つことが大切です。
デンタルケアを怠ることで、虫歯や歯周病になってしまい、放置すると内臓疾患につながる場合もあります。
口の中を触られることを嫌がると、なかなかデンタルケアが出来ないので、歯ブラシや指を使って口の中を触られることに慣れさせることがポイントです。
デンタル用のおもちゃを使って、遊びながら歯磨きすることができればいいですが、硬すぎるものは血が出たり歯が欠けたりする可能性があるので注意してくださいね。

定期的な健康診断

人間が健康診断を受けるように、ポメラニアンも定期的な健康診断をすることで、病気の早期発見ができますよね。
特別体調に異常がなくても、年に1回は健康診断を受けることをおすすめします。
血液検査、尿検査、便検査、超音波検査などがあり、犬用1日ドッグ検診ができる動物病院も増えています。
怖い病気でも、早期発見することで大切な家族に痛い思いや辛い思いをさせず、完治させることもできますよ。
狂犬病注射や、ワクチン接種などのタイミングで一緒に健康診断することで、何度も病院に行かなくてもすみますよ。
シニア期のポメラニアンを健康に保つコツ

シニア期のサインを見逃さない
ポメラニアンは7〜8歳ごろから「シニア期」に入ります。
この時期になると、若い頃とは違って少しずつ行動や体調に変化が出てきます。
散歩の距離が短くなったり、階段を嫌がったり、食事量が減ったりしたら、加齢によるサインかもしれません。
シニア期のサインを早めに察知することで、病気の早期発見にもつながります。
普段から「今日は元気がないな」と感じたら、体調や行動をしっかり観察しましょう。
シニア犬に合わせた食事と環境づくり
老犬になると代謝が落ち、若い頃と同じフードではカロリーオーバーになることがあります。
脂肪を控えめにし、関節や心臓に優しい栄養バランスのシニア用ドッグフードに切り替えるのが理想です。
また、足腰が弱くなってくるため、滑りにくいマットを敷いたり、段差を減らすなどの「環境の見直し」も重要です。
特にポメラニアンは関節が細いため、フローリングのままだと転倒や関節炎の原因になります。
ストレスを減らして「穏やかに過ごす」
ポメラニアンは感受性が高く、環境の変化に敏感な犬種です。
引っ越しや長時間の留守番などが続くと、強いストレスを感じて体調を崩すことがあります。
飼い主がゆっくり優しく声をかけ、スキンシップの時間を増やすだけでも安心感が得られます。
また、シニア期は無理に外出せず、日向ぼっこや軽い遊びなどで心身の安定を保つことが長寿につながります。
FAQ|ポメラニアンの寿命に関するよくある質問


ポメラニアンの寿命平均は?【まとめ】
ポメラニアンが長生きできるかどうかは、日々のケアにかかっています。
食事・運動・デンタルケアに加え、シニア期の環境づくりも意識しましょう。
年齢を重ねても笑顔で過ごせるよう、あなたの愛情で健康寿命を延ばしてあげてくださいね。