
ポメラニアンがブーブーといびきをかいて寝ていると、「大丈夫かな?」と心配になりますよね。
人間と同じように犬にもいびきはありますが、体調や環境によっては注意が必要な場合も。
この記事では、ポメラニアンのいびきの原因と、家庭でできる対策方法をわかりやすく解説します。

ポメラニアンのいびきの原因

小型犬であるポメラニアンは、気管が弱い体質をもっているのですが、全てのポメラニアンが同じとは限りません。
うちの子、いびきかいているけど大丈夫?と、気になった時はいびきの状態をチェックしてみてください。
いびきをかく原因を知り、対策をして、健康にすごせるように管理してあげることが飼い主の役目ですよね。
・気管系の病気が影響している
・アレルギーを持っていることが影響している
・肥満が影響している
いびきをかいている時のチェック
・最近急にいびきをかくようになった
・いびきをかく頻度が増えた
・もともといびきをかいていたが、いびきの音が大きくなった
・睡眠中の呼吸が辛そうに聞こえる
・いびきと同時に、ガーガーというあひるのような音が聞こえる
・いびき意外に、皮膚の炎症などがある
普段と少し違ういびきをかいている場合は、動画撮影しておくことをおすすめします。
いびきをかく原因には、病気が隠れていることもあるので、動画を見ることで獣医さんも症状から原因を特定しやすくなります。
以前、急にいびきをかくようになって、同時にあひるのような音も聞こえたので、動画を撮影して動物病院へ行きました。
獣医さんの前だと、緊張するのか症状が出ないことがあるので、動画を見てもらい診断してもらうことで、病気なのか正常なのか判断してもらえたので、飼い主としては本当に安心できました。
少しでも普段と違うと思ったら、早めに動物病院で診察を受けることをおすすめします。
ポメラニアンの病気が原因で起こるいびき

ポメラニアンがいびきをかいている時に、考えられる病気があるので、原因と対策についてご紹介しますね。
気管虚脱
呼吸をするときに、気管が押さえられて空気が正常に送られなくなり、呼吸し辛くなる病気です。
気管は、一度潰れてしまうと回復することは難しく、進行すると咳こんだり、ガーガーとアヒルのような音を出したり、苦しそうな呼吸音が聞こえるようになります。
高齢になると、外科手術は体力的に難しくなるため、内服薬での治療がほとんどになります。
また、梅雨や夏などの季節の変わり目の乾燥する時期に症状が出やすいため、生活環境を整えてあげることも大切です。
他に出来る対策は、「太らせないこと」です。
太ることで、首まわりに脂肪がたくさんつくことで呼吸が辛くなることでいびきをかきやすくなる原因になります。
ポメラニアンの平均体重は1.4~2.5キロと言われているので、しっかりと体重管理をしてあげましょう。
僧帽弁閉鎖不全症
人間と同じく、血液を送る重要な臓器である心臓の、左心房から右心房に血液が流れる場所にある便が、正常に開閉しなくなる病気です。
進行すると、大きく苦しそうないびきをかいたり、起きているときでも苦しそうに呼吸することがあります。
いつもと違うけど大丈夫?と思ったときには、早めに動物病院を受診しましょう。
発症すると、完治することは難しいと言われているので、激しい運動を避けて体調や行動の変化をしっかりチェックしていきましょう。
ポメラニアンのいびきを減らすための生活環境づくり
睡眠環境を見直す

ポメラニアンがいびきをかく場合、寝る場所の環境が影響していることもあります。
例えば、ベッドの位置がエアコンの風の直撃を受けていたり、乾燥しすぎていると気道が刺激されやすくなります。
室温は20〜25℃前後、湿度は50〜60%を目安に整えると呼吸がしやすくなります。
加湿器を使う、風向きを変える、毛布の素材を通気性の良いものにするなど、小さな工夫がいびき軽減に役立ちます。
また、首を曲げた体勢で眠っていると喉が圧迫されやすくなるため、枕を低くする・平らなクッションに替えるなど、寝姿勢にも気を配ってあげましょう。
ダイエットと食事管理も大切

肥満はポメラニアンのいびきを悪化させる最大の要因のひとつです。
首回りや胸に脂肪がつくと、気道が狭くなって呼吸が苦しくなりやすいのです。
食事の与えすぎを避け、おやつは1日カロリーの10%以内におさめましょう。
また、ドッグフードを選ぶ際は「ライト」「体重管理用」など低脂肪タイプを選ぶのがおすすめです。
体重は毎月1回は計測し、平均体重(1.4〜2.5kg)を超えないよう注意してください。
急激な体重増加は、いびきだけでなく関節や心臓にも負担をかけます。

ストレスや運動不足にも注意

ポメラニアンは感情表現が豊かな犬種です。
ストレスや興奮で呼吸が浅くなると、寝ているときのいびきにも影響が出ます。
散歩の時間をしっかり確保して、日中に軽い運動でリラックスさせることが大切です。
特に室内で過ごす時間が長い子は、短時間でも朝夕の散歩を習慣化してあげると良いでしょう。
また、寝る前にスキンシップを取ることで安心感が生まれ、深い眠りにつきやすくなります。
精神的に落ち着いた状態を作ることも、いびきの軽減につながります。

ポメラニアンのいびきは大丈夫?【まとめ】
ポメラニアンのいびきには、病気以外にも環境や肥満などさまざまな原因があります。
普段と違う音や呼吸の乱れを感じたら、動画を撮って早めに動物病院へ。
生活環境を整えることで、愛犬がより快適に眠れるようになります。
いびきをきっかけに、日々の健康チェックを見直してあげましょう。