シーズーを丸刈りにする時のやり方と注意点|バリカンは何ミリがベスト?

スポンサーリンク

シーズーの毛はフワフワで可愛い反面、夏は暑そうに見えることも

この記事では、丸刈りをする際のメリット・デメリットに加えて、初心者でも失敗しにくいバリカンの使い方やカット後のケアを詳しく紹介します。

スポンサーリンク


目次

シーズーを丸刈りとは?

シーズーの丸刈りとは、全身の毛を短く整えるトリミングスタイルのことです。

特に夏場などに人気が高く、「サマーカット」と呼ばれることもあります。

バリカンで胴体を短くし、顔や耳、尻尾などの一部はふんわり感を残すのが一般的です。

全身を均一に刈るよりも、顔まわりを丸く仕上げることでシーズーらしい可愛らしさを保てます。

丸刈りといっても、単に「短く刈る」だけではありません。

サロンでは3ミリ、5ミリ、8ミリなど長さの段階を選べることが多く、見た目の印象も大きく変わります。

体のラインをすっきり見せたい場合や、お手入れを簡単にしたい場合には短め、ふんわり感を残したい場合は少し長めに仕上げるのがポイントです。

また、胴体を短くしても、頭頂部や耳の毛を長く残してトップノット風にまとめるアレンジも可能です。

このように丸刈りは、実用性とデザイン性を両立できるスタイルとして、飼い主の好みや季節、愛犬の性格に合わせて自由に楽しむことができます。

メリット

夏場の体温上昇を緩和できる

犬は肉球でしか汗をかけません。

体温が上がりすぎると、ハァハァして舌を出し、暑そうですよね。

そのため、丸刈りにすることで体温が上がりすぎるのを和らげられます。


皮膚の異常を見つけやすい

被毛が多いと、皮膚に炎症があっても見つけにくいことがあります。

丸刈りにすることで、目で見て異常に気づけるようになります。


お手入れがしやすい

シーズーの毛は柔らかいので、伸びると毛玉ができやすくなります。

特に洋服を着て散歩をする子なら、前足の付け根の内側は、散歩のたびにブラッシングしないとすぐに絡まってしまいます。

その点、丸刈りなら毛玉の心配はほぼありません。

毛玉が引っ張られて痛い思いをすることもないので、犬もストレスが減るでしょう。

デメリット

刺激を受けやすくなる

洋服を着せずに散歩させる場合、日光や草などの刺激を受けやすくなります。

皮膚の弱い子はあまり短くしすぎない、もしくは洋服を着せる方が安全です。

虫に刺されやすくなる

被毛が少ない分、ノミ、ダニ、蚊などの虫が皮膚に接近しやすくなります。

予防薬や動物用の虫除けスプレー、洋服などで、しっかり保護してあげましょう。


室内で寒さを感じやすくなる

屋外では快適でも、室内でエアコンの効いた場所では、少し寒さを感じやすくなるかもしれません。


せっかく涼しいスタイルになっても、風邪をひいてしまったら残念です。

震えていたりしないか気をつけてあげてくださいね。

シーズーのバリカンで丸刈りにする時のやり方

一番見栄えの良い仕上がりになるのは、胴体だけにバリカンを使って丸刈りにし、そのほかの部分はハサミで整えるやり方です。

飼っている方ならご存知だと思いますが、シーズーって後ろ足の太ももは比較的しっかりしているけれど、前足は華奢ですよね。

後ろ足も太ももの下の関節から先は折れそうなくらい細くなっています。

また、尻尾も細長い犬種です。

足や尻尾までバリカンで丸刈りにしてしまうと、何だかかわいそうな雰囲気になります。

顔も小ぶりで、噛み合わせが逆になっているので、あまり極端に短くするとゴツゴツとした印象になりがちです。

せっかくフワフワが可愛らしいシーズーなので、顔や頭、耳も、少し被毛を残してあげた方が柔らかいイメージを保てるのではないでしょうか。

バリカンは何ミリが最適?

では実際にバリカンを使うとき、何ミリに設定するのが良いのでしょう。

トリミングサロンでは、1番短くて3ミリにするようです。

3ミリだとかなり短いので、夏でも洋服を着せるシーズー向けかもしれませんね。

もしも飼い主さんが自分でバリカンを使うときに何ミリにしようかと迷ったら、5ミリくらいにして、少し長めの方が良いかもしれません。

皮膚が弱い子であれば、8ミリくらいで様子を見るのも良いのではないでしょうか。

皮膚を手前に引きながらバリカンを使う

バリカンは、シーズーの背中を見ながら使うようにしましょう。

バリカンを持った手を前にして、反対の手で、バリカンの後ろの皮膚を軽く引きます。

皮膚を引いた部分から頭に向かって軽くバリカンで毛をカットしていきます。

均一になるように、バリカンの刃は寝かせて使うのがコツです。


おとなしくしてくれる子なら、このやり方で飼い主さんでも簡単に丸刈りができます。

シーズーを丸刈りにする時の注意点と失敗しないコツ

バリカン前の下準備

丸刈りをする前に、まずシーズーの毛をしっかりブラッシングして毛玉を取っておきましょう。

毛玉があるとバリカンの刃が引っかかり、痛みや出血を起こす原因になります。

毛が長い場合は、ハサミで軽くすいてからバリカンを使うとスムーズです。

また、作業前には必ず犬用のバリカン専用オイルで刃を滑らかにし、摩擦を減らしてあげましょう。

金属音や振動を怖がる子も多いので、電源を入れた状態で軽く体に触れて慣らしてあげるのも大切です。


体の部位ごとの刈り方のコツ

胴体は毛並みに沿って後ろから前へ軽くなでるように動かします。

足先や内股などの細い部分は、刃を寝かせて軽い力で行いましょう。

首回りは皮膚がたるみやすいので、反対の手で軽く皮膚を引っ張ることで安全に仕上げられます。

顔まわりは特に注意が必要です。

目の周りや口元、鼻の近くはバリカンの刃が入りやすく危険なため、ハサミで整えるだけに留めるのがおすすめです。


丸刈り後のケアと保湿

シーズーを丸刈りにしたあとは、皮膚が直接外気に触れるため乾燥しやすくなります。

カット直後は低刺激タイプのシャンプーで軽く洗い、犬用の保湿スプレーやローションで皮膚を守りましょう。

また、紫外線や虫刺され対策として、散歩時には通気性の良い薄手の洋服を着せると安心です。

エアコンの効いた室内ではタオルやブランケットを敷き、体温を奪われないようにしてあげてください。

シーズーを丸刈りにする時は「準備・刈り方・ケア」の3ステップがポイントです。
慣れるまでは焦らず、少しずつバリカンの音や感触に慣らしながら行うと、飼い主さんにも犬にもストレスが少なく安全です。

アレンジ自在なシーズーのカットデザイン

足や頭、尻尾の毛を残すことで、胴の部分を丸刈りにしても様々なアレンジを楽しむことができます。

顔を丸く見せるテディベアカットや、頭の毛だけを長く伸ばして結び、フワフワさせるのも可愛いですね。

スッキリしたボディに、尻尾だけたっぷり毛を残して際立たせてみるのもアクセントになって見栄えが良くなります。

全てを丸刈りにしてサマーカットにしてしまうのも悪くはないと思うのですが、ある部分をフンワリと残して見せる方が、個人的には可愛らしいように思います。

シーズーを丸刈りにするやり方!【まとめ】

シーズーの丸刈りは、正しいやり方を守ればおうちでも簡単にできます。

無理せず、怖がる場合はプロに依頼してもOK。

あなたの愛犬にぴったりの快適スタイルを見つけてあげましょう。

スポンサーリンク

スポンサーリンク

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次