プラティが増えすぎ対策!繁殖スピードや間引き方法を徹底解説

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カラフルで丈夫なプラティは飼いやすく、アクアリウム初心者にも人気の熱帯魚です。

しかし繁殖力が非常に強いため、気付けば水槽がいっぱいに…という事態も少なくありません。

本記事では「なぜプラティが増えすぎるのか」「どう対策すべきか」を詳しく紹介します。

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目次

プラティは増えすぎるのはなぜ?

プラティの産卵周期も早く、稚魚の生存率も高いので、放っておくとプラティは増えすぎてしまいます。

大体1か月ごとに10匹~30匹稚魚を産みます

プラティの産卵は卵を産み付けるのではありません。

親の体内で卵が孵化し、稚魚を産みます。

この産卵方法をする魚は増えすぎるとよく言われているので、注意が必要です。

プラティの他に有名なグッピー、モーリーなども同じく稚魚を産む魚。

増えすぎる理由に稚魚の生存率の高さもあります。

産まれたばかりの稚魚は泳ぎが遅く、成魚に食べられてしまいますが水草などに隠れて生き延びる個体も多く生存率は高いですね。

産まれた稚魚も3~4か月もすれば成魚と同じく繁殖が可能になり、あっという間に水槽にプラティが増えすぎてしまいます。


プラティの繁殖スピードと飼育環境の関係

プラティが増えすぎる背景には、繁殖力そのものに加えて「飼育環境の快適さ」も影響しています。

水槽の水質が安定しており、水草や隠れ場所が豊富だと、稚魚の生存率がさらに高くなります。

また、豊富な餌がある環境では弱い稚魚も生き残りやすくなり、気付けば水槽がすぐにいっぱいになってしまうこともあります。

逆に言えば、繁殖をある程度コントロールしたい場合は、あえて隠れ場所を減らす、餌を控えめにするなど、環境面で調整を行うことが有効です。


ミッキーマウスプラティも増えすぎる?

プラティの中でも特に人気が高いのが「ミッキーマウスプラティ」です。

尾びれの付け根にある模様がミッキーマウスの形に見えることから名付けられた可愛い品種ですが、繁殖力の高さは通常のプラティと同じです。

そのため「ミッキーマウスプラティ 増えすぎ」という悩みも多く聞かれます。

見た目はユニークでも繁殖の仕組みは変わらないので、オスとメスを分けて飼育したり、稚魚が隠れにくい環境を作るといった対策は必須です。

プラティの増えすぎの事前対策方法とは?

オスとメスを隔離

飼育する際プラティのオスとメスを分けて飼育すれば繁殖することがありません

一度プラティが産卵してしまうとその後すぐに増えてしまいますので、早めの対策が必要ですね。

オスとメスの見分け方は尾びれに注目です。

メスのプラティ

メスの尻びれは扇型

オスのプラティ

オスは尖ったもの(生殖器のゴノポジウム)があるので、見分けやすいと思います。

購入時に妊娠していないプラティを選ぶ

またプラティを購入する際、メスのお腹周りが膨らんでいないような個体を選びましょう。

まれに妊娠しているプラティを購入してしまい、購入直後に水槽がプラティだらけになってしまった方もいるようです。

更に調べてみたところ、プラティのソードテールという種類、ソードテールの血を引くプラティは極々稀に性転換をするようです。

これは超レアケースなので、見られたらラッキー程度で良いかもしれませんね。

プラティが増えすぎてしまった後の対策

稚魚を隔離しないのも対策のひとつ

通常、プラティの稚魚を育てたい場合は親から隔離して育てるのが一般的です。

しかし「増えすぎ問題」を避けたい場合には、あえて隔離しないという選択肢もあります。

プラティの成魚は自分の稚魚であっても捕食することがあるため、隔離しなければ自然淘汰が働き、生き残る稚魚の数が減ります。

その結果、繁殖ペースを緩やかにできる可能性があるのです。

ただし、生き残った稚魚はやがてまた繁殖するため、完全な解決にはなりません。

隔離するかどうかは「増やしたいのか、それとも増えすぎを抑えたいのか」という飼育者の目的によって判断すると良いでしょう。

他の魚の餌にする

エンゼルフィッシュ

プラティが増えすぎてしまった場合、他の魚の餌として利用する方法もあります。

たとえば、アロワナやポリプテルス、エンゼルフィッシュといった肉食性・雑食性の魚は、生き餌として小型魚を食べる習性があります。

そうした魚を飼育している場合には、増えすぎたプラティを餌に回すことも可能です。

もちろん、すべての飼育者に向いている方法ではありませんが、肉食魚の飼育者にとっては自然な選択肢のひとつです。

もし知人にそうした魚を飼っている方がいれば、餌として譲渡するのも良いでしょう。

一方で「命をどう扱うか」という点には賛否があるため、自分の飼育スタイルや気持ちに合った方法を選ぶことが大切です。

ショップで引き取ってもらう

アクアショップなどでも引き取ってくれる場合もあります。

それでも引き取り先が見つからない場合ももちろんあります。

その際は自身で覚悟を決め、そのまま飼育し続けるのか処分するのか考えましょう。

残酷だと思いますがプラティが増えすぎたことで、窮屈で劣悪な環境でプラティを飼育し続ける方が可哀そうだと思いませんか?


川や海への放流は絶対にNG

プラティが増えすぎてしまったからといって、川や海へ放流するのは絶対にやってはいけません。

観賞魚は本来その環境に存在しない外来種であり、放流すれば生態系に深刻な影響を与える恐れがあります。

また水槽で育った魚が持つ病原体や寄生虫が自然界に広まると、在来の魚たちに大きな被害を与えてしまう可能性もあります。

さらに「外来生物法」や各自治体の条例で禁止されており、法的にも違反行為となるため注意が必要です。

増えすぎたプラティの処理方法は、必ず「譲渡」「引き取り」「餌利用」など人の管理下で完結させましょう。


最終手段としての殺処分について

プラティが増えすぎてどうしても引き取り先が見つからない場合、殺処分という選択肢を考えざるを得ないこともあります。

ただし、魚に強い苦痛を与える方法は絶対に避けてください。

観賞魚の安楽死方法としてはクローブオイル(丁子油)を用いて徐々に麻酔状態にし、そのまま昏睡死させる手段が推奨されています。

あくまでも「最後の手段」であり、まずは譲渡や引き取りなどの方法を優先することが大切です。


飼い主が食べるのはNG

「増えすぎたプラティを自分で食べられないか」と考える方もいるかもしれません。

しかし観賞魚は食用として育てられていないため、安全性が保証されていません。

薬剤や飼育水に含まれる成分が体内に残っている可能性もあり、健康被害につながる恐れがあります。

また体が小さく食用に適さないため、食べるのは避けましょう。

あくまでもプラティは観賞を楽しむ魚であり、処分する場合は譲渡や安楽死などの方法を選ぶのが適切です。

プラティが増えすぎて困る【まとめ】

プラティは一度産卵すると驚くほどのスピードで増えていきます。

飼育前にオス・メスの管理や隠れ場所の調整を意識しておけば、後から困ることもありません。

どうしても増えすぎた場合は引き取りや譲渡の選択肢もありますので、無理のない範囲で大切な命を守りましょう。

他の熱帯魚との混泳や繁殖管理についての記事もあわせてチェックしてください。

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