丸い体型と様々なカラーバリエーション豊富な観賞魚プラティ。
プラティの仲間にはミッキーマウスマークの入った「ミッキーマウスプラティ」という品種が存在します。
プラティの中でもミッキーマウスプラティはとても人気の高いプラティです。
今回はそんなミッキーマウスプラティの妊娠期間や見分け方妊娠班や妊娠周期など、ミッキーマウスプラティの妊娠産卵について紹介します!
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ミッキーマウスプラティの妊娠期間
ミッキーマウスプラティが交尾してから出産までおよそ25日~30日と言われています。
メスがオスを追い回し、体を押し付けるような行動を始めたら繁殖の兆候です。
ミッキーマウスプラティの交尾は雄のゴノポディウムと呼ばれる生殖器をメスの総排泄腔に引っかけるように精子を送ることでメスの体内で受精します。
上の図はミッキーマウスプラティではなく普通のプラティですがオスの生殖器を赤マルしています
交尾は数秒で終わりますので、その瞬間を見ることは難しいでしょう。
ミッキーマウスプラティ妊娠期間の見分け方
交尾が終わった直後は妊娠がわかりづらいですが、妊娠から少し経つとメスに変化が訪れます。
お腹が膨らむ
妊娠期間中は体内で卵を育てています。
お腹が四角く破裂しそうなほどパンパンに膨らみます。
体から稚魚の目が透けて見える
体色の濃いプラティだと判別しづらいのですが、体内が透けて見えるプラティだと稚魚の目が複数確認できます。
妊娠班が見られる
ミッキーマウスプラティが妊娠するとお腹の真ん中が黒くなってきます。
この黒は妊娠時に現れ、妊娠班と呼ばれています。
水槽の底でじっとしている
妊娠中は水槽でじっとしていて動かないということが多々あるようです。
出産が近づくと逆に水槽内を上下にせわしなく動き回るようになります。
出産は卵を産み付けるのではなく、体内で卵を孵化させ稚魚を産みます。
この出産はグッピーと同様で卵胎生(らんたいせい)と呼ばれます。
水槽内で卵から孵化させるよりも、稚魚で産まれた方が生存率は高いです。
卵胎生の魚は増えすぎると有名なので、覚えておくと良いでしょう。
ミッキーマウスプラティは何匹産む?
妊娠したら約1か月で出産。
もし妊娠しているミッキーマウスプラティが1か月経っても出産しない場合は、水換えをしてあげると刺激になって出産しやすくなります。
妊娠周期は1か月、出産後また1か月後には出産しています。
一度に10匹~30匹出産し、出産回数が多くなると生まれてくる稚魚の数も多くなるようです。
その稚魚も3か月も経てば繁殖できるようになりますので、プラティが爆発的に増えます。
ミッキーマウスプラティは寿命が短い分、繁殖によって子孫、自分の種を残そうとするようです。
自然界では外敵も多く、たくさん産んでも稚魚が生き残ることが少ないようです。
その為にミッキーマウスプラティは短い期間にたくさん出産するのですね。
ミッキーマウスプラティは可愛らしく、飼育も容易で初心者でも繁殖させることが出来る観賞魚ですが、放っておいても繁殖します。
増えることを見越して飼育しましょう。
まとめ
ミッキーマウスプラティの妊娠期間について紹介しました。
見分け方はお腹の真ん中が黒くなる(妊娠班)お腹が大きくなり、水槽の底でじっとしていたら妊娠しています。
出産が近づくとお腹は破裂しそうなほど大きくなり、水槽内をせわしなく動き回ります。
妊娠周期は1か月ごと、毎月プラティは出産するようです。元気ですね。
そして1度に産む数は10匹~30匹、あっという間にプラティ大家族です。
ミッキーマウスプラティ含むプラティは増えすぎて困る、という飼育者も多数います。
妊娠出産は喜ばしいことですが、自分が飼育しきれるか、増えたプラティの引き取り先はあるのか増えすぎても困らないようにしましょう。