保護猫の年齢の見分け方とは?歯・目・毛づや・行動から推定する方法!

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保護猫を迎えるとき、「この子はいくつくらいなんだろう?」と気になりますよね。

誕生日が分からない保護猫でも、歯・目・毛づや・行動などを観察することでおおよその年齢を推定できます。

この記事では、初心者でも安全にできる見分け方をわかりやすく紹介します。

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目次

保護猫の年齢はあくまでも推定年齢となる

保護猫の年齢が「推定」とされるのは、正確な誕生日を知る手段がないためです。

野良出身の猫は出生記録や親兄弟の情報が分からず、歯や毛並みなどの外見から判断するしかありません。

ただし、栄養状態や生活環境によって老けて見えたり、逆に若く見えたりすることも多く、見た目だけでは正確に判断できません。

そのため、獣医師は歯の状態・筋肉量・毛づや・行動などを総合的に見て「推定〇歳前後」と幅をもたせて診断します。

つまり、推定年齢とは“目安としての年齢”であり、実際の年齢とは多少の誤差があるのが普通なのです。

保護猫の年齢の見分け方!

ペットショップで迎える猫は誕生日が分かっているため、年齢もはっきりしています。

しかし、野良猫や保護猫の場合はいつ生まれたのかが分からず、正確な年齢を知ることは難しいですよね。

とはいえ、猫カフェや譲渡会などにいる保護猫たちには、ちゃんと「推定年齢」が表示されています。
では、その年齢はどのように判断されているのでしょうか?

獣医さんによると、保護猫の年齢は主に歯の状態で見分けるそうです。

  • 歯がまだ生えていない……生後2週間ごろまで
  • 乳歯が生えそろう……生後6週間前後
  • 永久歯に生え変わる……生後8か月ごろまで

成猫になると、歯の黄ばみやすり減り方から年齢を推測できます。

たとえば、生後3年くらいまでは歯が白くきれいですが、老猫になると歯槽膿漏や歯肉炎、欠けた歯などが見られることもあります。

とはいえ、「歯を見れば分かる」と言われても、野良猫が素直に口を開けてくれるわけではありません。

無理に口を開けようとすると危険ですし、猫にとっても大きなストレスになります。

そのため、歯のチェックはあくまで獣医師など専門家に任せるのが安全です。

実際、保護団体や動物病院では複数の要素を組み合わせて総合的に推定しています。

ここでは、家庭でも比較的安全に確認できる3つの見分け方を紹介します。


歯だけでなく「目」と「毛づや」を観察する

歯の摩耗や黄ばみは確かに年齢判断の目安になりますが、加齢による変化はそれだけではありません。

たとえば、成猫期を過ぎると目の輝きが徐々に濁り、白っぽく見えることがあります。

これは水晶体の変化によるもので、人間でいう老眼に近い現象です。

また、毛並みも年齢とともにパサつきやすくなり、毛づやが落ちてきます。

若い猫は触るとしっとりした柔らかさを感じますが、高齢になると乾いたような質感になります。


行動や反応の変化から年齢を読む

体の特徴が分かりにくい場合は、動きや反応の仕方からも判断できます。

子猫期は好奇心旺盛で、音や動くものにすぐ反応します。

反対に高齢猫は刺激への反応がゆるやかで、昼間もよく寝ています。

また、運動量の低下やジャンプ力の衰えもシニア期のサイン。

若い頃はキャットタワーを軽々と登っていた猫が、低い段差を選ぶようになったら加齢を疑いましょう。


獣医による「身体検査」で推定してもらう

見た目では判断しにくい場合、獣医の診察を受けるのが最も確実です。

口腔内の状態に加え、筋肉量、体格のバランス、関節の柔軟性などを総合的に見て推定してくれます。

特に、避妊・去勢のタイミングを決めるためにも年齢推定は重要です。

動物病院では推定年齢に応じたワクチンスケジュールや食事内容の相談もできるため、保護直後の健康チェックとあわせて受けておくと安心です。

保護猫の年齢の見分け方【まとめ】

保護猫の年齢は見た目や動きからでもある程度推測できます。

ただし、正確な判断には獣医の診察が不可欠です。

年齢に合ったフード選びや健康管理についても、ぜひ関連記事「保護猫 ご飯 食べない対策」や「保護猫 トライアル 見極め」などを参考にしてみてください。

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