犬の散歩は週末だけで大丈夫?必要な運動量と平日できる対策を詳しく解説

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平日は仕事が忙しく、散歩に連れて行けるのは週末だけ…という飼い主さんは少なくありません。

とはいえ、犬にとって散歩は運動だけでなくストレス解消や気分転換にも欠かせない習慣です。

この記事では“週末だけの散歩で大丈夫なのか”を明確にしつつ、平日フォローするための具体的な工夫や犬種別の運動量までわかりやすくまとめています。

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目次

犬の散歩は週末だけでも大丈夫?

結論からいうと、犬の散歩は毎日行くのが一番望ましいです。

散歩は単なる運動の時間ではなく、犬にとっては「外の世界とつながる大事な時間」だからです。

ストレスを感じる

家の中だけで過ごしていると、匂い・刺激・景色などの情報が極端に少なくなり、犬はストレスを感じやすくなってしまいます。

特に若い犬や好奇心の強い犬種は、外に出られない日が続くとエネルギーが発散できず、落ち着きがなくなったり、吠えやすくなったり、物を噛むなどの行動につながることがあります。


排泄しにくくなる

さらに、散歩は気分転換だけでなく、排泄のリズムを整える役割も果たしています。

外の匂いを嗅ぐ、地面の感触を確かめるなど、散歩中の刺激が“排便スイッチ”になっている犬は多く、散歩の時間が不規則になると便意がうまく引き出せなくなり、排便しにくくなる・便秘になるといったトラブルが起きることもあります。


気分転換・リフレッシュ効果

また、散歩には気分転換・リフレッシュ効果があり、「風の匂いを嗅ぐ」「地面の感触を確かめる」「他の犬や人の気配を感じる」といった外の刺激は犬の脳にとって良い刺激となり、ストレスを減らす役割も果たしています。

逆に、家の中だけの生活が続くと、ストレス性の下痢、食欲低下、寝つきが悪くなる、無駄吠えなどの問題行動の原因になることもあります。


運動不足

運動不足が重なると肥満や筋力低下にもつながるため、健康面でもデメリットが大きいです。

平日に散歩が難しい事情がある家庭は、週末だけで補おうとせず、できる範囲で短い散歩でも毎日少し外に出すことを意識してあげると、犬のストレスが大きく減ります。

でも仕事が忙しくてなかなか平日に散歩に連れて行けないこともあると思うので、その場合の対策をご紹介します。

犬の散歩に行けない時の対策方法

普段より30分早起きする

仕事に出かける前に30分早く起きて、その時間を散歩に使いましょう。

朝の涼しい時間帯は犬にとっても最適な散歩の時間です。

早起きして散歩することは飼い主さん自身の健康にもいいのでおすすめです。

夜は仕事で疲れて連れて行く体力がない人は朝に散歩に行きましょう。


ペットシッターを利用する

どうしても平日自分で連れて行くのが難しい人はペットシッターを頼むのも一つです。

犬のプロがお散歩をしてくれるので安心です。

ペットシッターはお金はかかってしまいますが、ご飯をあげてくれたり、健康チェックやしつけをしてくれるサービスもあります。

留守中の愛犬の様子が心配な方にもおすすめです。


家の中でも全力で遊ぶ

犬は飼い主にかまわれていないと寂しさからストレスを感じてしまいます。

仕事で忙しくて疲れているからと、散歩に行かないうえにほったらかしにしてしまうと犬のストレスはどんどん増していきます。

外に連れて行けないのなら、家の中でも全力で遊んであげましょう。

おもちゃを投げたり引っ張りっこすることで犬の運動にもつながりますし、飼い主さんが自分に意識を向けてくれているだけでも犬はとても嬉しいはずです。


週末はたくさん運動させる

平日我慢させてしまう分、週末だけでもたくさん外で遊ばせてあげましょう。

ドッグランや広い公園でのびのびと遊ばせてあげてください。

平日散歩が難しい家庭の“運動不足サイン”を早めに知っておこう

犬は言葉で体調を訴えられないため、散歩が少ない日が続くときはいつもより行動を注意深く見ることが大切です。

週末だけの散歩で済ませている場合でも、以下の変化が見られれば運動不足のサインかもしれません。


家の中で落ち着きがない・イタズラが増える

散歩の時間が十分でないとエネルギーが発散できず、家の中でウロウロしたり、普段やらないようなイタズラを始めることがあります。

特に若い犬や活発な犬種は顕著で、物を噛む・人に飛びつくなど“構ってほしい行動”が増えることもあります。


無駄吠えが増える・音に敏感になる

外の刺激に触れる時間が少ないと感覚が過敏になり、チャイム音や外の物音に対して過剰に吠えるケースがあります。

散歩はストレスを外に逃がす役割もあるため、散歩不足は精神的な不安につながりやすいです。


体重が増える・筋肉が落ちる

散歩量が少ないと消費カロリーが減るため肥満になりやすく、逆に筋肉は落ちていきます。

特に小型犬でも肥満は関節の負担につながるため、体型の変化は見逃さず早めに散歩や食事内容を見直す必要があります。


睡眠が浅くなる・夜中に起きる

身体を十分に動かしていない犬は、夜に疲れがたまらず寝つきが悪くなることがあります。

ぐっすり眠れない状態が続くとストレスが蓄積し、情緒不安定になってしまうこともあります。

こうしたサインに気づければ、平日の運動量が足りていないと判断しやすくなります。週末散歩だけで補えない場合は、室内遊びを工夫したり、散歩時間の確保方法を再検討するなど、早めの対策が大切です。

犬により必要な散歩量は違う

基本的に犬の散歩は朝夕の1日2回行くのが理想です。

散歩時間の大体の目安は小型犬が1回30分前後、中・大型犬は1回30分〜1時間程度ですが、必要な時間は犬種や犬の体格、年齢などによってそれぞれ個体差はあります。

例えばチワワなどの小型犬は身体が小さいので、必要な散歩時間はそこまで長くありません。

ジャックラッセルテリアやミニチュアシュナウザーなどもともと狩猟をしていた犬種は筋肉量が多いので、散歩の時間が短いと運動不足になってしまいます。

大型犬の場合は身体が大きい分心臓に負担がかかりやすいため、大きいからといってたくさん運動させればいいというわけではないです。

足の弱い犬種や老犬など、散歩のしすぎが逆に身体の負担になってしまうこともあるので、愛犬の身体の状態に合わせて散歩の時間を調節することが大切です。

犬の散歩は週末だけでも大丈夫?【まとめ】

犬の散歩はできれば毎日が理想ですが、どうしても難しい日もあります。

そんな時は室内遊びや早朝散歩、ペットシッターの利用など“できる範囲の工夫”を組み合わせて、犬の運動量と気分転換をしっかり確保してあげましょう。

週末だけの散歩に頼らず、少しずつでも平日の負担を軽くする方法を取り入れることで、愛犬の健康維持にもつながります。

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