ドッグランは犬にとって運動と交流を楽しめる場所ですが、時には「いじめ？」と思うような行動が見られることもあります。
追いかけられる、吠えられる、しつこく絡まれるなど、飼い主として何をどう判断し、どう動けばいいのか不安になりますよね。
この記事では、ドッグランで起こる“いじめのように見える行動”の原因と、飼い主がすぐに実践できる対策をわかりやすく解説します。
ドッグランでのいじめは本当にある？
犬のドッグランでいじめはあるの？といえば優先順位をつけるために犬はいじめのように見える行動を起こすことがあるということなんです。
犬同士のことだし、ドッグランは犬の交流の場だからある程度は飼い主さんはあたたかく見守りたいですよね。
ですが犬同士のけんかは危険なんです！
早目に回避しなければなりませんが見分けが難しいですよね。
遊びの延長なのかも？と放っておくべきか。
判断が難しい場合もあります！
状況にもよりますが遊びといじめの区別をつけることが重要となりますね！
ドッグランでのいじめの判断基準
命を失う危険もある犬のいじめやケンカは犬がどのような時が危険か判断の基準となるものがあります。
いかく、うなり声
楽しく遊んでいるようには見えないウーッとうなり声をあげ、息づかいも荒々しくなります。
鼻にシワを寄せる、歯茎を見せる
楽しく遊んでいる時は歯茎を見せたり鼻にシワを寄せたりしません。
顔の表情も普段とは異なるのでわかりやすいです。
背中の毛が逆立つ
警戒したりいかくをする時、背中の毛が逆立ってきます。
こちらの場合、とても危険な状態となります。
お尻を高くあげる
よく見る遊ぼう！の時のポーズでもあるため判断が難しくなりますが他の犬ともめている場合もあるので、うなり声や毛の逆立ちを注意して見ましょう！
ずっと吠えている犬は早く遊びたくて興奮気味なのかもしれませんがこの状態でドッグランに入ってしまうと制御しにくい時があります。
この場合にはリードを少しの間つけたままお散歩のように他の犬などに慣れさせてからリードを外しましょう！
飼い主が“その場で”取るべき対策
ドッグランでのトラブルは、吠える・追う・ぶつかるなど一瞬で状況が悪化することがあります。
「危険になりそうだな」と感じた瞬間に動けるかどうかで、ケガのリスクは大きく変わります。
以下では、ドッグランの現場で飼い主がすぐにできる対処を、状況別にわかりやすくまとめました。
追いかけられている犬が“止まった時”は即介入する
犬が追われて怖くなると、ピタッと立ち止まる・伏せる・飼い主の足元に逃げ込むという行動を見せることがあります。
これは「もう無理、怖い」というSOS。
追う側の犬が興奮して止まれない場合、噛みつき事故につながることもあるため、すぐに間に入り物理的に距離を作ることが必要です。
相性が悪そうな犬が入ってきたら、いったん愛犬を呼び戻す
ドッグランは相性の良し悪しがはっきり出る場所です。
大声で吠える犬、高エネルギーの若い犬、同じ犬種同士でテンションが上がっているケースなどは、衝突が起きやすくなります。
危ないと感じたら
- 呼び戻す
- その場を避けて移動する
- 一時退出してクールダウン
これだけでトラブルを未然に防ぐことができます。
しつこく絡んでくる犬に対しては“飼い主同士のコミュニケーション”が大切
相手の犬が悪気なくても、明らかにしつこい場合があります。
そのときは
「少し距離を取ってもらえますか？」
「一度クールダウンさせましょうか？」
といった 簡単な一言 でトラブルを避けられます。
多くの飼い主は悪気があるわけではなく、状況を知らないだけ。
落ち着いた声で伝えることで、ほとんどのケースはスムーズに解決できます。
ケンカが始まった時にやってはいけないこと
ケンカを止める時、焦ってしまいがちですが、危険なので絶対に手を犬の間に入れてはダメです。
誤って噛まれる事故の多くが、飼い主の手を入れた時に起きています。
安全な止め方の例：
- 大きな音で気を逸らす
- 背中側からリードを掴んで後ろに引く
- タオルやクッションを間に入れる
まずは飼い主自身がケガをしないことが最優先です。
ドッグランでのいじめで飼い主さんがやるべきこと
ドッグランのトラブルは、必ずしも攻撃した側だけが悪いとは限りません。
相手にしつこくされた結果、仕方なく反応しただけという場合もあります。
だからこそ、飼い主は 愛犬から目を離さず“攻撃する前のサイン”を察知すること が大切です。
興奮して歯を見せる、うなり声が強いなどの兆しがあれば、一度外に出してクールダウンさせましょう。
また、伏せたり体を低くしている「降参サイン」を無視してしつこく絡む犬もいます。
その時は、カーミングシグナル（目をそらす・あくびなど） を手がかりに、遊びかいじめかを見極めましょう。
以下のような場面は、飼い主が止めに入るべきタイミングです。
- 追いかけっこがエスカレートして、追われている犬が立ち止まる
- 大型犬の体当たりで小型犬が飛ばされる
- 吠えて興奮した犬がそのままランに入ってくる
これは、追っている側の犬が制御できず、いじめ行動に発展する典型的なパターンです。
ケンカになりそうな時はすぐ止め、愛犬を呼び戻せるよう 日頃から呼び戻しの練習をしておくことが必須です。
若い犬や経験が少ない犬ほど興奮しやすいため、適度に休憩させながら慣れさせていきましょう。
経験を重ねることで、犬は他の犬との距離感や遊び方を自然と学び、いじめ行動も減っていきます。
ドッグランのいじめ対策【まとめ】
ドッグランのトラブルは犬同士の問題だけでなく、飼い主の対応次第で防げるものが多いです。
愛犬の行動サインを理解し、危険な状況ではすぐに呼び戻す・距離を取るなどの行動が安全につながります。
楽しく利用するためにも、無理させず、相性を見ながら上手に付き合っていきましょう。
