庭にドッグランを作るなら、まず押さえておきたいのがフェンス選びです。
安全性・高さ・犬種との相性・脱走対策など、判断材料が多くて迷ってしまいますよね。
この記事では、ドッグランに向くフェンスの種類と特徴、犬種に合わせた高さの目安、失敗しない選び方までまとめて詳しく解説します。
ドッグランのフェンスにおすすめ！6選フェンスをご紹介！
庭にドッグランを作るなら、フェンス選びはとても重要です。
素材やデザインで雰囲気が大きく変わるだけでなく、犬種ごとの安全対策も必要になります。
この記事では ドッグランに向くフェンスの種類・特徴・選び方の注意点 をまとめて紹介します。
これから設置を考えている方はぜひ参考にしてください。
アメリカンフェンス
スチール製で強度が高く、大型犬にも向いています。
デザイン性が高く見た目も良いのが特徴です。
ネットフェンス
支柱＋ネットの軽量フェンス。通販で手軽に購入できます。
リーズナブルですが強度は低めで、小型犬向きです。
アニマルフェンス（簡易フェンス）
支柱に金網を張るだけのシンプルな構造。設置は比較的簡単です。
中型犬までなら十分ですが、大型犬が体当たりすると変形する場合があります。支柱を多めにするなど強度調整が必要です。
木製フェンス
目隠し効果があり、見た目が良い一方で劣化やカビの発生が早いデメリットがあります。
外観にこだわる場合は、木製ではなく木調樹脂フェンスも選択肢です（耐久性が高い反面、費用は高め）。
自家製フェンス（DIY）
単管パイプやウッド素材を組み合わせてオリジナルで作る方法。
費用が材料によって変わるため、 予算に合わせた自由な設計が可能 です。
DIYに慣れている方におすすめです。
アルミフェンス
おしゃれで目隠し効果もありますが、コストは高め。
耐久性が高く長期間使えるので、しっかりしたドッグランにしたい人向けです。
犬種別フェンスのおすすめ高さ
犬は体格よりも 運動量やジャンプ力 を基準に高さを決めることが大切です。
- 1200mm が目安の犬種
ジャックラッセルテリア、柴犬 - 1500mm が目安の犬種
イングリッシュコッカースパニエル、ゴールデンレトリバー - 1800mm が目安の犬種
ボーダーコリー、シェパード、アフガンハウンド
一般的には 1200〜1500mm が目安ですが、ジャンプ力が高い犬や助走をつける場合も考えると、1800〜2000mm以上あるとより安全です。
ドッグランのフェンス選びで失敗しないために知っておきたいポイント
フェンスの“目的”を明確にすると選びやすくなる
フェンスは見た目だけでなく「何を防ぎたいか」で必要条件が変わります。
完全に外へ出ないようにしたいのか、隣家や通行人への吠えを減らしたいのか、風通しを確保したいのか。
目的が曖昧なままだと選択肢が多すぎて迷ってしまうため、最初に優先事項を決めておくと選びやすくなります。
犬の性格・行動パターンもフェンス選びに大きく関係する
犬種だけでなく「普段の動き」も忘れてはいけません。
横方向にすり抜けるタイプの犬もいれば、上への跳躍が得意な犬、地中に潜ろうとする犬もいます。
庭で普段どのように動いているかを観察しておくと、抜け漏れのないフェンス設計ができます。
メンテナンス頻度と耐候性を考える
屋外フェンスは想像以上に劣化が早いものです。
特に木製やDIYフェンスは日光、雨、湿気の影響で傷みやすく、1〜2年で交換が必要になる場合もあります。
長期的に維持したい場合は、樹脂・アルミ・スチールなど耐候性の高い素材を選ぶことで、メンテ負担を大幅に減らせます。
風通しと目隠しのバランスを調整する
完全な目隠しフェンスは落ち着く犬もいますが、通気性が悪いと湿気がこもり、夏場は熱気が滞留します。逆に風通しが良すぎると外刺激が増えて犬が興奮しやすくなることも。
庭の広さや犬の性格に合わせ、「抜け感のある板フェンス」「ルーバー型」「上部だけ格子」 など、視線カットと通気のバランスをとる構成が理想です。
ゲートまわりはフェンスよりも脱走事故が多い
最も多い脱走ルートは“門扉”。
ゲートの下・両サイドの隙間を塞ぐ、二重扉（ダブルゲート）を採用する、閉め忘れ防止の金具を付けるなどの対策が必要です。
特に小型犬は数cmの隙間があっても抜けられるため、フェンスよりゲート周りのほうが重要と言えるほどです。
フェンス設置で気をつけるポイント
穴掘りによる脱走対策
犬は習性として穴を掘ります。
フェンスの下に隙間があると、そこから脱走してしまう可能性があります。
心配な場合は、フェンス下をブロックで固めるなどの対策が有効です。
フェンスの隙間
小型犬はわずかな隙間から抜けられることもあります。
フェンスの継ぎ目や接続部には特に注意してください。
門扉の隙間
“門扉のわずかな隙間” が最も危険です。
フェンスとの間に 脱走防止の支柱を追加 して隙間をなくすと安心です。
まとめ
フェンスは見た目だけでなく、高さ・隙間・強度 が最重要ポイントです。
犬種によって向き不向きもあるため、愛犬の性格や運動量に合わせて選んでください。
お庭の雰囲気も変わり、安心して走り回れる空間ができれば、愛犬にとって最高の遊び場になります。
安全性を確保しつつ、理想のドッグランづくりを楽しんでください！
