ミナミヌマエビのオスとメスの見分け方|繁殖の役割や注意点も解説!

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ミナミヌマエビは水槽の掃除役として人気があるだけでなく、繁殖させる楽しみもあります。

そこで気になるのがオスとメスの見分け方。

この記事では、体の特徴や行動の違いに加え、繁殖の際にそれぞれが担う役割や注意点についても解説します。

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目次

ミナミヌマエビの性別の見分け方

稚エビの段階では判断は難しいので、成長したミナミヌマエビの見分け方を紹介します。

ミナミヌマエビの体は透けていて、内臓なども良く見えます。

まずは一番簡単だと思う見分け方を紹介。

ミナミヌマエビの背中部分に注目してみましょう。

オスとメス共通して頭の少し後ろあたりに黒っぽい内臓が見えます。

内臓の少し後ろあたりにオスとメスの見分ける部分があります。

背中部分に注目

オスを見分けるポイント

・精巣(精子を作る場所)
・輸精管(精子を運ぶ場所、貯める場所)

上記をオスは体に持っていて、輸精管に精子が溜まっていると背中から白っぽい筋が見えます。

メスを見分けるポイント

・卵
・卵巣

繁殖期のメスは卵を持っていれば容易に見分けることが出来ます。

産卵が近くなると抱卵(ほうらん)と言ってお腹に卵を抱えます。

お腹部分に黒っぽい卵を持っていればメス。

抱卵前にも確認することが出来ます。

背中を見てみましょう。

オスの精巣に当たる部分(内臓の少し後ろ)にメスが卵を持っていれば白っぽい卵を持っているのが確認できます。

背中を見て白い筋があればオス、白いつぶつぶがあればメスです。

オスメスの大きさに若干の違い

オス
・最大2センチ位

メス
・最大3センチ

メスの方が大きいです。3センチを超えるようなミナミヌマエビならばメスで間違いはありません。

ミナミヌマエビのオスとメスの触角は少し違う

ミナミヌマエビの4本の触角はオスの方が大きく立派です。

オスの触角はメスの触角よりも1.5倍も大きいと言われて、オスがメスの匂いをかぎ分けられるために発達したと言われています。

ミナミヌマエビのオスとメスは体型の違い

ミナミヌマエビのメスはお腹に卵を抱えるので、お腹周りがふっくらしています。

対してオスはスマートな細身。

上から見てみると違いがわかりやすいです。

ミナミヌマエビのオスとメスの行動の違い

ミナミヌマエビはオスとメスで行動がすこし違います。

オスは落ち着きがなく、常に水槽内を動き回っています。動きも早いです。

メスはあまり動かず、動いてもゆっくり動きます。

水槽内をじーっと見てみると判断できます。

エビが抱卵をする前兆に「抱卵の舞」と呼ばれる求愛行動をします。

ただ泳ぎ回るだけですが、ミナミヌマエビがいつもと違った泳ぎ方、上にも下にも泳ぎ回ります。

抱卵の舞とはオスが水槽内を泳ぎ回り、メスに求愛をするものです。

ミナミヌマエビを飼育している方、ぜひ一度は見てみてください。感動します。

ちなみにこの時もオスのみが泳ぎ、メスはじっとしています。一緒につられて舞うようなことはないようです。

水槽内で常に動き回るミナミヌマエビがいればオス、動かないなーと思ったらメスだと考えて良いでしょう。


ミナミヌマエビの繁殖における性別の役割と注意点

オスが果たす役割

ミナミヌマエビのオスは、繁殖期になると「抱卵の舞」と呼ばれる活発な行動を見せ、メスを探し求愛します。

オスは複数のメスにアプローチするため、水槽内では常に動きが目立ちます。

オスは交尾の際に精子をメスに渡すだけで、その後の卵の世話や稚エビの保護を行うことはありません。

そのため、繁殖の観点から見ても「繁殖可能なオスが数匹いる」ことが大切です。

メスが果たす役割

メスは交尾を終えると背中の卵巣に卵が形成され、やがて腹部に抱卵します。

メスの卵は腹肢と呼ばれる小さな脚で大切に抱え込まれ、稚エビが孵化するまで守られます。

ミナミヌマエビは親が子を捕食することが少なく、自然に孵化して水槽内に広がる姿が観察できます。

メスは繁殖成功の要となる存在のため、繁殖を考える場合はオスよりも多めに飼育しておくと効率的です。

繁殖を狙う際の注意点

繁殖を成功させるためには、水槽の環境づくりが欠かせません。

特に大切なのが隠れ家の確保です。

稚エビは成体よりも弱く、他の魚や大きなエビに捕食されやすいため、水草やモス類を十分に配置して隠れ場所を作りましょう。

また、水質が不安定だと卵がうまく育たないことがあります。

水換えは少しずつ行い、ろ過フィルターも弱めの水流に設定しておくと孵化率が高まります。

繁殖を目的とするなら、「オス数匹+メス多数」の比率が理想とされます。

ミナミヌマエビの性別の見分け方【まとめ】

ミナミヌマエビの性別を見分けられるようになれば、繁殖の成功率もぐんと高まります。

卵の有無だけでなく、行動や体型の違いも観察してみてください。

性別の理解を深めれば、水槽のエビたちの暮らしがより面白く見えてくるはずです。

さらに詳しい飼育方法や繁殖のコツは他の記事でも紹介していますので、ぜひあわせてご覧ください。

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