
ロシアンブルーは見た目の美しさだけでなく、穏やかで知的な性格も魅力です。
しかし、その繊細さゆえに多頭飼いではトラブルが起こることも。
この記事では、ロシアンブルー同士・他の猫・犬との相性や、同居を成功させるための環境づくりのポイントを詳しく解説します。

ロシアンブルーの多頭飼い|同種同士
オスとメスで多少性格が違う?

ロシアンブルーのオスは、やんちゃで非常に甘えん坊です。
膝の上に乗ってくるなど飼い主にべったりしてくる子が多く非常に可愛らしい性格をしています。
逆にメスはまさに「猫!」いう性格で、飼い主がいくら呼んでも来ませんが、自分が寄りたいときにはベタベタくっついてきます。
オスよりも性格が繊細な子が多いため、やや難しい子が多いですが、ツンデレな瞬間は非常に可愛いものです。
性別によるおすすめ度の違い

オス×オスの多頭飼い
ロシアンブルーだからという訳ではないですが、オスは縄張り争いをする生き物です。
そのため、飼い主の取り合いになる可能性が非常に高いため、あまりおすすめであるとは言えません。
去勢手術を行うことで性格がマイルドになるため、状況は少し変わるでしょう。
オス×メスの多頭飼い
甘えん坊な性格とツンデレな性格の組み合わせとなるため、オスがメスを追っかけ、非常にいい関係を保てるためおすすめの組み合わせと言えるでしょう。
メス×メスの多頭飼い
オスよりもメスの方が、プライドが高いため、甘えたいタイミングが重なると喧嘩になりやすいでしょう。
しかし、すみわけができるレベルの部屋の広さがあれば、お互いが程よい距離を保つことができるため問題にはなりません。
ロシアンブルーの多頭飼い|別種の猫

先ほどもお伝えさせていただきましたが、ロシアンブルーは自分を大事にし、ゆったりと過ごすことが大好きな猫です。
そのため、自分のペースを崩されるような相手であると相性が悪いです。
幼少期はどんな子でも元気であるため、マンチカンのような将来的にゆったりする子と相性が良いと言えるでしょう。
ロシアンブルーとの同居|犬・他ペットとの相性
犬との相性は?

ロシアンブルーは慎重で静かな猫ですが、犬との同居も不可能ではありません。
特に、穏やかな性格の犬種(ポメラニアン・シーズー・トイプードルなど)であれば比較的うまくいくことが多いです。
最初から同じ空間で過ごさせるのではなく、互いの匂いを交換する段階からスタートするのがポイントです。
また、犬が急に走り回るタイプの場合、ロシアンブルーは驚いて隠れてしまうことが多いので、犬側のしつけも重要になります。
犬が落ち着いて生活できる環境であれば、ロシアンブルーも安心して心を開いてくれるでしょう。
小動物や子どもとの相性

ロシアンブルーは静寂を好む猫であるため、子どもや小動物との同居は注意が必要です。
子どもが突然触ったり大声を出すと、ロシアンブルーにとっては大きなストレスになります。
そのため、子どもが猫との接し方を理解できる年齢になってから迎えるのが理想です。
ハムスターやインコなどの小動物とは同室にしないことが鉄則です。
捕食本能が刺激されるおそれがあるため、完全に分けて飼うのが安全です。
多頭飼いで失敗しないための環境づくり

ロシアンブルーは1匹でも静かに暮らせる猫なので、多頭飼いを成功させるには空間の分離がカギとなります。
部屋が複数ある場合は、階層や部屋を分けて飼うのが理想です。
1ルームでの多頭飼いを行う場合は、縦の空間(キャットタワー・棚)を充実させることでストレスを大きく軽減できます。
また、食事やトイレを共有させず、それぞれに「自分専用の場所がある」と感じさせることが、ケンカを防ぐ最大のコツです。
多頭飼いは相性よりも「環境設計」が成功の決め手になります。
先住猫とどのようにして合わせていくか

飼い始めの対応
第一に、先住猫は新参者が現れたときに非常にストレスがたまります。
そのため、まず新しい子をケージ飼いすることから始めます。
目安としては、2-3週間がいいでしょう。
お互いの存在に慣れてきたら…
そしてトイレの数は、お互い別々にできるように数を増やしてやる必要があります。
パーソナルスペースの確保が大事なのです。
もしお互いの存在に慣れてなさそうであれば
猫は高いところにいることで自分の精神を保つ性質があります。
そのため、キャットタワーやキャットウォークを追加で置いてあげることで自分のスペースを確保することが可能なため慣れてくるでしょう。

ロシアンブルーの多頭飼いは向いている?【まとめ】
ロシアンブルーは静かな時間を愛する猫だからこそ、相性の良い相手選びとストレスの少ない環境設計が重要です。
性別の組み合わせや空間の工夫次第で、穏やかな多頭生活も十分に可能です。
あなたのロシアンブルーにぴったりの同居スタイルを見つけてみましょう。
