犬がキュンキュン鳴く原因とやめさせる方法|可愛いけど放置NGな理由を解説

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犬がキュンキュン鳴く姿はかわいい反面、「このまま放置して大丈夫?」と不安になる飼い主さんも多いはずです。

鳴き声には要求・不安・痛みなどの理由があり、適切な見極めと対処が必要です。

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目次

犬がキュンキュン鳴く時の原因

犬がキュンキュン鳴く理由は、主に「要求」「恐怖」「痛み(苦痛)」「喜び」のどれかに当てはまります。

「かまって」「ちょうだい」といった甘えや要求、ケガや怖い思いをした時の不安、さらに飼い主さんの帰宅が嬉しくて鳴く場合もあります。

うちの子も散歩中に猫にぶたれた時だけ、小さくキュンキュン鳴きながら逃げてきたことがあります。

怖さを訴えていたのかもしれません。

一見すると可愛らしい理由が多いものの、鳴き方がエスカレートしたり、原因を放置すると問題につながるケースもあるため、理由を見極めることが大切です。

犬のキュンキュンがエスカレートする時

犬のキュンキュン鳴きは可愛い反面、放っておくとトラブルに発展することがあります。

うちの犬はケージが苦手で、最初はキュンキュンだった声が次第にギャンギャンへと悪化。

ケージをかじって歯を欠けさせたり、騒音で近所が心配になったため、最終的にケージを撤去したところ鳴き声はピタッと止まりました。

空輸時に狭い箱に長時間入れられた経験が原因だったようです。

別の甲斐犬の例では、「お腹すいた」の甘え鳴きに毎回応じてしまった結果、要求が吠え声に変わり、食事中に人へ唸るようになってしまったケースもあります。

誤った強化で問題行動になる典型パターンです。

また、公園では柴犬が噛まれて痛みでキュンキュン鳴いた際、肉球から大量に出血し、犬の口内菌を考慮して抗生剤が処方されました。

痛みのキュンキュンは軽く見てはいけないケースもあります。

このように、キュンキュン鳴きは原因によっては放置厳禁。

かわいさに流されず、早めに原因を取り除いたり、しつけの仕方を見直すことが大切です。


犬がキュンキュン鳴くときにしてはいけないNG対応

間違ったタイミングで構ってしまう

犬がキュンキュン鳴いた瞬間に声を掛けたり撫でたりすると、「鳴けば構ってもらえる」という学習が強化されます。

要求鳴きが強いタイプの犬は、とくにこの誤学習が起きやすく、次第に鳴き声が大きくなることもあります。

かわいくても、鳴いている最中は反応せず、落ち着いた瞬間に褒めるという“静かさ”の強化が効果的です。


怒って叱りつける

大きな声や厳しい口調は、犬に“恐怖”として伝わることがあります。

恐怖を感じた犬は、かえって落ち着きが失われ、キュンキュンが増える、または吠えや唸りに発展することがあります。

叱るのではなく、「どうすれば鳴かずに済むか」を整える環境改善が優先です。


不安感を放置してしまう

分離不安・留守番が苦手・音への恐怖など、原因が“本当の不安”の場合は無視だけでは改善しません。

不安によるキュンキュンは、生活環境の見直しや、段階的な慣れの練習が必要です。

たとえば、留守番前にパズル系おもちゃを与える、短時間の出入りを繰り返して帰宅を予測させないなど、犬の「安心できる体験」を積ませることが改善につながります。


運動不足・刺激不足を見逃す

毎日の発散が少ない犬は、エネルギーが余り、要求鳴き・不安鳴きが増える傾向があります。

運動・遊び・知的刺激が十分に与えられると、自然とキュンキュンの頻度が減ることがあります。

特に若い犬や活動量の多い犬種は、散歩時間や遊びの質が不足すると鳴きやすくなるため、生活リズムも確認しましょう。


甘え鳴きとSOSを混同してしまう

キュンキュンは要求だけでなく、痛み・体調不良のサインのこともあります。

「甘えてるだけ」と思い込んで様子を見てしまうと、怪我や病気の発見が遅れる可能性があります。

頻度が急に増えた・動きがおかしい・触ると鳴くなどの場合は、無視ではなく原因の特定が必要になります。

犬がキュンキュン鳴くのをやめさせる方法

「要求鳴きは叶わない」と学習させる

犬がキュンキュン鳴くのを止めるには、「要求鳴きは叶わない」と学習させることが大切です。

かわいくても、鳴いている間は声をかけず徹底して無視します。

中途半端な反応は逆効果で、余計に鳴きやすくなることがあります。


痛み・恐怖が原因の場合は原因を取り除く

一方、痛み・恐怖が原因のキュンキュンは放置せず、原因を取り除くことが優先です。

ケガ、トラウマ、環境ストレスなどは改善すれば鳴きやみます。


嬉しい場合も習慣化させない

また、嬉しくてキュンキュン鳴きながら顔をなめる行動は可愛い反面、感染症や化粧品の誤飲リスクがあるため習慣化させない方が安全です。

出迎え時は顔を避け、背中や体を撫でる方向に誘導すると自然にやめさせられます。

喜びのキュンキュン自体は問題になりにくいので、危険がなければ一緒に喜びを共有する形で上手にコントロールしていくのがおすすめです。

まとめ

犬のキュンキュン鳴きは感情のサインですが、対応を誤ると要求鳴きや問題行動に発展することがあります。

原因を見極めて正しく対処し、犬の安心感を育てていきましょう。

関連するしつけ記事も併せて読むと理解が深まります。

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