ドッグフードをふやかすと下痢に?!お湯のふやかし時間はいつまで?
でもお湯でふやかす時間によって消化不良を起こすこともあります。
また、子犬のドライフードへの切り替えはいつまでにすれば良いのでしょうか。
ドッグフードをお湯でふやかす時間と、子犬のドライフードはいつまでに切り替えたら良いかを中心に、下痢をさせないためのふやかしフードの使い方を考えてみましょう。
ふやかす時間が足りないと消化不良で下痢に
ドッグフードをお湯でふやかす時、どのくらいの時間ひたしているでしょうか。
ドッグフードをお湯でふやかす適切な時間は15分〜1時間くらいと言われていて、幅広いですよね。
このふやかす時間が問題になることがあります。
たとえば15分くらいだと、見た目はフードがお湯を吸って膨張するので、フニャフニャになっているように見えます。
でも触ってみると「芯」が残っているんです。
まだ消化能力が発達していない子犬だと、この硬いドライフードの部分が消化不良の原因となり、下痢を起こすことがあります。
1回分のドッグフードを容器に入れて、ヒタヒタまでお湯を入れて30分ほど待ってみる。
そして触ってホロホロと崩れるくらいまで柔らかくしてあげることで、消化不良を防ぐことができます。
もしそれでも硬さがあるようなら、さらにお湯を足してあげるのも効果的ですよ。
ただし、早くふやかすために熱湯を使うのはやめましょう。
ドッグフードの栄養素が破壊されて、きちんと食べても栄養不足になってしまう可能性があります。
30〜40℃ほどのぬるま湯でじっくりふやかすようにしてくださいね。
電子レンジを使って時短でふやかすことも可能ですが、その場合は20秒くらいでかき混ぜながら行うようにしてください。
電子レンジは温まり方にムラができやすく、一部が高温になったり、硬いままだったりすることがあります。
多すぎる水分も下痢の原因になることが
これには2つの理由があります。
2.水分が多すぎて完食できず栄養不足になるため
なかなかふやかすことができなくてお湯の量を増やすと、水分量が増えすぎてしまうこともあります。
水分量が多すぎるドッグフードをを毎食与え続けていると、犬は、水分でお腹も冷えるので下痢をしやすくなってしまいます。
また、子犬に限らず、食欲が落ちた時やシニアの犬だと、一度に食べられる量が限られてしまい、完食できないことがあります。
水分でお腹いっぱいになって残してしまうと、1回分の栄養が足りなくなってしまい、栄養不足で下痢を起こすこともあります。
時間を守ってもうまくいかない時は、あらかじめドッグフードを少し砕いて細かくしてから作るとお湯の量を増やしすぎずにふやかすことができますよ。
ドッグフードの切り替えはいつまでにやるべき?
子犬のドライフードへの切り替えは、生後3〜4ヶ月あたりから少しずつ変えていく必要があります。
でも子犬によってはドライフードを見せた途端、それしか食べなくなったという子もいれば、逆にふやかしフードしか口にしなくて苦戦したという話も聞くので、反応はさまざまなようです。
切り替えが順調かを知るには、やはりウンチの状態がポイントになります。
下痢をしないかを確認しながら、ふやかす時間を少しずつ短くして硬さに慣れさせていくのがおすすめです。
もしもいきなりドライフードをバリバリ食べ始めても、お腹を壊さないようであれば切り替えてしまうのも一つの方法です。
「いつまでに切り替えるべき」という厳密な決まりはありませんが、周りの飼い主さんの様子では、お散歩デビューをする生後4ヶ月あたりにはドライフードに切り替わっている子が多いようです。
いつまでもふやかしフードにしていると歯石が付きやすくなり、硬いものを食べないので歯も弱くなってしまいます。
目安がわからない方は、4ヶ月あたりを目標にしてみると良いかもしれませんね。
まとめ
ドッグフードをふやかす時間とコツをまとめてみましょう。
・手で触って芯がなくなれば完成
・お湯の温度は30〜40℃くらい
・水分量が多くなりすぎると下痢のおそれも
ふやかしフードからドライフードへの切り替えは以下のようになります。
・少しずつ水分量を減らして慣らしていく
・常にウンチの状態に注意しよう
ふやかしフードは生涯にわたって必要になることがあります。
うまく作るコツを覚えて、愛犬の健康管理に役立ててくださいね。