ドッグフードを成犬用にいつから切り替える?月齢だけに頼らない最適なタイミングとは

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ドッグフードを成犬用にいつから切り替えるべきかは、多くの飼い主さんが迷うポイントです。

「何ヶ月から」と言われることも多いですが、実は犬の成長スピードや体格によって最適な時期は変わります。

本記事では、月齢だけに頼らず“失敗しない切り替え時期の判断方法”をわかりやすく解説し、さらに成犬用フードを自然に移行させるコツもご紹介します。

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目次

ドッグフードを成犬用に切り替える理由とは?

子犬は急成長するため、少量でもしっかり栄養がとれる高カロリーのパピー用フードが必要です。

しかし成長が止まったあとも食べ続けると、カロリー過多で太りやすくなります。

成犬用フードは、大人の体を維持するためにカロリーと栄養バランスが適度に調整されているため、成長に合わせて切り替える必要があります。

ドッグフードを成犬用にいつから切り替える?

ドッグフードをいつから成犬用に切り替えるかは、愛犬の犬種によって変わってきます。

成犬用のドッグフードへの切り替えの目安

  • 小型犬 生後6ヶ月〜12ヶ月くらいまで
  • 中型犬 生後12ヶ月前後
  • 大型犬 生後12ヶ月〜18ヶ月くらいまで

体が大きくなるほど、ゆっくり切り替えていくのが良いとされています。

また成長の様子によっても変わってきますので、気になる時は獣医さんに相談してみると、より具体的に時期を把握できます。

元気な犬でも、フィラリア予防薬や混合ワクチンなどで動物病院に行きますよね。

そうした機会を利用してみると良いですよ。

成犬用への切り替えは“成長の止まり方”で判断するのが確実

子犬は犬種や体格によって成長スピードが驚くほど違います。

月齢だけで判断すると、少し早すぎたり遅すぎたりしてしまうこともあります。

そこで、「成長の止まり方」をひとつの基準として見ると、切り替え時期の迷いがなくなります。


体重の増加が緩やかになる時期がサイン

毎月しっかり増えていた体重が、「あれ?ほとんど増えてないな」という状態になったら、体の成長が落ち着き始めています。

子犬は急激に増える時期から、徐々に横ばいへと変わっていきます。これがパピー期を終える合図と考えるとわかりやすいでしょう。

動物病院で健康チェックをしてもらうと、成長の度合いを体重・骨格の両面から確認してくれるため、より正確に判断することができます。


避妊・去勢手術をした時期も関係する

避妊・去勢をするとホルモンバランスが変わり、成長速度や体型の変化が子犬ごとにズレることがあります。

手術が済んでいる犬は、脂肪がつきやすくなるため、「手術後〜成長完了のタイミング」で切り替える調整が必要なこともあります。

獣医さんは手術前後の体型変化を把握しているので、相談すると適切な開始時期を教えてくれます。


食欲の安定もひとつの目安

パピー用フードは「少量でもしっかり栄養がとれる」ように作られているため、成長が止まってくると必要量よりカロリーが高すぎる場合があります。

その頃になると食欲にも波が出てきますが、これは「成犬としての食事リズム」に移行する自然な変化です。

様子を見て、食欲が極端に落ちるわけでないなら、成犬用への切り替えタイミングとして適しています。


切り替えのゴールは“1歳ごろ”だが個体差を許容する

一般的に成犬への切り替えは1歳前後が多いですが、犬種・体格・成長具合で前後します。

重要なのは 「月齢だけで固定しない」 という点です。

成長の止まり方・体重の変化・健康診断でのアドバイスを総合して判断すると、無理のない自然な切り替えができるようになります。


早すぎ・遅すぎ切り替えのリスク

早すぎる切り替え

必要な栄養が足りず、筋肉や骨の成長が不十分になる可能性があります。


遅すぎる切り替え

カロリー過多で太りやすくなり、肥満が習慣化してしまう心配があります。

どちらも身体に直接影響するため、「〇ヶ月だから切り替える」ではなく、成長状態を見ながら調整することが大切です。

成犬用フードへの切り替え方

突然変えると警戒して食べないことがあるため、1〜2週間かけて少しずつ混ぜるのが基本です。

最初はパピー用に成犬用を少量混ぜ、徐々に割合を増やしていきます。

切り替え期間中は下痢・嘔吐などの変化がないかを軽く観察し、問題なければそのまま完了させましょう。

成犬用ドッグフードの選び方|失敗しない基準を知っておこう

成犬用フードは種類がとても多く、どれを選べば良いのか迷ってしまいますよね。

パッケージの宣伝文句だけで選ぶと、愛犬に合わないものを選んでしまうこともあります。

そこで、どのブランドにも共通する“良い成犬用フードの見分け方”を知っておくと、商品が入れ替わっても迷わなくなります。

更新の必要もなく、ずっと役立つ判断基準です。


原材料が具体的に書かれているか

原材料の表記はフード選びで一番大切です。

成犬用フードでは、以下のような表記がシンプルで分かりやすいものが安心です。

例)

・チキン
・サーモン
・ターキー
・牛肉
・野菜(にんじん・かぼちゃなど)

逆に、「肉類」「家禽ミール」「動物性油脂」のように、原材料が特定できない表記が多いフードは避けた方が良い場合があります。


添加物の量が少ないか

人工的な香料・着色料は犬にとって不要です。

また、保存料も最小限であるほど安心です。

・香料なし
・着色料なし
・合成保存料を使わない
・酸化防止剤が自然由来(ミックストコフェロール等)

このあたりの表記を確認すると、商品が変わっても質の判断ができます。


グレインフリーか、穀物入りかを体質で選ぶ

最近はグレインフリー(穀物不使用)が多いですが、必ずしもグレインフリーが正解とは限りません。

・胃腸が弱い犬 → グレインフリーが合うことが多い
・お腹が丈夫な犬 → 穀物入りでも問題なし(価格も選びやすい)

体質に合わせて選ぶと、食いつきやウンチの調子が安定します。


タンパク質量は“成犬向け”のバランスか

パピー用よりもカロリーが低めで、たんぱく質も成犬向けに調整されているものが理想的です。

一般的には
たんぱく質24〜30%程度が目安。
体を作るためではなく維持するための栄養バランスが必要です。


粒の大きさ・香りが犬に合うか

食べない原因の多くは原材料よりも 粒の食べにくさ・香りの好み です。

・小型犬は小粒
・食べこぼしが多い犬は平たい粒
・噛むのが好きな犬は大粒多め

粒形状の違いだけでも食いつきが大きく変わるため、フード選びの重要ポイントです。


よく選ばれる“フードタイプ”の例(商品名に依存しない)

成犬用フードは細かく分類すると多数ありますが、まずは以下のような「タイプ別」で選ぶと迷いません。


グレインフリー(穀物不使用)タイプ

お腹の弱い犬やアレルギーが気になる犬に選ばれやすいタイプ。
肉魚中心で香りが強く、食いつきが良い傾向があります。


ヒューマングレード中心のタイプ

人が食べられる品質の食材を使った製品群。
安全性を重視したい飼い主さんに人気です。


国産+無添加タイプ

素材のシンプルさを重視する方向け。
国産を中心に選びたい家庭に合います。


大手メーカーの成犬ライン

手に入りやすく価格も安定しているため、継続しやすいのが魅力。
特に量を使う中型犬・大型犬家庭では選びやすい傾向があります。


まずは“今のブランドのアダルト用”が安心

初めての切り替えで悩む場合は、今あげているパピー用と同じブランドの成犬用から始めるのが一番スムーズです。

原材料が近く、香りや粒形状も似ているため、食いつきが極端に落ちるリスクが少ないからです。

新ブランドを試すのはその後でも問題ありません。

まとめ

成犬用への切り替えは月齢だけで決めず、体重の増え方や成長の様子を見ながら柔軟に調整すると失敗しにくくなります。

少しずつ混ぜて慣らせば、ほとんどの犬は自然に受け入れてくれます。

切り替え後もドッグフードの食いつきや体調をこまめに確認し、愛犬に合ったフード選びを続けていきましょう。

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