愛犬の様子を見ていると、舌をべろーんと長く出したり、口元からちょろっと舌が出ていたりすることありませんか?
犬が舌を出すのには、体温調節や感情表現など、いろいろな理由があるんです。
犬の舌が出たままになっている姿も、かわいいなぁと思うのですが、舌が出たままになっている理由や対策を知っていると、実は病気やストレスがあった!なんてこともあります。
今回は、犬の舌が出たままになっている「理由や対策」について、ご紹介していきますね。
犬の舌が出たままになる5つの理由
犬の舌が出たままになっている理由を、5つご紹介しましょう。
2.リラックスした状態になっている
3.興奮した状態になっている
4.ストレスを感じている
5.カーミングシグナルを出している
*体温調節している
人間の場合は汗をかくことで体温を下げることができますが、犬は違います。
犬は、舌を出して唾液を蒸発させることで体温調節をします。
たくさん運動したあとだったり、夏場のお散歩中だったり、犬が舌を出して「ハァハァ」と荒い呼吸をしている場合は、涼しい場所に移動してお水を飲ませてあげましょう。
*リラックスした状態になっている
犬は、落ち着いてリラックスしているときは、だらんと舌が出たままになります。
これは、居心地のいい場所にいたり、飼い主さんのそばで安心していたりという気持ちから、口元の筋肉がゆるんで舌が出たままになるようです。
つまり、リラックスして全身の力が程よく抜けている状態になっているということです。
リラックスしている状態から、そのまま舌を出したまま眠ってしまうこともあるようです。
舌が出たまま眠っている愛犬をみていると、自然と飼い主の顔の筋肉もゆるんで笑顔になってしまいますよね。
*興奮した状態になっている
犬は気持ちが高ぶって興奮した状態になると、呼吸が荒くなって舌を出します。
おもちゃで遊んでいたり、運動やお散歩で気分が高ぶっていたり、興奮状態のときに舌が出たままになるようです。
舌が出たままになっていたり、呼吸が荒くなったりした状態になったら、いったん落ち着かせるようにしましょう。
*ストレスを感じている
犬がストレスを感じると、鼻や体の一部を舐める行動をとります。
舐めるという行動は、気持ちを落ち着かせるためにとることが多いでしょう。
ご飯を食べたあとや、おやつを食べたあとに鼻を舐めていることがある場合は、ストレスをかかえていると認識しましょう。
そして、何が愛犬にとってストレスになっているのか、しっかり考えてあげるといいですね。
*カーミングシグナルを出している
舌が出たままの場合は、カーミングシグナルを出している可能性があります。
カーミングシグナルとは、犬のコミュニケーション手段のひとつで、ストレスや不安から自分を落ち着かせるために行う行動です。
もし、鼻や口元をペロペロと舐め続けている姿をみかけた場合は、愛犬が落ち着くまで様子をみてあげましょう。
やたらとペロペロ鼻先を舐めている姿をみたときに、「どうしたの?」「なんでそんな舐めてるの?」と声をかけたことがあります。
舐めるのをやめるどころか、尻尾を下げて私から離れていって、またペロペロ舐め続けるという行動をとったので、話しかけなきゃ良かったなぁと思ったものです。
犬の舌が出たままになっているときの対策
ここまで、犬の舌が出たままになっている理由をお伝えしましたが、次は対策をご紹介しましょう。
舌が出たままになっている場合、次の対策をしましょう。
●5月~10月は、熱中症にならないよう暑さ対策をしましょう
●舌を出したまま、ガーガーという呼吸をする場合は病院で診察をうけましょう
●口内炎や歯茎の腫れがないか、口の中をチェックしましょう
犬の舌が出たままになっている場合、病気が隠れている場合もあります。
犬の舌が出たままの原因【まとめ】
犬が舌を出すのは、体温調節やストレスを抱えているなど、いろいろな理由があります。
また、舌が出たままになっている場合、病気が隠れている可能性もあることを知っておきましょう。
舌をべろんと出していたり、口元にちょろっと舌先が出たりしている姿は、かわいいものですよね。
かわいいからと、そのままにせず、ストレスを抱えていないか、呼吸は正常かなどを飼い主さんがしっかりチェックしてあげましょう。