うさぎがトイレ以外でするようになった理由と対策|年齢・ストレス・病気の可能性も解説

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「うさぎがトイレ以外の場所で排泄するようになった」という悩みは飼い主さんに多いもの。

実はストレスや環境の変化だけでなく、年齢や病気が原因のこともあります。

この記事では、考えられる理由と対策をまとめ、安心してうさぎと暮らせるヒントを紹介します。

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目次

うさぎがトイレ以外でするようになった考えられる理由

ストレスが原因

うさぎは環境の変化や騒音、過度な干渉や孤独に敏感で、強いストレスを感じるとトイレ以外で排泄することがあります。これはマーキング行動として現れることもあります。

対策としては、静かで安心できる場所を用意し、生活リズムを一定に保つことが大切です。

適度な遊びや運動で気分転換させ、干渉しすぎないこともポイントです。

それでも改善が見られない場合は、獣医師に相談して原因を確認しましょう。

トイレの環境が原因

トイレが汚れていたり、騒がしい場所や人通りの多い場所に設置されていると、うさぎは安心して使えずトイレ以外で排泄することがあります。

清潔好きな性質から、汚れたトイレを避けることも珍しくありません。

また、トイレの形状や大きさが合わない場合も要注意です。

入口が高すぎると小柄や高齢のうさぎには使いづらく、結果として失敗につながります。

解決するには、トイレを清潔に保ち、静かな場所へ設置することが基本です。

さらに体格や年齢に合った出入りしやすいトイレを選べば、自然と再びトイレを使うようになります。

高齢

うさぎは5歳を過ぎるとシニア期に入り、足腰が弱くなったり動きが遅くなったりします。

そのためトイレの段差を越えられなかったり、間に合わず失敗することが増えることがあります。

対策としては、段差の少ない高齢用トイレを用意するのが効果的です。

さらに吸水シーツを敷いておけば、失敗しても掃除がしやすく、うさぎも快適に過ごせます。

成長に伴いサイズが合わなくなったから

子うさぎの頃に使っていた小さなトイレは、成長すると体が収まらずお尻がはみ出すことがあります。

安定感がなくなると、うさぎはトイレを避けて他の場所で排泄してしまうこともあります。

大人になったら体格に合った大きめのトイレに買い替えることが大切です。

サイズを見直すだけで、再びトイレを正しく使うようになるケースは多く見られます。

マーキングしているから!

うさぎは一般的に、生後3〜5ヶ月で思春期を迎えます。

思春期の、特にオスのうさぎは、自分の縄張りである事を示すために、トイレ以外の場所におしっこを飛ばします。

子ウサギの頃はきちんとトイレでしていたのに、急にトイレ以外の場所におしっこをするようになったら、マーキングしている可能性があります。

病気や体調不良が原因の場合もある

膀胱炎や尿路結石

うさぎがトイレ以外の場所で頻繁におしっこをするようになった場合、膀胱炎や尿路結石といった泌尿器系の病気が隠れている可能性があります。

おしっこが赤っぽい、濁っている、量が少ないといった変化があるときは注意が必要です。

関節や骨のトラブル

関節炎や骨の異常で体を思うように動かせないと、トイレに行きたくても行けないことがあります。

特にシニア期のうさぎに多く見られるため、歩き方がぎこちない場合は早めに獣医師に相談すると安心です。

消化器系の不調

軟便や下痢を伴っている場合は、腸内環境の乱れや食事が原因となっている可能性もあります。

食欲や元気がない場合は、トイレのしつけよりもまず体調不良を疑い、病院で検査を受けることをおすすめします。

病気や体調不良が原因の場合は、どんなにトイレ環境を改善しても解決しません。

いつもと違う排泄の様子が見られたら、自己判断せずに動物病院へ連れて行くことが大切です。

うさぎのオムツの使用について

オムツを使うメリット

高齢や病気などでトイレまで行けない場合、オムツは部屋が汚れるのを防ぎ、飼い主の掃除の負担を減らすことができます。

外出や介護のシーンでも役立ち、一時的なサポートとして便利なアイテムです。

注意すべき点

ただし、オムツは長時間の使用に向きません。

蒸れやすく皮膚炎を起こす可能性があり、うさぎが噛んで誤食してしまうリスクもあります。

また、常用するとストレスになることもあるため、使用は必要最低限にとどめるのが安心です。

使う際のポイント

オムツを使うときは、うさぎ専用の製品を選び、こまめに交換して清潔を保ちましょう。

介護中やトイレの失敗が続く場合は、オムツと並行して獣医師に相談し、根本的な原因を確認することが大切です。

おすすめのオムツ製品

現在は「小型犬用・猫用」として販売されているオムツの中に、うさぎにも使いやすいものがあります。

  • 小型犬・猫用のSSサイズ:体格の小さいうさぎにフィットしやすい
  • マジックテープ式タイプ:着脱しやすく、繰り返し調整可能
  • 高吸収シート内蔵タイプ:長時間の外出時でも安心

ただし製品によってサイズ感が異なるため、必ず試着させてから選ぶと失敗が少ないです。

うさぎは本来トイレを覚えやすい動物で、オムツを必要とするケースが犬猫に比べて少ない、またペット市場全体でも犬猫に比べると需要が限られているため、専用品の開発が進んでいないといった理由から「うさぎ専用オムツ」という製品はほとんど存在せず、基本的には犬や猫用の小さいサイズ(SSやSサイズ)を代用するのが一般的です。

筆者の体験談

筆者のうさぎもシニア期に入り、トイレに間に合わないことが増えてきました。

最初は吸水シーツを敷いて対応していましたが、外出時はどうしても不安が残るため、小型犬用のオムツを試してみました。

最初は違和感から嫌がる様子もありましたが、短時間だけの使用であれば問題なく過ごしてくれました。

何より掃除の負担が大幅に減り、飼い主側の安心感が増したのは大きなメリットでした。

うさぎがトイレ以外でするようになったのはなぜ?【まとめ】

うさぎがトイレ以外でするようになるのは、年齢や環境だけでなく病気のサインであることもあります。

普段からよく観察し、異変を感じたら早めに獣医師へ相談を。

生活環境を整えつつ健康チェックも欠かさないことが、うさぎと長く快適に暮らす秘訣です。

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