
シーズーは毛色のバリエーションがとても豊富で、成長とともに色合いが変わることも珍しくありません。
本記事では、シーズーの代表的な毛色の種類や、年齢や遺伝による色の変化の仕組みを詳しく解説します。
シーズーの毛色の種類
パーティーカラー
ホワイトをベースに、ブラックやゴールドが入る毛色です。
ホワイト&ブラック、ホワイト&ゴールド、ホワイト&グレーが一番多く、人気があります。
一般的に、パーティーカラーは目の周りから耳にかけてと、尻尾に色が入りますが、時々ホワイト、ブラック、ゴールドが均等に入ったり、体にも斑点が見えたりと、色の入り方に違いが見られるシーズーもいます。
ホワイト&ブラック

ホワイト&ゴールド

ホワイト&グレイ

ソリッド
ソリッドとは単色のシンプルな色を指します。
シーズーは、ブラック、ゴールド、グレー、ホワイトの単色カラーもいます。
とても珍しい毛色なので、なかなかお目にかかることはできませんし、すれ違った程度ではシーズーだと気づかないかもしれません。
ソリッドブラック

ソリッドゴールド

ソリッドホワイト

ブリンドル
こちらも珍しい毛色の種類になりますが、ブラックをベースに、ゴールド(茶褐色)が入った毛色になります。
フレンチブルドッグに多いカラーですが、シーズーでもこの毛色が生まれることがあります。
シーズーはホワイトベースのイメージが強いので、ブリンドルのシーズーがいても、やはりすぐにシーズーだとは気づけないかもしれませんね。

シーズーの毛色と遺伝の関係

親犬の毛色で子犬の色は決まる?
シーズーの毛色は、両親から受け継ぐ遺伝によって決まります。
ただし、シーズーは毛色の遺伝パターンが非常に複雑で、両親が同じ毛色でも全く違う色の子犬が生まれることがあります。
特にホワイトを含む「パーティーカラー」は優勢遺伝子が関係しており、ブラックやゴールドなどが混ざる割合は予測が難しいとされています。
毛色が変化する原因はメラニンと成長ホルモン
シーズーの毛色が成長とともに変化するのは、被毛内のメラニン色素やホルモン分泌の影響によるものです。
子犬の頃は毛が濃くても、成長するにつれて淡くなったり、白っぽくなったりすることがあります。
これは「退色(フェーディング)」と呼ばれ、特にブラックやブリンドル系の毛色に多く見られます。
また、季節によっても被毛の色味が微妙に変化します。夏場は日差しによる退色、冬は新しい被毛が生えることで少し濃く見えることもあります。
毛色の変化を楽しむコツ
毛色の変化はシーズーの魅力のひとつ。
「前よりゴールドが濃くなった」「背中のラインが黒くなった」など、変化を見つけるのも楽しみのひとつです。
定期的に写真を撮って記録しておくと、成長とともにどのように変化していくのかがわかります。
特に、子犬期から成犬までの1~2年は最も変化が見られる時期なので、月ごとに写真を残しておくのがおすすめです。
シーズーの毛色は変わる?

シーズーの毛色は、年齢とともに少しずつ変化することがあります。
ホワイトがブラックに変わるような極端な変化ではありませんが、色の濃淡や斑点の出方が変わるケースはよく見られます。
私の犬も、子犬の頃はブラックでしたが、数ヶ月でシャンパンゴールドに変化し、1歳半の頃には耳だけがブラウンに。
今では首から背中にかけてブラックが出てきました。
ソリッドにこだわるならブリーダーから

毛色の変化は個性として楽しめますが、単色(ソリッド)にこだわりたい場合は、ブリーダーからの購入が安心です。
ブリーダーなら両親犬の毛色を把握しており、将来の色の傾向もある程度予測できます。
ただし、ソリッドでも成長とともにパーティーカラーへ変化することがあるため、完全に固定されるわけではありません。
シーズーのカラーとして認められない「ミスカラー」

ほとんどの毛色が認められているシーズーですが、中には「ミスカラー」なんて不名誉な呼び名が付けられるケースもあります。
パーティーカラーのはずが、片側にしか色が入らなかったり、中途半端な薄い毛色が入ってしまったりすると、ミスカラーとなるようです。
でもこれは、スタンダードなシーズーの毛色という観点からの「ミス」です。
失敗作のようには考えないであげてくださいね。
でもミスということは「あまりない毛色」ということなので、むしろ私は興味が湧きます。
変わった毛色のシーズーなんて、とても素敵じゃないですか!
シーズーの毛色の種類をご紹介!【まとめ】
シーズーは毛色の種類が多く、成長や遺伝、ホルモンの影響で色が変化することもあります。
同じ犬でも時期によって印象が変わるため、写真で変化を残すのもおすすめです。
もし毛色にこだわるなら、両親の色を確認できるブリーダーから迎えると安心ですよ。