犬のトリミングカットでおとなしくさせる方法は?暴れる・吠える原因と対策まとめ

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「うちの子は普段穏やかなのに、なぜトリミングだけ暴れるの?」

そんな悩みを抱える飼い主さんは少なくありません。

実は、多くの犬が“初めての音・場所・触られ方”に強い不安を感じています。

この記事では、暴れる・吠える原因と、おとなしくトリミングを受けられるようになるための具体的な対策を解説します。

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目次

犬がトリミングで暴れる・吠える理由

生まれて初めての経験でパニックになる

家でシャンプーやドライヤーを経験しないままサロンに行くと、犬は「知らない場所・知らない人・初めての刺激」に圧倒されます。

濡らされる音、台の上での固定、ハサミの音、耳掃除、肛門腺しぼり、熱風ドライヤー……すべてが一気に襲ってくるため、不安と恐怖で暴れたり吠えたりしてしまうのは自然な反応です。


前回のトリミングで怖い思いをした

爪切りで出血した、耳掃除が痛かった、ドライヤーが熱かったなど、嫌な経験があると犬はしっかり記憶しています。

次に同じサロンへ行くだけで体がこわばったり、トリマーさんを見て吠えたり、抵抗して動かなくなることもあります。

トリミングカット中に犬をおとなしくさせる方法

一度怖い思いをしてしまうと、犬はその記憶を長期間覚えています。

そんな時は可能な範囲でトリミングの期間をあけて、その間におとなしくさせる方法を試してみてはいかがでしょうか。

トリミング中に犬をおとなしくさせる方法は次の2つです。

家でシャンプーやカット・ドライヤーなどをやって慣らす

シャワーやドライヤー、ハサミなどに驚いて暴れるようになったと考えられる場合は、家で少しずつ慣らしていく方法がおすすめです。

うちのワンコの場合、迎えてすぐに膿皮症が判明し毎日薬浴をしなければならなかったため、早いうちにシャワーやドライヤーに慣らすことができました。

そのおかげで、初めてのトリミングも震えながらもおとなしくさせることができました。

それでも週に一度の家でのシャンプーと、月に一度のトリミングは今でも苦手なので、毎日散歩の後にシャワーで足を洗って音を忘れさせないようにしています。

毎日のように聞いている音は、好きにはなれなくても我慢はできるようになります。

根気よく音などに慣れさせてあげてください。

カウンセリングから施術に入るサロンを探す

もしもそれまでのサロンで怖い思いをしたために暴れるようになったなら、サロンを変えてあげる方が犬も安心できるかもしれません。

少しトリミングの金額は上がってしまうかもしれませんが、サロンによってはカウンセリングや犬を環境に慣れさせる時間を取ってくれるところもあります。

また、ペットサロンのように犬の保育園などもやっているところなら、トリミング以外で利用してみるのもおすすめです。

犬が「楽しいところ」と認識してくれれば、同じサロンのトリミングをおとなしく受けてくれるようになる可能性もあります。

サロンが楽しいところ、嬉しいところと思わせることができることは、おとなしくさせる一番の秘訣です。

犬をおとなしくカットさせるための“事前トレーニング”

トリミング当日にいきなり頑張っても、犬はどうしても不安を感じやすいので、日常生活の中で少しずつ練習しておくとおとなしくなりやすくなります。

特に暴れやすい犬・吠えやすい犬の場合は、この“家での慣らし”がとても効果的です。


触られる練習で「体に触れられること=平気」にする

犬は、足先・尻尾・耳・口周りなど“敏感な部分”を触られるのが苦手な子が多いです。

毎日30秒〜1分でいいので、少しずつ触る練習をしましょう。

最初はほんの一瞬触るだけでOK。

嫌がらなければ褒める→おやつ

という流れを繰り返すうちに、「触られても怖くない」と理解してくれます。

特に爪切り・ひげカット・耳掃除で暴れる犬は、この「触られる練習」だけでも大きな改善が見込めます。


道具の音・振動に慣れる“環境慣らしトレーニング”

カットで暴れる犬の多くが苦手なのは、

  • ハサミのカチカチ
  • バリカンの振動
  • ドライヤーのゴーッ

といった“音と振動”です。

家でできる練習としては、

  • テレビをつけながらハサミの音だけを鳴らす
  • 電源を入れたドライヤーを遠くで1〜2分だけ聞かせる
  • バリカンは犬に当てず「音だけ慣らす」

これだけでも十分効果があります。

「近づける → 褒める → おやつ」
をセットで行うと、音=怖くない と学習してくれます。


“高めの台”に乗る練習をしてサロン環境に近づける

自宅とサロンの大きな違いは「高い台の上で作業されること」です。

最初は
・低い踏み台
・ローテーブル
など、落ちない程度の高さでOK。
そこに乗せて1分間“ただ立つだけ”を練習します。

続けて
・足を軽く持つ
・ブラシを軽く当てる
など、トリミング中に近い姿勢をゆっくり練習していくと、当日の暴れにくさが大きく変わります。

トリミングサロンで落ち着いて過ごすには、当日だけでなく、日常で少しずつ“慣れる材料”を増やしてあげることが重要です。体を触られること、音を聞くこと、台の上で作業されること。これらに日頃から触れておくと、犬は「知らない世界ではない」と理解でき、不安が少なくなります。特にトリミングで暴れる・吠える犬の場合、恐怖と混乱が原因であることがほとんどです。
日常的なトレーニングと合わせて、犬に優しいサロン選びを行うことで、トリミングがより穏やかな時間へと変わっていきます。

トリミングで犬をおとなしくさせる方法!【まとめ】

トリミングでおとなしくできるかどうかは、犬の性格よりも「経験の量」に左右されます。

触られる練習、音に慣れる練習、台に乗る練習など、日々の小さな積み重ねが大きな変化を生みます。

サロン選びも含め、愛犬が安心して過ごせる環境を整えてあげましょう。

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