犬のトリミングでバリカン負けはなぜ起きる?症状と安全に予防する方法を徹底解説

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トリミング後の赤みや斑点を見ると「バリカン負けかな?」と不安になりますよね。

犬の皮膚は人よりずっと薄く、少しの摩擦や熱でも負担が強く出やすいため、誰にでも起こりうるトラブルです。

この記事では、バリカン負けの症状と原因、すぐできる対処法、予防のために気を付けたいポイントをわかりやすく解説します。

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目次

犬のトリミングでバリカン負けした時の症状

犬の皮膚は人より薄く、とても傷つきやすいためバリカン負けは珍しくありません。

症状は、薄皮がめくれる・斑点状の赤み・軽い出血などが代表的です。

人のカミソリ負けに近い状態で、かゆみから患部を舐めて悪化することもあります。

特にあご下〜首・お腹周りは皮膚が薄く、敏感な子ほど短時間で赤みが出やすい部分です。

放置すると擦れて傷が広がり、赤みが全身に広がることもあります。

その日のうちは症状が目立たなくても、翌日に赤みが出るケースもあるため、トリミング翌日のチェックも忘れずに行いましょう。

犬がバリカン負けしやすい体質と環境|見逃しがちな要因を深掘り

皮膚が弱い犬種・体質がある

犬の皮膚は人より薄いため、体質的にバリカン負けしやすい子がいます。特にトイプードル・マルチーズ・シーズーなどは皮膚トラブルを抱えやすく、もともと乾燥肌やアレルギーを持つ場合は少しの摩擦でも赤みが出ることがあります。

普段は問題なくても、換毛期や季節の変わり目で一時的に皮膚が敏感になり、いつも通りのトリミングでも負けやすくなります。

季節による皮膚バリア機能の低下

湿度が下がる冬や、紫外線が強い夏は、皮膚のバリア機能が落ちやすい時期です。

乾燥が進むとバリカンの刺激を受けやすくなり、逆に蒸れやすい時期は摩擦が強くなって赤みが悪化することがあります。

サロンが混む時期はトリミングの間隔が伸びやすく、毛玉ができてしまうとバリカンで刈る際の抵抗が増えて負担が大きくなることもあります。

犬が動きやすい環境だと皮膚トラブルが起こりやすい

トリミングはじっとしてもらうことが重要ですが、不安が強い犬・高齢犬・子犬は、無意識に体を動かしてしまうことがあります。

ほんの少しの動きが皮膚を擦ってしまい、結果としてバリカン負けにつながることがあります。

緊張で震えてしまうケースもあり、震えによってバリカンが肌に強く当たりやすくなることもあります。

毛玉・もつれがあると負担が跳ね上がる

一見きれいに見えても、内側に毛玉ができていることがよくあります。

毛玉部分にバリカンを入れると刃が引っかかり、同じ場所を何度も往復させることになり、摩擦と熱が増えてバリカン負けのリスクが急上昇します。

もつれや毛玉ができやすい子は、ブラッシング頻度を増やしたり、もつれを防ぐミストを使うことでかなり予防できます。

シャンプーや乾かし不足も見落としがちな原因

脂が残ったままの状態でバリカンを入れると刃が滑らず負担になります。

また、完全に乾いていない状態も摩擦が強くなるため危険です。

家庭でカットする場合は「皮膚がサラッとした完全乾燥状態」をつくることがバリカン負け予防の基本になります。

犬のトリミングでバリカン負けしてしまう主な原因

犬のトリミングにつきものなのがバリカン負けでプロのトリマーさんににお願いしても家庭で飼い主さんがカットをしても起こります。

犬のバリカンの使い方が良くない

初心者の方や新人トリマーさんによる技量不足で上手く使いこなせていないことで犬がトリミングでバリカン負けとなる可能性があります。


バリカンが古い、バリカンの刃が古い

使用した後はすぐに熱をもってしまうバリカンが犬の肌への刺激となり通常より強くなります。

古いと切れ味が悪くなり同じ所を何度かバリカンをかけることで皮膚の損傷は増えます。

強くバリカンを押しつけた状態で動かした時もです。

特に顔や首元、足は皮膚が柔らかくやり方によってはバリカン負けとなることもあります。

皮膚が強い犬であってもバリカン負けとなるのが力加減が出来ていない場合です。


犬の初めてのバリカンカットの場合

犬のトリミングでバリカン負けの原因には初めての犬の肌はバリカンの刺激に対して弱いので何度もバリカンカットをしている犬より負けやすくなります。

犬のトリミングでバリカン負けの具体策

犬のトリミングサロンや自分でカットした時のバリカン負けには、どのような対処法があるのか具体策を見ていきましょう!

犬のトリミングサロンの場合

皮膚の赤みやバリカン負けの時にも消毒をします。

犬のトリミングサロンではバリカン負けした時も報告をしてくれますが、飼い主さんも犬の引き渡しの時に愛犬の体を確認するといいですね。

その時に気づかず愛犬が家でバリカン負けの部分を舐めてしまい悪化してしまうこともあります。

その場合には、トリミングサロンに連絡をし病院に連れて行くなど対処をしてもらいましょう!

傷がひどくない場合には様子を見ます。

バリカンを使わずにトリミングする方法もある

犬がどうしてもバリカン負けしやすい場合は、ハサミ仕上げのみでカットしてもらう方法もあります。

プロのトリマーは「オールシザー」と呼ばれる技術で、バリカンを使わずに毛量調整やカットができます。

バリカンほど短くは刈れませんが、

・皮膚への摩擦が少ない
・熱が発生しない
・敏感肌の犬でも安全

などメリットが多く、皮膚の弱い犬では効果的です。

特にお腹・首まわりなど負けやすい部位だけ部分的にハサミ仕上げに変更することも可能です。サロンに相談して、愛犬に合った方法を選びましょう。

自宅の場合

血が出ている時は、コットンなどでおさえて止血をします。
その後に消毒をしましょう。

万が一消毒がない場合には応急処置として、イソジンやオキシドールを薄めて代用することもできますが、4〜5倍程度に薄めて使うようにしましょう。

肌がデリケートな犬は少しの刺激でも皮膚のトラブルとなります。

本来は人間の薬なので犬には強すぎるものもあります。

犬は人よりデリケートな皮膚であることや犬のトリミングでバリカン負けする犬はもともと皮膚の弱い子です。

犬の皮膚トラブルがひどくならないように気をつけましょう。

気になる時には獣医さんに診てもらい薬を処方してもらうと安心です。

バリカン負けが赤い斑点程度の時は、そのままでも問題がないことが多いです。

愛犬が舐めたりすることでバイ菌が入ってしまいます。

そのような行動がない時は様子を見ましょう。

皮膚への負担が大きくなるのが初めて全身にバリカンを入れる時です。

バリカン負けしやすくなります。

そこで対策として刃は1ミリや2ミリの短い刃ではなく、6ミリ以上の長い刃のバリカンを使用するのがおすすめです。

皮膚疾患をもっている犬は毛の長さをより長めに残すことでバリカン負けを回避することもできます!

犬のトリミングによるバリカン負けについて【まとめ】

バリカン負けは決して珍しいものではありませんが、正しい知識があれば多くは防げます。

愛犬の皮膚の特徴を理解し、普段のケアやトリミング方法を見直してあげることで、より快適に過ごせるようになります。

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