
ペキニーズと猫、どちらも可愛くて一緒に暮らせたら理想的ですよね。
ただし、犬と猫では性格や習性が異なるため、同居にはコツがあります。
この記事では、ペキニーズと猫が仲良く暮らすためのポイントや注意点を詳しく解説します。

ペキニーズは猫みたいな性格?

ペキニーズは、落ち着きがあり賢く、飼い主に誠実な犬種です。
ただしプライドが高く、自分の意志を大切にする頑固な一面もあります。
しつけは焦らず、時間をかけて信頼関係を築くことが大切です。
また、マイペースで「猫のような性格」とも言われます。
気分がのらないときは遊びを断り、ひとりの時間を楽しむなどツンデレな魅力を持っています。
普段は穏やかで吠えにくいですが、売られたケンカには一歩も引かないタイプ。
他の犬や人が多い場所は苦手で、静かに過ごせる環境を好みます。
ペキニーズと猫は同居できる?

ペキニーズと猫の同居が、ダメということはなく、犬と猫が仲良く生活している様子は、ネットやテレビなどで見かけたことはありますよね?
子犬の頃から一緒に育った猫となれば、兄弟も同然で仲良くしてくれる可能性はとても高いです。
ただ、全ての犬と猫が仲良く同居できるとは言い切れませんし、いつになってもけんかばかりしている犬と猫もいるんです。
犬と猫を同居させる場合は、どんなことに注意するべきかを知っておくことが大切です。
ペキニーズと猫の同居のコツ
知っておくべきこと

犬と猫の違う種別の同居では、どのようなことが考えられるかを知っておきましょう。
ストレスがかかってしまう
犬と猫のお互いの性格を知った上での同居じゃない場合、お互いにストレスを与えてしまう可能性が高くなります。
特にペキニーズは、頑固で自分だけの時間が必要なので、遊ぶことやじゃれ合うことが大好きな性格の子との同居は向いていません。
犬と猫の習性の違いを知っておく
犬と猫の同居を考える場合、それぞれの習性をちゃんと理解しておきましょう。
犬の習性は、飼い主との遊びや散歩など、日中に行動することが多く、夜は寝ていることがほとんどです。
特にペキニーズは、ひとりの時間を好むため、落ち着ける場所を作ってあげるといいですよ。
猫の習性は、日中に行動することもありますが、どちらかと言えば体力温存に眠っていることが多く、暗くても良く見える目があることから夜に動き回ることが多いです。
犬と猫に共通して言えるのは、「お互いにテリトリーがある」ということです。
ペキニーズは、特に自分の場所を大切にするため、テリトリーに入ってくることでけんかになってしまうことがあります。
仲良くならない可能性あり
犬と猫の同居では、時間をかけて仲良くなる場合もありますが、いつまでたっても仲良くならない場合があることを理解しておきましょう。
飼い主さんとしては、仲良くなって欲しいと思うものですが、どうしても相性が合わないことも考えて、お互いの落ち着ける場所をちゃんと作ってあげる必要があります。
ペキニーズと猫の同居注意点

ペキニーズとの同居が決まった場合、ペキニーズとの同居を考えている場合は、同居する時の注意点を5つお伝えしますので、参考にしてみてくださいね。
同居させるタイミング
同居させるなら、お互い幼い頃がいちばん理想的です。
小さい頃から一緒にいれば、「一緒にいることが普通」になるのです。
これは、犬と猫に限らず、ペキニーズと別の犬種を多頭飼いしようと思う場合も同じことがいえます。
ごはんは別にする
犬にはドッグフード、猫にはキャットフードを与え、必要な栄養素がちゃんと補えるようにしましょう。
また、犬は出されたごはんを一度に全部食べてしまうのですが、猫は一度に全部食べずに食べたいときに食べるという違いがあるので、犬の届かない場所に猫のごはんを置くなどの配慮が必要です。
猫のごはんを犬が食べてしまったら、「食べ物の恨みは怖い」ではないですが、けんかのもとになりますからね。
トイレの管理
犬はペットシート、猫は猫砂など、トイレもちゃんとわけて設置しましょう。
猫は自分の排泄物を隠す習慣があるので、きれいな猫砂をちゃんと用意しておくことがポイントです。
犬のペットシートも、噛みちぎって遊ばないように、メッシュ付きや挟み込むタイプのトイレトレイを使うことをおすすめします。
留守にする時の隔離
幼いころから一緒に生活していて仲良しであれば、留守中のけんかの心配もありませんが、そうじゃない場合は対策をしっかりとりましょう。
犬はケージに入れて、落ちついて過ごせる環境を作ってあげましょう。
その際、お気に入りのおもちゃなども一緒にいれてあげるといいですね。
猫はキャットタワーなど、犬の視界に入らなくてもいい場所を用意してあげるといいですね。
飼い主が留守でも、あんしんしてすごせる環境を作ってあげることが必要です。
ストレス発散させよう
犬も猫も、ストレス発散は必要ですよね。
猫は、キャットタワーなど運動できる場所を自宅の中に作ってあげることができますが、犬の場合は適度に散歩へ行くことをおすすめします。
とくに、ペキニーズは激しく走り回って遊ぶような犬種ではないので、10分程度の散歩をしてあげることでストレス解消にもつながります。
初対面は短時間・距離をとって
最初の顔合わせは、必ず距離を保ちながら行いましょう。
犬も猫も新しい相手に対して警戒心を持ちます。最初から自由に接触させると、猫が威嚇したり、ペキニーズが驚いて吠えたりすることもあります。
短時間だけ同じ空間にいさせ、様子を見ながら少しずつ慣れさせるのがコツです。
匂いを通じて慣れさせる
犬と猫は視覚よりも嗅覚を重視する動物です。
同居前に、互いの毛布やタオルなど「匂いのついたもの」を交換し、相手の存在を事前に知ってもらうと安心感が生まれます。
この段階を経ることで、初対面の緊張を和らげ、受け入れやすくなります。
飼い主が中立の立場で接する
飼い主がどちらか一方を特別扱いしてしまうと、もう一方が嫉妬してしまうことがあります。
ペキニーズは特にプライドが高いため、猫を抱っこした直後は犬にも優しく声をかけるなど、平等に接することが大切です。
安心感を持たせることで、ペキニーズと猫の間に「飼い主を介した安心のルール」が生まれます。

ペキニーズと猫は同居できるの?【まとめ】
ペキニーズと猫の同居は、性格や生活リズムの違いを理解し、時間をかけて距離を縮めることが鍵です。
焦らず、少しずつ慣らしていけば、同じ空間で穏やかに過ごせるようになりますよ。