
ミヌエットを飼いたいと思っているものの、「鳴き声がうるさい猫だったらどうしよう」「マンションでも飼える?」「よく鳴くのはなぜ?」と心配している方もいるでしょう。
ミヌエットは一般的に、あまり鳴かず鳴き声も比較的静かな猫種として紹介されています。
そのため「ミヌエット=うるさい猫」と考える必要はありません。
ただし、すべてのミヌエットが静かとは限りません。猫には個体差がありますし、ごはんや遊びの要求、甘え、不安やストレス、発情などによってよく鳴くこともあります。
また、普段は静かなミヌエットが突然よく鳴くようになった場合には、体調の変化にも注意が必要です。
本記事では、ミヌエットの鳴き声の大きさやよく鳴く原因、夜鳴き、うるさいと感じるときの対策、マンション・アパートで飼う場合の注意点まで詳しく解説します。
ミヌエットはうるさい猫?鳴き声は比較的控えめ

ミヌエットはあまり鳴かないとされる猫種
ミヌエットはペルシャ系の猫とマンチカンを交配して誕生した猫種です。
丸い顔と大きな目、短い足などのかわいらしい外見が特徴で、長毛と短毛のタイプがいます。

性格は人懐っこく、飼い主や家族とのコミュニケーションを好む傾向があります。
そんなミヌエットですが、鳴き声については比較的静かな猫種として紹介されることがあります。
常に「ニャーニャー」と大きな声で鳴き続ける猫というわけではなく、必要なときに鳴いて飼い主へ何かを伝えようとすることがあります。
そのため、鳴き声だけを理由に「ミヌエットはうるさくて飼いにくい猫」と考える必要はないでしょう。
鳴き声の大きさや頻度には個体差がある

ただし、ミヌエットという猫種だけで鳴き声の大きさや頻度が決まるわけではありません。
同じミヌエットでも、ほとんど鳴かない子もいれば、飼い主によく話しかけるように鳴く子もいるでしょう。
また、普段は静かな猫でも、ごはんが欲しいときや遊んでほしいとき、発情などによって鳴き声が大きくなる場合があります。
「ミヌエットだから絶対に静か」と考えるのではなく、その子の性格や鳴いているときの状況まで見ることが大切です。
ミヌエットがよく鳴く・うるさいと感じる原因

普段は比較的静かなミヌエットがよく鳴いている場合、何らかの理由が考えられます。
単に「うるさい」で終わらせず、まずは何を伝えようとしているのか考えてみましょう。
ごはんや遊びを要求している
猫は飼い主に何かしてほしいとき、鳴き声を使って要求することがあります。
たとえば、
- ごはんが欲しい
- 水を飲みたい
- トイレをきれいにしてほしい
- 遊んでほしい
- ドアを開けてほしい
などです。
ミヌエットは人懐っこい性格をしているため、飼い主とのコミュニケーションとして鳴くこともあるでしょう。
特に「鳴いたらごはんをもらえた」「鳴いたら遊んでもらえた」という経験を繰り返すと、要求するときに鳴くようになることも考えられます。
まずは猫が何を求めているのか確認してみましょう。
飼い主に甘えたい
ごはんやトイレに問題がなくても、飼い主に甘えたくて鳴くことがあります。
鳴きながら近づいてきたり、体をすり寄せたりする場合には、コミュニケーションを求めているのかもしれません。
人との関わりを好む猫の場合、長時間の留守番などで飼い主とのコミュニケーションが少なくなると、帰宅後によく鳴くことも考えられます。
毎日の生活の中で、無理のない範囲で遊んだり触れ合ったりする時間を作ってあげましょう。
不安やストレスを感じている
猫は生活環境の変化によって不安やストレスを感じることがあります。
たとえば、
- 新しい家へ引っ越した
- 家に迎えたばかり
- 新しい猫や犬が増えた
- 家族構成が変わった
- 家具の配置が大きく変わった
などです。
特に家へ迎えたばかりの猫は、知らない場所やにおい、人に囲まれて不安になることがあります。
このような場合には、無理に構い続けるのではなく、猫が安心して隠れたり休んだりできる場所を用意してあげることも大切です。
発情期を迎えている

避妊・去勢をしていない猫では、繁殖に関係する行動によって大きな鳴き声が目立つことがあります。
特にメス猫は発情すると、普段とは違う大きな声で鳴き続けることがあります。
発情による鳴き声は、単なるわがままではなく本能的な行動です。
そのため、叱ったりしつけたりするだけで解決しようとするのは適切ではありません。
繁殖を予定していない場合の避妊・去勢については、猫の年齢や健康状態などを踏まえて獣医師へ相談しましょう。猫では生後6か月前後で手術を勧めるケースが多いものの、適切な時期は個体によって異なります。
体調不良や痛みがある
注意したいのが、体調不良や痛みなどによって鳴いている可能性です。
特に、
- 今まで静かだったのに突然よく鳴くようになった
- 鳴き方がいつもと明らかに違う
- 食欲が落ちている
- 元気がない
- 排尿や排便の様子がおかしい
など、普段との違いがある場合には注意しましょう。
「甘えているだけ」「うるさいだけ」と決めつけず、ほかに変化がないか確認することが大切です。
ミヌエットの鳴き声から分かる気持ちは?

猫は鳴き声によって飼い主に何かを伝えることがあります。
毎日一緒に暮らしていると、「この鳴き方はごはんかな?」「これは甘えているのかな?」と少しずつ分かるようになってくるでしょう。
ただし、鳴き声だけで猫の感情を断定することはできません。
鳴いているときの状況や表情、姿勢、しっぽの動きなども合わせて判断してください。
「ニャーン」と長く鳴く
飼い主に何かしてほしいときや甘えたいときには、「ニャーン」と長めに鳴くことがあります。
鳴きながら飼い主へ近づいてきた場合には、ごはん、トイレ、遊びなど何か要求がないか確認してみましょう。
ただし、鳴くたびにおやつを与えていると、「鳴けば食べ物がもらえる」と覚えてしまう可能性があります。
いくらかわいくても、健康に影響するほど食べ物を与えるのは避けましょう。
ちなみに、ミヌエットは食いしん坊で賢いです。

「ニャッ」と短く鳴く
短く「ニャッ」と鳴く場合もあります。
飼い主に呼びかけるように鳴くこともありますが、鳴き声だけで意味を決めるのではなく、そのときの行動も一緒に見てみましょう。
ごはんの場所へ向かう、ドアの前に座る、おもちゃの近くへ行くなど、その後の行動を見ることで要求を判断しやすくなります。
ゴロゴロと喉を鳴らす
猫はリラックスしているときや甘えているときなどに、ゴロゴロと喉を鳴らすことがあります。
飼い主に撫でられながらゴロゴロしている姿を見ることも多いでしょう。
一方で、猫が喉を鳴らす理由はひとつとは限りません。
そのため、ゴロゴロしているという理由だけで必ず喜んでいると判断せず、全身の様子を見るようにしましょう。
ミヌエットが夜に鳴くのはなぜ?

昼間は静かなのに、夜になると鳴くミヌエットもいます。
特に集合住宅では、夜中の鳴き声は飼い主にとって気になる問題でしょう。
夜鳴きをしている場合にも、まずは原因を考えることが重要です。
遊び足りず夜に活動している
日中に十分な刺激や運動がなく、夜になってから元気に活動することがあります。
夜になると「遊んで」と飼い主を呼ぶように鳴くのであれば、日中や就寝前に遊ぶ時間を作ってみるのも方法です。
猫じゃらしなどを使い、猫の体調や年齢に合わせて適度に遊んであげましょう。
新しい環境に慣れていない
家へ迎えたばかりの子猫や引っ越したばかりの猫では、新しい環境への不安から夜に鳴くことがあります。
知らない場所で突然ひとりになれば、不安になる猫がいても不思議ではありません。
猫が落ち着ける寝床や隠れ場所を用意し、新しい環境へ少しずつ慣れられるようにしましょう。
飼い主を呼んでいる
飼い主が寝室へ移動すると、あとを追うように鳴くこともあります。
甘えや不安、遊んでほしいなど理由はさまざまです。
日中のコミュニケーションや生活リズムも見直しながら、なぜ夜に鳴いているのか考えてみましょう。
発情期など別の原因がある
避妊していないメス猫では、発情に伴って夜中に大きな声で鳴くことがあります。発情期には大きな鳴き声のほか、落ち着きがなくなるなどの変化が見られる場合があります。
夜鳴きだからといって必ず運動不足とは限りません。
発情や体調の変化なども含めて考えることが大切です。
ミヌエットが急に鳴くようになったら注意

以前からよく鳴くミヌエットと、今まで静かだったのに突然鳴くようになったミヌエットでは意味が異なる可能性があります。
大切なのは「普段と比べてどうなのか」です。
いつから鳴くようになったか確認する
まず、いつ頃から鳴く回数が増えたのか思い返してみましょう。
引っ越しや新しいペットを迎えた直後であれば、環境変化による不安やストレスも考えられます。
避妊していない猫であれば発情に伴う変化の可能性もあります。
原因を探すためにも、鳴き始めた時期や鳴く時間帯、鳴く前後の行動などを確認しておくとよいでしょう。
食欲・排泄・元気なども確認する
鳴き声だけを見るのではなく、猫全体の様子を確認します。
食事をいつも通り食べているか、水を飲んでいるか、トイレに変化がないか、普段通り動いているかなどを見てみましょう。
普段との違いに気づくためには、日頃から愛猫の食事量や排泄、行動などを把握しておくことも重要です。
普段と違う様子があれば動物病院へ

鳴き声の変化とともに、食欲や元気の低下、排尿の異常などが見られる場合は、無理に様子を見続けず動物病院へ相談しましょう。
発情による夜鳴きに見えても、排尿異常や食欲・元気の低下がある場合などは、病気との区別も含めて動物病院への相談が勧められています。
鳴いている様子をスマートフォンで動画に残しておけば、受診時に普段と違う鳴き方を獣医師へ伝える材料にもなります。
ミヌエットの鳴き声がうるさいときの対策

ミヌエットの鳴き声がうるさいと感じる場合には、ただ鳴くのをやめさせようとするのではなく、原因に合わせて対応しましょう。
まず鳴いている原因を確認する
最初に確認したいのが、「なぜ鳴いているのか」です。
ごはん、水、トイレ、遊び、甘え、不安、発情、体調の変化など、猫が鳴く理由はひとつではありません。
原因によって適切な対応は異なります。
鳴き声だけを止めるのではなく、猫が困っていることがないかを確認することから始めましょう。
遊ぶ時間を増やす
退屈や遊び足りなさから飼い主を呼んでいるのであれば、遊ぶ時間を作ってあげましょう。
おもちゃを使って適度に体を動かせば、猫にとって飼い主とのコミュニケーションにもなります。
特に夜に元気になる場合には、生活リズムを見ながら就寝前に遊ぶ時間を作る方法もあります。
食事やトイレなど飼育環境を確認する
ごはんがない、水が飲めない、トイレが汚れているなど、基本的な要求によって鳴いている場合もあります。
毎日の食事時間をある程度一定にし、新鮮な水を用意し、トイレを清潔に保つようにしましょう。
また、猫が安心して眠れる場所やひとりになれる場所を用意することも大切です。
要求鳴きには鳴いている最中だけで反応しない
体調や飼育環境に問題がなく、「鳴けば飼い主が要求を聞いてくれる」と学習している場合には、対応の仕方も考えます。
たとえば鳴くたびにおやつを与えていると、鳴く行動を繰り返すようになる可能性があります。
その場合は、鳴いている最中に毎回要求をかなえるのではなく、落ち着いたタイミングで遊ぶ、ごはんを与えるなど、生活のルールを整えていきましょう。
ただし、体調不良や強い不安、恐怖などが原因で鳴いている可能性まで無視するという意味ではありません。
まず原因を確認することが前提です。
安心して休める場所を作る
猫は安心して休める自分の居場所が必要です。
寝床のほか、キャットタワーの上や隠れられる場所など、周囲を気にせず休める場所を作ってあげましょう。
多頭飼いの場合には、ほかの猫との関係がストレスになっていないかも確認します。
生活環境を見直すことで、不安やストレスからくる鳴き声を減らせる可能性があります。
発情期のミヌエットは鳴き声が大きくなることがある

普段は静かなミヌエットでも、発情に関連して大きな声が目立つことがあります。
この場合、普段の要求鳴きとは分けて考える必要があります。
発情期に鳴き方が変わることがある
発情したメス猫では、大きな声で鳴く、落ち着かなくなる、体をこすりつけるなど普段とは違う行動が見られることがあります。
この鳴き声は本能に関係するものなので、猫を叱って解決しようとするのは避けましょう。
また、オス猫にはメスと同じ意味での発情周期はありませんが、発情したメスの存在に反応して、マーキングや外へ出ようとする行動などが見られることがあります。
避妊・去勢については獣医師に相談する
繁殖を予定していない場合には、避妊・去勢手術について獣医師へ相談する選択肢があります。
猫の避妊・去勢は生後6か月前後で勧められるケースが多いとされていますが、手術に適した時期は体格や健康状態などによっても変わります。
また、避妊手術後は多くの猫で発情期特有の行動が見られなくなる一方、まれに発情のような行動が再び見られるケースも報告されています。
「手術をすれば絶対に鳴かなくなる」と考えるのではなく、手術のメリットやリスク、適切な時期についてかかりつけの獣医師と相談しましょう。
ミヌエットはマンション・アパートでも飼える?

ミヌエットの鳴き声が比較的控えめであることは、マンションやアパートなどの集合住宅で飼育を考えている方にとって気になるポイントでしょう。
ただし、「ミヌエットなら集合住宅でも絶対にうるさくならない」というわけではありません。
鳴き声が比較的控えめなのはメリット
普段の鳴き声が大きくなく、鳴く頻度も少ない個体であれば、集合住宅でも鳴き声が気になりにくいでしょう。
特に、これから猫を迎える方にとって、普段どの程度鳴く猫種なのかは重要な判断材料になります。
ただし、実際の鳴き方には個体差があることを忘れないようにしましょう。
「絶対にうるさくない」とは限らない
普段は静かな猫でも、夜鳴きや要求鳴き、発情などによって声が大きくなる可能性があります。
また、集合住宅で考える必要があるのは鳴き声だけではありません。
猫が走る音や高い場所から飛び降りる音など、生活音が下の階へ響く可能性もあります。
集合住宅で飼う場合には、ペットの飼育が認められている物件かを確認したうえで、必要に応じて床にマットを敷くなど周囲への配慮も考えましょう。
ミヌエットが鳴かないけど大丈夫?
「ミヌエットを飼っているけれど、ほとんど鳴かない」と逆に心配になる方もいるでしょう。
もともと鳴くことが少なく、食欲や元気、排泄などにも問題がないのであれば、鳴かないことだけで異常だと決めつける必要はありません。
鳴く頻度には個体差があります。
注意したいのは、「以前はよく鳴いていたのに急に鳴かなくなった」など普段との違いがある場合です。
食欲や元気がない、呼吸や動きがおかしいなどほかの変化も見られる場合には、愛猫の様子をよく確認し、必要に応じて動物病院へ相談しましょう。
ミヌエットの鳴き声についてよくある質問
ミヌエットはよく鳴く猫?
ミヌエットは比較的鳴き声が控えめな猫として紹介されることがあります。
ただし個体差があるため、飼い主によく話しかけるように鳴く子もいます。
また、ごはん、遊び、甘え、不安、発情などによって一時的によく鳴く場合もあります。
ミヌエットの鳴き声は大きい?
普段から大きな声で鳴き続ける猫種とは限りません。
ただし、発情に関連した鳴き声など、状況によっては普段より大きな声を出すことがあります。
「ミヌエットだから必ず小さな声」とは考えず、その子の普段の鳴き声を知っておくことが大切です。
ミヌエットが夜鳴きするときはどうする?
まずは夜に鳴いている原因を確認しましょう。
遊び足りない、環境に慣れていない、飼い主を呼んでいる、発情など、さまざまな理由が考えられます。
日中や就寝前に適度に遊ぶ、安心して休める場所を用意するなど、原因に合わせて環境を見直します。
食欲や排泄などにも異常がある場合は、体調面も確認してください。
ミヌエットが急にうるさくなったのはなぜ?
生活環境の変化、要求、発情などが考えられますが、体調の変化によって鳴き方が変わる可能性もあります。
「いつから」「どんな場面で」「どのような声で」鳴くようになったのか確認しましょう。
突然の変化に加えて食欲や元気、排泄などにも異常が見られる場合は、動物病院へ相談してください。
ミヌエットが鳴かないのはおかしい?
普段からあまり鳴かず、食欲や元気などに問題がないのであれば、その子の個性である可能性があります。
一方、今まで鳴いていた猫が突然鳴かなくなり、ほかにも普段と違う様子がある場合は注意しましょう。
大切なのは「鳴く・鳴かない」だけではなく、普段の愛猫と比較することです。
ミヌエットはうるさい?鳴き声について【まとめ】
ミヌエットは、一般的に鳴き声が比較的控えめな猫として紹介されています。
そのため、「ミヌエットはうるさい猫だから飼いにくい」と最初から考える必要はありません。
ただし、鳴き声の大きさや頻度には個体差があります。
また、ごはんや遊びの要求、甘え、不安やストレス、発情などによって普段よりよく鳴くこともあります。
鳴き声が気になるときに大切なのは、ただ静かにさせようとするのではなく「なぜ鳴いているのか」を考えることです。
特に、今まで静かだった猫が突然よく鳴くようになった場合や、鳴き声の変化とともに食欲・元気・排泄などにも異変がある場合には注意しましょう。
マンションやアパートなどの集合住宅では、鳴き声だけでなく走ったり飛び降りたりするときの生活音への配慮も必要です。
ミヌエットの鳴き声を単なる「うるさい音」と考えるのではなく、愛猫が何を伝えようとしているのかを知るきっかけにしてみてください。