
短足で愛らしい見た目が人気のミヌエット。
「なつかない」と聞いて不安に思う方も多いですが、実は賢くて人懐っこい性格なんです。
本記事では、ミヌエットの頭の良さやしつけのしやすさ、なつかせるコツを丁寧に解説します。
ミヌエットの性格

ミヌエットはマンチカンとペルシャの交配によって誕生しました。
そのため、ミヌエットはマンチカンとペルシャの性格の両方を兼ね備えた性格をしています。
では、マンチカンとペルシャそれぞれの性格はどのようなものでしょうか?
マンチカンの性格
マンチカンは賢くて好奇心が旺盛である反面、気が強くてプライドの高い部分があるため、飼い主や他のペットにもあまりなつかないという特徴があります。
ペルシャの性格
また、ペルシャは穏やかで優しい性格ですが、甘えん坊なために一人でのお留守番などでストレスを感じてしまうのだそうです。
このようにマンチカンとペルシャはまったく異なる特徴があります。
この2種が混じったミヌエットは、なんとマンチカンの賢さとペルシャの人懐っこさを持ち合わせているのです!

ミヌエットがなつかないと感じる理由と接し方
ミヌエットがなつかないと感じるのはなぜ?

ミヌエットは基本的に穏やかで人懐っこい性格ですが、個体差があり、すぐには心を開かない子もいます。
特に「ペルシャの慎重さ」と「マンチカンのプライド高さ」が強く出たタイプは、最初は距離を取る傾向があります。
また、環境が変わったばかりの時期や、騒がしい家庭環境で育てられている場合は、人への警戒心を持つこともあります。
これは性格が悪いわけではなく、「安心できる環境がまだ整っていないだけ」です。
なつかせるためのコツ

なつかせるには、まず「無理に触らない」ことが大切です。
ミヌエットは頭が良い猫なので、飼い主の行動や声のトーンをよく観察しています。
最初のうちは、目を合わせ過ぎず、猫の方から近づいてきたタイミングで優しく声をかける程度にとどめましょう。
おやつや遊びを通じて「この人は楽しい存在だ」と思ってもらうと、自然と距離が縮まっていきます。
特に遊びの時間を毎日同じタイミングで設けると、安心感を持ちやすくなります。
子猫期と成猫期での違い

子猫の頃から飼い主と過ごしているミヌエットは、比較的早く懐きやすいです。
一方で、成猫になってから迎えた場合は、最初の1〜2週間ほど警戒が続くことがあります。
この期間に焦って抱っこやスキンシップを強要すると、逆に距離が広がってしまいます。
静かな声で話しかけたり、そばに座って読書するなど「一緒にいる時間を共有する」ことから始めると良いでしょう。
時間をかけて信頼を築くほど、ミヌエットは深い愛情を見せてくれます。
ミヌエットのしつけ

このような性格のミヌエットですので、生活上でしつけをすることができると言われています。
といってもさすがに犬のように芸達者になることは難しいです。
生活上でのしつけとは、例えば
- テーブルには登らない
- 飼い主にかみつかない
といったことを指しています。
ミヌエットが悪いことをした際には、いつもより強い口調で叱ったり、それまで構っていても無視をしたりして、少し怖い気持ちやつまらない気持ちにさせることが重要です。
くれぐれも叩かないようにしてくださいね。
また、悪さをしたときにそのようなしつけをしないと、何が悪いことなのかを理解することができません。
留守中のいたずらなどを怒っても意味がないので、ぐっと抑えてください…。
特に遊んでいる間のかみつき等については、かみついたら遊びをやめるようにするのが効果的です。
何回か繰り返す必要がありますが、「かみついたら遊んでもらえなくなる、つまんない」と覚えてもらうようにしましょう。
ミヌエットと暮らす

頭の良いミヌエットですが、好奇心が旺盛で遊ぶことが大好きです。
ミヌエットを飼う時には、ぜひともおもちゃやキャットタワーなど、好奇心を満たすことができるような環境を用意してあげてくださいね。

また、頭が良くしつけができる猫種となりますので、留守番も得意です。
ですので、一人暮らしで日中は仕事に出かける人でも飼うことができる種類だと言えます。
もちろん帰った後には十分コミュニケーションをとってあげてください。
ミヌエットは穏やかで優しい性格なので、他のペットと暮らしているような多頭飼いの人にも向いているとも言えます。
基本的にどんな生活スタイルの飼い主にもフィットできる性格でとても飼いやすいです。
ミヌエットは頭がいい猫?しつけの仕方、飼いやすさについて【まとめ】
ミヌエットは少し慎重な一面があるものの、信頼関係が築ければ深く懐く猫です。
焦らずゆっくり距離を縮めることがポイント。
しつけや接し方を工夫して、あなたにとって最高のパートナーに育てましょう。