
犬が床に頭をこすりつける姿はとても可愛いものですが、この行動にはいくつかの理由があります。
甘えたい気持ちや嬉しさのサインのこともあれば、実はかゆみや不快感を紛らわせるためにしている場合もあります。
この記事では、犬がスリスリする理由を心理と行動の特徴から丁寧に解説し、病気との見分け方も分かりやすく紹介します。
犬が頭をこすりつけるとき床にスリスリする理由

愛犬が頭をこすりつけてくることありますよね。
多くの飼い主さんは経験があるでしょう。
この行動は飼い主さんが、くつろいでいる時が多いですよね。
犬は床以外の壁や人でも頭をこすりつける同じ行動をすることがあります。
犬が人に顔をうずめてくる時、どのような理由があるのでしょう。
この行動の理由は、飼い主さんの近くにいたい気持ちや、安心したい気持ちの表れです。
犬の深い信頼と愛情表現の方法です。
飼い主さんのことが大好き!!
という理由です。
犬によって表現の方法には違いがありますが、理由が分かると愛犬がこの行動をしてきたら飼い主さんも大好きだよ!と、撫でてあげるといいですね。
犬が頭を床にスリスリする心理4つ
犬が頭をこすりつける行動には、主に次の4つの心理があります。
甘えたい
飼い主に甘えたいとき、頭や体をこすりつけて気持ちを満たそうとします。
全身を使ってスリスリするほど甘えが強いサインです。時間があるときはなでてあげると安心します。
嬉しい・喜びの表現
留守番後など、飼い主の帰宅時に頭をこすりつけるのは「寂しかった」「会えて嬉しい」の気持ち。
言葉の代わりに体全体で喜びを伝えています。
リラックスしている
落ち着いてくつろいでいるときにも、床や飼い主に頭を預けるようにスリスリします。
安心感のあるときに見られる仕草で、優しく触れてあげるとさらに落ち着きます。
頭や顔がかゆい
かゆみが原因の場合、動きが強く、ゴシゴシ押しつけるようなこすり方になります。
壁・床・飼い主の体など色々な場所にこすりつけることも。
ノミ・ダニ、皮膚炎、アレルギーが関係していることが多いため、赤みや発疹があれば早めの受診が安心です。
犬が頭を床にこすりつける行動の“見分け方”

犬が頭を床にこすりつける理由は複数ありますが、日常では「甘え」「嬉しい」「リラックス」「かゆみ」が混ざり、判断が難しいことがあります。
ここでは 行動の質・タイミング・表情・体の使い方 から、理由をより正確に読み取るポイントを整理しておきます。
甘え・安心によるスリスリの特徴
甘えたい気持ちが理由のときは、動きが柔らかく、表情も穏やかです。
犬は飼い主のそばにいたくて、自分から近づき、頭だけを軽く床に押しつけたり、体を沿わせることもあります。
耳やしっぽがリラックスしており、しっぽを小さく振っているときは「もっと触って」「そばにいたい」のサインです。
声をかけると目を細めたり、体全体で甘えるような動作を見せることが多いでしょう。
嬉しさ・興奮が理由のスリスリの特徴
飼い主の帰宅時や遊びの最中に見られるスリスリは、感情が高ぶっているときです。
体の動きが大きく、頭だけでなく肩や背中まで床に押しつけることもあります。
尻尾は勢いよく振り、すぐに飛びついたり走り回るなど、全身で喜びを表します。
この場合は表情も明るく、動きも軽快なので “ポジティブなスリスリ” だと判断しやすい行動です。
かゆみ・不快感が理由のスリスリの特徴
かゆみが理由のときは動きがやや激しく、床にゴシゴシと強めにこすりつけます。
甘えとは違い、飼い主の声かけに反応せず、同じ場所に何度も頭を押しつけてこすり続けることがあります。
頭だけでなく耳、顔の側面、肩なども一緒にこすりつけることが多く、
・耳をよく振る
・片目を気にする
・足で顔を掻く
など、付随するサインも見られます。
このような行動が続く場合は、皮膚炎・外耳炎・アレルギーなどの可能性もあるため、早めのチェックが必要です。
ストレスや気持ちの切り替えとしてのスリスリ
犬は気分転換やストレス解消として体をこすりつけることがあります。
散歩後に地面へ顔を押しつける行動もよく見られ、これは「匂い付け」や「テンション調整」の一種です。
家の中で頻繁に行う場合は、環境の変化や寂しさが原因のときもあるため、散歩時間・遊ぶ量・休息の質を見直してあげると落ち着くことがあります。
犬が頭を床にこすりつけるとかゆみが原因の病気
犬が頭を床にスリスリするのは、甘えではなく「かゆみ」のサインのこともあります。
特に次の病気では、頭や顔をこすりつける行動がよく見られます。
アトピー性皮膚炎
アレルギー体質の犬に多く、皮膚が慢性的に炎症を起こす病気です。
ほこり・花粉・食べ物などへの過剰反応で強いかゆみが続き、体を舐めたり噛んだり、口周りを床にこすりつける行動が出ます。
「甘えのスリスリ」と混同しやすいので、かゆそうな仕草が続くときは早めの受診が安心です。
外耳炎
耳の中に炎症が起きる耳の病気で、頭を振ったり耳を床にこすりつけるようになります。
湿りやすい耳の構造から細菌が繁殖しやすく、アレルギー体質の犬では特に発症しやすい傾向があります。
赤み・イヤな臭い・耳だれが出てきたら外耳炎の可能性が高いため、早めにチェックしましょう。
アレルギー
ハウスダスト・花粉・食べ物・ノミダニなど原因はさまざま。
顔・頭・お腹など、かゆい部分を床にゴシゴシこすりつける行動が特徴です。
かきすぎると皮膚炎へ悪化することもあります。嘔吐・下痢を伴うこともあるため、異常を感じたら受診を。
角膜炎
目の角膜が炎症を起こす病気で、乾燥や感染、逆さまつ毛などが原因になります。
犬は目を細めたり、前足や床で目周りをこすって不快感を紛らわせます。
軽度でも悪化しやすいので、違和感が続く場合は早めに診てもらいましょう。
犬が頭を床にこすりつける意味は?【まとめ】
犬が床に頭をこすりつける行動は、愛情表現からかゆみまで幅広い理由があります。
普段の様子と比べながら、甘え・嬉しさ・不快感の違いを見極めることが大切です。
少しでも気になるしぐさが続く場合は、早めに動物病院でチェックしてあげましょう。
この記事が愛犬の気持ち理解に役立てば幸いです。