犬の鼻を触ったときに、乾いてることがあってびっくりしたことありませんか?
いつも濡れているのが犬の鼻だと思っている人が多く、乾いてることで「何かの病気では?」と心配になってしまいますよね。
犬の鼻は、冷たく湿っている状態だったり、温かく乾燥している状態だったり、一日のなかでいろいろ変化しています。
とはいえ、乾いてるとやはり心配になるものです。
今回は、犬の鼻が乾いてる理由や、乾いてる場合の対策をご紹介していきます。
あなたの愛犬の鼻の状態チェックに、お役立てくださいね。
Contents
犬の鼻が乾いてる理由
鼻が濡れている場合がほとんどですが、その理由をふたつご紹介しましょう。
嗅覚を鋭敏にするため
犬の鼻は薄い粘膜に覆われていて、嗅覚を鋭敏にするためにあります。
犬の嗅覚は人間の「3,000倍〜10,000倍」あると言われています。
そのため、鼻が濡れていることで空気中の臭いを吸着して、さらに臭いを感じることができるのです。
体温をさげるため
犬は人間と違って、汗腺の数が少ないため汗をかいて体温を下げることがうまくできないのです。
汗をかくかわりに、鼻や肉球から発汗することで、体温調節をしています。
犬の鼻が乾いてるときに考えられる病気
犬の鼻が乾いてる多くの場合、大きく心配する必要はありません。
個体差があるため、犬種によっても違いがあります。
とはいっても、あまり乾燥が続くようなら、病気の可能性もあることを理解しておきましょう。
乾いてるときに考えられる病気があるので、ご紹介いたします。
日焼け
鼻が乾燥して、皮が向けて乾いてる場合は、日焼けが原因かもしれません。
鼻の色が淡い色や薄い色の犬は、日焼けしやすいので日差しが強いときや、夏場のお散歩には注意しましょう。
皮膚疾患
乾いてるだけでなく、皮がひび割れていたり、傷やかさぶたがあったりする場合は、皮膚疾患を起こしている可能性があります。
鼻の状態がよくないと感じた場合は、早い段階で獣医さんに診断してもらいましょう。
重度の脱水症状
鼻が乾いてる場合は、重度の脱水症状になっている可能性があります。
体内の水分が不足することで、鼻が乾いてしまうということを知っておきましょう。
また、脱水症状を起こしている場合は、鼻が乾いている以外にも、目の周りがくぼんだり、皮膚の弾力が低下したり、衰弱したりと、別の症状も発症する場合があります。
色のついた粘液
鼻の粘膜が湿っていることで、犬の鼻は濡れています。
しかし、その鼻の粘膜が透明で正常な状態であれば問題ありません。
泡が出ていたり、緑や黄色や黒などの異常な色の場合は、早急に動物病院で診察してもらってください。
また、鼻水がたくさん出ている場合は、上気道感染症などの申告な病気が隠れている可能性があります。
鼻水がでている、食欲がない、嘔吐する場合は、獣医師に判断してもらいましょう。
犬の鼻が乾いてるときの対策
愛犬の鼻が乾いてるときに、とくに問題のない状態だとわかったときでも、対策方法をしっておくことが必要でしょう。
鼻が乾いている場合、空気が乾燥していたら加湿を使って空気の乾燥を解消しましょう。
老犬は、老化のせいで乾いてる可能性があるため、ワセリンや犬用の保湿クリームを塗ってあげてもいいでしょう。
私が飼っている犬は、加齢とともに鼻が乾燥するようになりました。はじめは心配でしたが、年齢とともに変化することを知っているとあわてなくてもいいですね。
鼻が乾いてる状態で、呼吸も荒い場合には日陰や静かな場所に移動して、水分補給をして休憩させてあげましょう。
鼻が乾いてる状態のときは、愛犬の様子をしっかりチェックしてあげましょう。
犬の鼻が乾いてる【まとめ】
犬の鼻が乾いてることには理由があります。
愛犬の鼻の状態を確認することで、健康状態の把握にもなります。
鼻が乾いてると思っても、いつもと変わらず元気にしているようなら、いったん様子をみてあげることもいいでしょう。
ただし、少しでもいつもと比べて元気がなかったり、食欲がなかったりした場合は、早めに獣医さんに相談しましょう。