ドッグランの遊具をDIYで作る方法|100均素材で安全に遊べる手作りおもちゃ集

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庭にドッグランがあると散歩代わりの気分転換にぴったりですが、走るだけだと犬もすぐ飽きてしまいます。

そこで活躍するのが、100均素材を使った手作り遊具です。

ジョイントマットやランドリーバッグなど身近な材料で安全な遊具を用意でき、庭が一気に“アジリティコース”へ早変わりします。

この記事では、初心者でも簡単に作れるDIYアイデアと安全に遊ぶためのポイントをまとめました。

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目次

ドッグランのDIY遊具とは?最初に知っておきたい要件と考え方

自宅のドッグランに置く遊具は、市販品のように大がかりな設備である必要はありません。

犬が「くぐる」「跳ぶ」「探す」「追う」といった本能的な動きを安全に楽しめるものであれば、100均の素材でも十分に遊具として機能します。

特にDIYの場合は、次の3つのポイントを押さえておくと失敗しません。


① 安全性(最優先)

  • 角が尖っていない
  • ぶつかったら倒れる・外れる“危なくない壊れ方”をする
  • 誤飲しないサイズの部品だけを使う

DIYの素材は軽いものが多いので、犬が引っかかった時に“外れてくれる”ほうが安全です。


② 軽量・移動しやすいこと

庭の状況(芝生・土・コンクリ)や日差しによって、遊ぶ場所を変えたいこともあります。

軽くて持ち運びできる遊具は、犬にも人にも扱いやすいのがメリットです。


③ 分解・洗浄できて衛生的であること

屋外に置くと汚れやすいため、取り外して丸洗いできる素材だと長持ちします。

ランドリーバッグやジョイントマットがDIY向きとされるのはこのためです。

こうした基本の要件を押さえておくと、初めてでも安心してDIY遊具づくりに取り組めます。
このあと紹介する3つの遊具も、すべてこの考え方に沿って作れるものばかりです。

ハードル|ドッグランのDIY遊具

ドッグランでまず取り入れやすい遊具といえば、ジャンプして遊べるハードルです。

実は100均の素材だけで、小型犬〜中型犬向けの軽量で安全なハードルが簡単に作れます。

100均DIYの魅力は、工具が不要で、飼い主さんが自分の犬に合わせて高さを微調整できること。

ここでは ジョイントマットを使ったタイプ突っ張り棒を使ったタイプ の2種類をまとめて紹介します。


ジョイントマットで作る“柔らかいハードル”

ジョイントマットはクッション性があり、万が一つまずいてもケガにつながりにくい素材です。

屋外でも扱いやすく、強くぶつかっても倒れてくれるため、初めてのDIYにぴったりです。

材料(小型犬向け1つ分)

  • ジョイントマット:1枚
  • 接着剤

作り方

  1. ジョイントマットを半分にカットする。
  2. さらに細く2cmほどカットして「足」になるパーツを作る。
  3. 足は半分にカットして2枚セットを2つ作る。
  4. 1で作った本体を貼り合わせ、しっかりした横棒部分にする。
  5. 両側に足を取り付け、接着剤で固定して完成。

ジョイントマットは自立しにくい場合があるため、芝生の上では軽く沈んで倒れやすくなります。

その場合は 両端にブックスタンド(スチール製)を添えて固定すると安定感がアップ します。


突っ張り棒×ラバーカップで作る“高さ調整できるハードル”

“もっと簡単に作りたい”という場合はこちらの方法が圧倒的にお手軽です。

工具も接着剤も不要で、わずか1分で完成します。

材料

  • ラバーカップ(トイレ用スッポン):2本
  • 隙間テープ(大)または洗濯バサミ:2つ
  • 突っ張り棒:1本

作り方

  1. ラバーカップを左右に並べて立てる。
  2. それぞれの柄の上部に、突っ張り棒を支えるための隙間テープや洗濯バサミを取り付ける。
  3. そこに突っ張り棒を引っ掛ければ完成。

隙間テープを使うと棒が軽く触れただけで落ちるため、犬が引っかかっても安全に外れます。

“跳べなくても危険が少ない”のがこのタイプの魅力です。


ファイルスタンドを使う簡易ハードル(100均アレンジ)

A4サイズの穴あきファイルスタンド2つを並べ、穴に突っ張り棒を通すだけでも小型犬向けのハードルが完成します。

軽くて持ち運びしやすいのに、支え幅が広いので安定感があります。
こちらも棒が簡単に落ちる構造なので、安全面もクリア。


  • ジョイントマット:柔らかい・ケガしにくい・初心者向け
  • ラバーカップ+突っ張り棒:1分で作れる・高さ調整可
  • ファイルスタンドタイプ:片付け簡単・小型犬に最適

犬のサイズや運動量に合わせて組み合わせると、庭のドッグランが一気に“アジリティ風”に変わります。


ランドリーバッグで作る簡易トンネル|ドッグランのDIY遊具

ドッグランで犬が喜ぶ遊具といえば、くぐって遊べるトンネル。

市販品は長くて収納に困ることもありますが、100均のランドリーバッグを使えば、軽くて扱いやすい小型犬用トンネルが簡単に作れます。

メッシュ素材で通気性がよく、日差しのある庭でも中がこもりにくいのが魅力。

初めてのDIYでも失敗しにくく、汚れたら丸洗いできる実用性の高さも人気の理由です。


必要な材料(30×30×120cmの完成サイズ)

  • ランドリーバッグ:3個
  • 結束バンド:32〜40本
  • ジョイントマット:4枚

※犬の爪が引っかからないよう、メッシュタイプを選ぶと安全です。


作り方

  1. ランドリーバッグの底をカッターで切り抜く
    3つの袋を筒状に連結できるようにします。
    切り口にバリが残らないよう、軽く整えるとケガ防止になります。

  2. 3つのバッグを結束バンドで連結する
    上・横・下とバランスよく固定することで、しっかりした筒になります。
    結束バンドの余った部分は必ずカットし、尖った部分が残らないように注意。

  3. 底面にジョイントマットを敷く
    メッシュの隙間に爪が引っかかるのを防げます。
    足に優しいクッション性もプラスされ、小型犬でも安心して走れます。

これで軽量・通気性・安全性を兼ね備えた小型犬用トンネルが完成です。


メリット

  • 軽くて移動しやすい
    庭の好きな場所にすぐ配置できる。

  • 丸洗いOKで衛生的
    泥汚れがついても乾きやすく、屋外での使用に強い。

  • 安全対策しやすい構造
    柔らかい素材で、ぶつかってもケガしにくい。

市販の長いトンネルだと小型犬には大きすぎることがありますが、このDIYトンネルはちょうど良い狭さと長さで遊びやすいのもポイントです。


  • メッシュ素材なので通気性が良く、夏場でも快適
  • 結束バンドで連結するだけの簡単DIY
  • 底面のジョイントマットで安全性がアップ
  • 収納も軽くて扱いやすく、汚れたら丸洗いできる

小型犬には特に使いやすいサイズで、庭のドッグランに“動きのある遊び”を追加できます。


子ども用プールで作る“ボールプール”|ドッグランのDIY遊具

ドッグランの遊具として意外とハマるのが、子ども用プールを活用したボールプールです。

走るだけのドッグランに「掘る・探す・もぐる」といった新しい刺激を加えられるため、好奇心旺盛な犬には特におすすめ。

DIYといっても特別な作業は必要なく、プールと大きめのボールを用意するだけで完成する手軽さも魅力です。


必要な材料

  • 子ども用ビニールプール、または硬めのカラープール
  • 誤飲しないサイズのボール(野球ボールサイズ以上)
  • 代用:ジョイントマットを箱状に組む場合は2枚重ね

作り方(ほぼDIYなしの超簡単バージョン)

  1. プールを広げる
    屋外用なら耐久性もあり、重さで倒れにくい。

  2. 中にボールをたくさん入れる
    カラフルなボールや音の鳴るボールを混ぜると反応が良い。

  3. 完成
    犬自身が鼻で押したり、前足で探ったりして自然に遊び始めます。

特に水が苦手な犬でもプール遊びの感覚が楽しめるため、“夏は水遊び・冬はボールプール”という季節ごとの使い分けもできます。


安全面での注意点(統合版)

  • 誤飲を防ぐために必ず大きめのボールを使用
    小さなスーパーボールは絶対NG。

  • 破れやすいプールは避ける
    爪で引っかきやすい犬は、硬質プールかジョイントマットの箱がおすすめ。

  • 遊んでいる間は目を離さない
    ボールをくわえて持ち逃げする犬もいるため、数は定期的に点検。

ジョイントマットで箱を作る場合は、必ず2枚重ねにして強度を上げると、倒れにくく安心です。


こんな犬に向いています

  • ボールが好きで興奮しすぎないタイプ
  • 探す遊びが得意な犬
  • 水遊びが苦手だけどプールの雰囲気は楽しみたい犬
  • シニア犬(ゆっくり遊べるため負担が少ない)

走り回るばかりだと疲れやすい犬でも遊びやすいため、年齢や体格を問わずドッグランに取り入れやすい遊具です。


  • プール+ボールで完成する簡単遊具
  • 誤飲しない大きさのボールを使うのがポイント
  • 冬でも遊べるドッグラン遊具として優秀
  • 強度が必要ならジョイントマット箱タイプもおすすめ
  • 犬の好奇心を引き出し、飽きずに遊べる

ドッグランをさらに充実させるための“安全性チェック”とメンテナンスのコツ

遊具の固定と転倒防止を徹底する

DIY遊具は軽量で扱いやすい反面、風や衝撃で動いてしまうことがあります。

特にジョイントマットやランドリーバッグを使った遊具は、地面の状況により安定感が変わるため、使用前に必ず固定状態をチェックしておくと安心です。

芝生の上では、足となる部分が沈んで傾きやすいため、底面を広くする・さらに重しをつけるなどの工夫を加えるだけで安全性が大きく向上します。

愛犬が勢いよく走ってもぐらつかないことを確認し、使用中に危険を感じたらすぐに調整しましょう。


破損・摩耗の早期発見で事故を防ぐ

簡単DIYの遊具は繰り返し使うほど負荷がかかり、結束バンドの緩みやマットの破れなどが起きやすくなります。

特に噛み癖のある犬の場合、遊具の角をかじってしまうことも。

遊ぶたびに軽く触って曲がりや破れがないかを確認し、少しでも剥がれや破損が見つかったら早めに交換することで、誤飲やケガの心配を最小限にできます。

100均素材は手軽に買い替えられるため、安全のためにも定期的に状態確認する習慣をつけておくと安心です。


使い終わったら必ず乾燥させて清潔をキープ

屋外で使う遊具は雨や朝露、汚れが付着しやすく、そのまま放置するとカビやニオイの原因になります。

ジョイントマットやランドリーバッグは水はけが良い素材が多いですが、使用後に軽く拭き取り、日陰で乾燥させるだけで耐久性が長持ちします。

特にトンネルやボールプール用の箱は内部に湿気がこもりやすいため、時々完全に解体して乾燥させると衛生面でも安心です。

庭に常設している場合も、週に一度は点検して乾燥・清掃すると、気持ちよく遊び続けられる環境を保てます。

まとめ

100均アイテムでも工夫しだいで、庭のドッグランを十分に楽しい遊び場に変えられます。

安全性のチェックやメンテナンスを続ければ長く使えるため、まずは気軽に試せる遊具から取り入れてみてください。

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