
「今日トリミングに行きたい!」と思った時、予約なしでも利用できるのか気になりますよね。
結論から言うと、多くのサロンは予約制ですが、条件次第では当日予約で受けてもらえるケースもあります。
ここでは、個人サロンとペットショップの違い、予約なしで利用できる可能性、そして当日予約を成功させるポイントを詳しく解説します。
トリミングは予約なしでも行ける?
平日・個人狙いなら可能性あり

一般的にトリミングは予約制で、予約なしでの利用はほぼ難しいです。
犬は1匹につき1〜2時間かかり、同時進行ができないため、空き枠がなければ受けられません。
ただし、個人経営の小さなサロンは比較的融通が利きやすく、運が良ければ当日依頼を受けてもらえることがあります。
散歩中に「今日空いてますか?」と声をかけ、そのままお願いできるケースもあるようです。
特に平日は予約に余裕があることが多く、急な依頼でも入りやすい傾向があります。
近所に自宅兼店舗のような個人サロンがあるなら、一度様子を見てみると良いでしょう。
爪・耳・肛門腺ケアなら個人経営が早い

柴犬などの日本犬や、短毛種の犬は、全身の毛をカットするようなトリミングは不要ですが、モコっとしやすいお尻の毛のカット、爪切りや耳掃除、肛門腺絞りはお願いしたいと思うことがありますよね。
そんな時も個人経営のトリミングサロンがおすすめです。
初めにお話しした私が通っているトリミングサロンでは、全身のトリミングは予約が必須ですが、
「爪・耳・肛門腺絞りだけなら15分くらいでできるから、予約の合間にやりますよ」
と話していました。
個人でやっているサロンは、短いコースならうまく間に割り込ませてくれるからありがたいですね。
ペットショップは当日予約なら行ける?

ペットショップやホームセンターのトリミングサロンは、お店に併設していることから利用する飼い主さんも多く、予約なしの場合、個人経営よりもさらに難しいことが考えられます。
でもこちらも運が良ければ当日予約であればやってもらえる可能性があります。
こうしたお店のサロンは、個人とは違い常に何人かのトリマーさんが働いています。
そして、利用客が多い分キャンセルも出やすいため、突然時間が空くこともあります。
予約なしで突然行ってもやってもらえる可能性はかなり低いので、一度電話で様子を聞いて当日予約を入れるという方が効率的ではないかと思います。
爪・耳・肛門腺ケアも予約制になる

ペットショップなどのサロンは爪切りや耳掃除、肛門腺絞りの短いコースも予約制にしているところがほとんどです。
トリミングと同様に、こちらも事前に連絡を入れて予約を入れる方が安全でしょう。
ただ、お店に立ち寄ったついでにダメモトで聞いてみたらやってくれたという飼い主さんもいたので、予約なしは絶対ダメということではなさそうです。
トリミングの予約が取りやすい&取りづらい時期

犬のトリミングにも繁忙期と閑散期があります。
繁忙期
・夏
・年末
・GWやお盆などの連休
閑散期
・年明け
・春
・秋
夏は暑さでカット希望のお客さんが増えるため忙しくなります。
年末は年内にトリミングして犬が綺麗な状態で年を迎えたいという飼い主さんが多くかなり混むので、早めに予約しないといけません。
夏が終わった秋や、年明け~春頃までも比較的予約は取りやすいです。
閑散期は暇になるお店も多いので、当日予約するチャンスでもあります。
夏場や年末はどのお店も混んでいるので、必ず早めに予約しておきましょう。
トリミングを予約なしで利用する前に知っておきたい注意点

予約なし対応の“可否”は犬の性格や状態でも変わる
予約なし・当日予約を受け付けてくれるかどうかは、サロンのスケジュールだけでなく、犬の性格や体調によっても変わります。
初めての場所が苦手、他の犬が苦手、吠えやすいなどの場合は、通常より丁寧な対応が必要なため「今日は時間が確保できないので難しいです」と断られることがあります。
特に子犬・初めてのサロン利用では、最初に少し時間を取って様子を見ることが多いため、予約なしでの利用はさらに難度が上がります。
予約なしでも“最低限の準備”は必須
急にサロンへ行く場合でも、ワクチン証明書(狂犬病・混合ワクチン)、かかりつけ病院での注意事項があればその内容、普段使っている首輪・ハーネスなどは必ず持参しましょう。
特にペットショップ併設サロンは“条件が揃っていないと利用不可”のことが多く、書類が揃っていないだけで当日予約がキャンセル扱いになるケースもあります。
当日受付がしやすい時間帯を知っておく
サロンによって“空きやすい時間帯”は異なりますが、
・平日午前(開店〜11時頃)
・夕方手前(15〜16時台)
は比較的受け入れが柔軟になる傾向があります。
午前はキャンセルが出やすく、午後は大型犬コースが終わってスタッフが少し落ち着くためです。
逆に土日祝、雨明け、連休前後は当日予約の難易度が一気に上がります。
ペットショップは“指名なし”が通りやすい
当日予約であっても「担当トリマーの指名あり」だと枠が限られるため受けられないことがありますが、「指名なしで大丈夫です」と言うと受け入れ可能枠が増えることがあります。
特に大型店では数名のトリマーが常駐しているため、指名なしの方が融通が利きやすいです。
どうしても当日入りたい時の現実的な動き方
予約なしで入りたい場合は、以下の流れがもっとも成功率が高いと言えます。
(1)近隣3〜5店舗へ電話して“空き時間の候補”を聞く
(2)最も早い店舗へ向かう
(3)必要書類を持参して到着後すぐ受付
一店舗だけに賭けるよりも“候補を複数持つ”方が圧倒的に成功率が上がります。
電話の印象でスタッフの対応も分かるため、初めての利用先探しにも最適です。
まとめ
予約なし・当日予約は確かに難しいものの、サロンの種類や時間帯によっては対応してもらえることがあります。
近隣の店舗をいくつか把握しておくことで、急なトリミングにも柔軟に対応できるようになりますよ。
気になるサロンは普段から電話で様子を聞いておくと、いざという時にも安心です。