ミナミヌマエビは水草を食べる?マツモ等おすすめの種類や量と食害対策まで解説!

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ミナミヌマエビは「水槽の掃除屋」として人気ですが、マツモ等の水草を食べてしまうのではと心配する方も多いでしょう。

実際にはコケや汚れを中心に食べますが、条件によっては水草にも口をつけることがあります。

この記事では、ミナミヌマエビと水草の関係を詳しく解説し、飼育に適した水草や食害を防ぐコツを紹介します。

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目次

ミナミヌマエビは水草を食べる?

ミナミヌマエビはウイローモスなどやわらかい水草を食べます。

水草だけではなく「水槽の掃除屋」としてミナミヌマエビは様々なものを食べます。

・餌の食べ残し
・フン
・魚の死骸
・コケ

水が汚れる原因ばかりですね。とても助かります。

ただミナミヌマエビのみの水槽や、ミナミヌマエビの数が多い、餌となるものが少ない場合は注意が必要です。

餌が足りないと生きるために通常は食べない水草を食べます。

餌が足りていなければおやつ程度に食べる程度ですが、餌が水草だけとなった場合は「食害」と呼ぶレベルで水草を食べてしまいます。

ちなみに硬い葉を持つ水草はそもそも食べることが出来ませんので食べません。

食害を抑えたい場合、餌を与えているのに水草ばかり食べるならばアヌビアスナナなど硬い葉の水草を入れることをお勧めします。


ミナミヌマエビが水草を食べた場合のデメリット

水草が景観を損なう

水草がかじられて穴だらけになったり、新芽が食べられると見た目が悪くなります。

せっかくのレイアウト水槽もバランスが崩れてしまいます。

水草の成長が止まる

柔らかい部分を集中的に食べられると、成長が追いつかずに水草が枯れてしまうことも。

特に成長の遅い種類は影響を受けやすいです。

隠れ家や水質維持に影響する

水草が減ると、稚エビの隠れ家がなくなったり、水質浄化効果も落ちます。

結果としてエビ自身の生存率にも悪影響が出る可能性があります。


補足:エビにとってのデメリットはある?

ミナミヌマエビが水草を食べても、基本的にエビの健康に害はありません。

水草の柔らかい部分や枯葉は自然界でも普通に食べており、消化にも問題ないからです。

ただし、水草を積極的に食べ尽くしてしまうような状況は「餌不足」のサイン。

長期的には栄養不足や繁殖力の低下につながるため、人工餌や専用フードを与えてバランスを取ることが大切です。


ミナミヌマエビと水草を餌として活用する場合

ミナミヌマエビは雑食性で、自然下では落ち葉や柔らかい水草の一部、そこに付着する微生物などを食べています。

水草をエビの“主食”にすることは栄養不足につながりますので原則NGです。

一方、副食やおやつとして利用する分には十分役立ちます。

柔らかい水草をおやつ代わりに

ウイローモスやマツモといった柔らかい水草は、ミナミヌマエビがついばみやすい種類です。

新芽や表面をかじることで少量の栄養を摂取でき、人工餌とあわせて飼育すれば自然な食生活に近づきます。

枯れ葉や微生物が餌になる

水草が枯れてきた部分はそのまま残しておくと、分解の過程で微生物が繁殖し、エビにとって格好の餌場となります。

特に稚エビは小さな有機物や微生物を好むため、水草は“餌を育てる場”としても有効です。

別水槽で増やしてストックする活用法

マツモなどは増えやすいため、別水槽にストックしておけば、必要に応じてエビ水槽へ追加できます。

これにより「おやつ用の水草」として利用でき、食害リスクもコントロールしやすくなります。

ミナミヌマエビにおすすめの水草と量

ミナミヌマエビには隠れ家になりやすく、傷つきにくいやわらかい水草をおすすめします。

ウイローモス

放っておいても成長する、扱いやすく安価なので初心者でも取り入れやすいウイローモス。

ミナミヌマエビのおやつにもなり、茂ったウイローモスは稚エビの隠れ家にもなりますよ。

最近だと入れるだけのウイローモスマットや、流木にウイローモスが付いている物もあります。

マツモ

「金魚藻」としても有名な浮き草のマツモも実はミナミヌマエビにおすすめです。

浮き草の為隠れ家に使用したい場合は重りをつけて沈めなければなりませんが、やわらかくエビのおやつにもなります。

増やし方もとても簡単でマツモを切って浮かべておけば自然と増えていきます。

エビがいる水槽とは別にマツモのみを入れてストックしておけば、もし食べられてしまっても追加でき、初心者でもおすすめの水草です。

アヌビアスナナ

エビが食べられない硬い葉として説明しましたが、実はアヌビアスナナもミナミヌマエビとの相性は良いのです。

成長が遅く、硬い葉の表面がコケに覆われてしまうことがありますが、ミナミヌマエビがコケを食べてくれるので問題なし。

丸い葉が特徴で見た目も可愛らしく、手間をかけなくても育ちます。

こちらも流木に活着させたものなど、購入してそのまま入れられるものもあります。

丸くて大きい葉はエビの隠れ家にも使用できそうです。

ミナミヌマエビと水草の関係でよくある疑問

ミナミヌマエビは新芽を食べるのか?

ミナミヌマエビは基本的に弱った葉や枯れかけた部分を好んで食べますが、環境によっては柔らかい新芽を食べてしまうこともあります。

特に栄養不足や餌不足のときは、まだ柔らかい新芽をかじる行動が見られます。

新芽ばかり食べられると水草の成長が止まってしまうため、人工餌やタブレット系のエビ用フードを与えて補うのが安心です。

ミナミヌマエビはコケ取りと水草のどちらを優先する?

多くの場合、ミナミヌマエビはコケやデトリタス(有機物のかす)を優先して食べます。

そのため、水槽にコケが多いときは水草が食べられる心配は少なくなります。

逆に水槽が清潔すぎて食べるものが少ないと、水草に口をつけやすくなるため、適度に餌を与えることが水草を守るポイントです。

ミナミヌマエビと水草レイアウトのコツ

ミナミヌマエビ水槽で水草を美しく保つには、種類のバランスが大切です。

たとえば「柔らかい水草(ウイローモスやマツモ)」と「硬い水草(アヌビアスナナやミクロソリウム)」を組み合わせると、食害リスクを抑えつつ自然な隠れ家やコケ取りスペースを確保できます。

さらに底床にロタラやグロッソスティグマなどを植えると、稚エビのシェルターとしても機能し、水槽全体が生き生きとした景観になります。

ミナミヌマエビ水槽の水草の量はどのくらいがおすすめ?

水草の量は少し多めが良いです。

ミナミヌマエビの足場にもなり、おやつにもなり、隠れ家にもなるので少し多めに入れてあげたいですね。

野外飼育している方で底が見えないくらい水草を入れている飼育者もいるようですよ。

もちろん無理に用意していれなくても育ちます。飼育者の飼育に合わせて水草の量は調節してください。

ミナミヌマエビは水草を食べる?【まとめ】

ミナミヌマエビは基本的にコケや汚れを食べますが、餌不足や環境によっては水草に食害が出ることもあります。

柔らかい水草と硬い水草をバランスよく配置し、人工餌で補助することで安心して飼育できます。

水草は水質を安定させ、隠れ家にもなるため、エビとの相性は抜群です。

ぜひ水草を上手に取り入れて快適なエビ水槽を楽しんでください。

内部リンクで「ミナミヌマエビの混泳」や「エビの餌」に関する記事も併せてチェックすると理解が深まります。

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