フクロウの知能はどれくらい?カラスやトンビとの賢さ比較を解説

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フクロウは「森の賢者」と呼ばれるほど賢い鳥ですが、実際にはどのくらいの知能を持っているのでしょうか。

この記事では、カラスやトンビと比較しながらフクロウの知能を詳しく解説します。

実際のエピソードや研究結果も紹介するので、フクロウの意外な賢さが分かります。

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目次

フクロウの知能の高さを表すエピソード

いくら賢いとはいえどれくらいなのか、はっきり言って想像出来ないですよね?

そこでまず最初はそんなフクロウの賢さに関するエピソードをいくつかご紹介していきます。

エピソード1

まず一つ目のエピソードです。
南アフリカに住む男性いました。

するとケガをし飛べなくなっていたワシミミズクを見つけます。
心優しいその男性はそのワシミミズクを保護し、2か月に渡る治療を施します。

再び飛べるようになったワシミミズクはその恩返しとして男性に自分にとってはご馳走であるヘビやネズミなど、毎朝、しかもその家のねこの分まで狩り、持ってくるようになりましたとさ。

エピソード2

そして二つ目のエピソードです。
東シベリアのトラック運転手であるゾロツーキンさんが配達をしていると、怪我をしているフクロウを見つけ保護しました。

しかし仕事の途中であるためすぐには保護センターへ連れていけず、しばらく車に乗せたままお世話をしようやく自宅へ。

そのあとゾロツーキンさんはフクロウを近くの動物園に渡しました。
しかし一週間後、そのフクロウが全く餌を食べずに困っているという連絡が入ります。

動物園は「このままでは衰弱して亡くなってしまうので引き取ってもらえないか」というのです。
その連絡を聞いたゾロツーキンさんは急いでフクロウのもとへ駆けつけます。

フクロウは顔を見るなりとても嬉しそうな態度をみせ、餌も彼の手からガツガツと食べ始めたのです。

その後、フクロウがゾロツーキンさんのそばを離れることはありませんでした。

このようなエピソードはまだまだありますがフクロウは人の顔や家がわかるぐらい記憶がいいということがわかります。
猫の恩返しならぬフクロウの恩返し…されてみたいですね。

カラスの賢さってどのくらい?

さてフクロウの賢さはどれほどなのか、わかりましたでしょうか?

じゃあ他の鳥はどうなの…?ということで賢いとよく言われるカラスも見ていきましょう。

まず最初にカラスって実際どのくらい賢いのか、解説していきたいと思います。

カラスの賢いエピソードとして有名な話はクルミを割るためにわざと道路に置いて車に轢かせたり、暑い夏に公園の蛇口を自分で捻り水浴びをしていたりというものですね。

本当に鳥か!?と思うこの行動、実は三段論法という考えをしているから出来るものです。

この三段論法というのは「A=Bである、B=Cである、よってA=Bである。」という考え方です。

この思考は人間でいう7歳からすることが出来ます。小学1年生ぐらいです。

今の時代、タブレットやケータイなどを操る小学生もいるのでもしかしたらカラスにも出来るかもしれないですね。

トンビの賢さってどのくらい?

では最後にトンビの賢さです。

食べ物をかっさらっていくイメージが強いトンビ、実は賢いんです。

たこを上げていたり、ラジコン飛行機を飛ばしていると近くに寄ってきて楽しそうに遊んだり、トラクターが牧草を刈り取っているとそこに隠れていたネズミやカエルが見え取りやすくなるのでそれを待ち構えていて狩りをしたり、人の生活を使う賢さもあるのです。

トンビに関してはそんなに目立った賢いエピソードはないですが、他種族を利用出来る賢さを持っていることがわかります。

フクロウの知能に関する科学的な研究と比較

フクロウの賢さを理解するには、実際の観察エピソードだけでなく、研究から得られた知見も参考になります。

ここではカラスやトンビと比較しながら、フクロウの知能を科学的に見ていきましょう。

フクロウは学習や記憶に優れている

フクロウは犬や猫ほど人間社会に密着していませんが、記憶力と学習能力は高いことが分かっています。

飼育下では「自分の名前を覚える」「飼い主の声を識別する」といった報告があり、同じ刺激を繰り返し与えると反応を学習して変えることもできます。

これは単純な反射ではなく「経験から学ぶ能力」がある証拠です。

カラスとの比較:問題解決能力はやや劣る

カラスは道具を使ったり、複数の手順を踏んで問題を解く「前頭葉的な知能」が鳥類でも突出しています。

一方、フクロウは「音や動きに対する瞬時の判断力」「空間記憶」の方が優れており、特に夜間の狩りではその知能が大きく生かされています。

ただし、人間の道具を応用するような柔軟性ではカラスに軍配が上がります。

トンビとの比較:社会性や応用力に違い

トンビは人間の生活に寄り添い、観光地で食べ物を奪うなど「 opportunistic(機会利用的)」な行動が多い鳥です。

フクロウは基本的に単独行動で社会性は低いですが、その分「個体ごとの記憶や経験」を強く生かして生存しています。

つまり、群れの中で協力する賢さではトンビやカラスに劣る一方、個体レベルの認知では独自の強みを持つと言えます。

このように、フクロウは「道具を使う賢さ」よりも「記憶力や感覚の精度に基づいた賢さ」に秀でており、カラス・トンビとは異なる知能の方向性を発達させていると考えられます。

フクロウの知能【まとめ】

フクロウの知能は、道具を使うカラスほどではないものの、顔や家を覚える記憶力や学習能力に優れています。

森の賢者と呼ばれるのも納得の一面がありますね。

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