キャットタワーに登らないのは理由とは?対策も解説!
猫のためにキャットタワーを設置したのに、登ってくれないと残念な気持ちになりますよね。
猫は高いところが好きなはずですが、苦手な子もいるのでしょうか。
他にも何か理由があるかもしれませんね。
キャットタワーに登らない理由や、登ってくれるような対策などを紹介します。
キャットタワーに登らない理由
猫がキャットタワーに登らない理由はいくつか考えられます。
・新しい環境への適応
猫は新しい物や環境に慣れるまで時間がかかることがあります。
キャットタワーが新しく設置された場合、猫がしばらく慣れるまで登らないことがあります。
初めて見かけるものへの警戒心を抱いているのかも知れません。
・自分のためのものだと認識していない
猫が遊ぶためのものと分かっていないこともあります。
猫を飼い始めて、時間が経ってから設置した場合に多いようです。
・設置場所の問題
キャットタワーが猫の好みや行動パターンに合わない場所に設置されている可能性があります。
猫は高い場所が好きなことが多いですが、静かで安全な場所であるかどうかも重要です。
設置している場所からの見晴らしがよくないなど、他にお気に入りの高い場所があるのかもしれません。
猫は高いところを好みますが、上から見る景色が好きなようです。
・タワーのデザインや構造
キャットタワーのデザインや構造が猫にとって興味深くない場合、登ることが少ないかもしれません。
猫が好む高さや角度、プラットフォームの大きさなどに注意して、猫が楽しめるタワーを選ぶことが重要です。
爪が引っ掛かりすぎる、引っ掛かりが全くないなど、素材が好みでないこともあります。
・新品でにおいが苦手
新品のものは独特なにおいがあることが多いです。
猫にとって苦手なにおいなのかもしれませんね。
いままではキャットタワーで遊んでいたのに、突然登らなくなったときはほかに理由が考えられます。
けがをしていてジャンプできない、転落して怖いものとして認識してしまったなどです。
歩き方がおかしくないか、運動量が極端に減っていないか注意しましょう。
・体調や高齢による問題
猫が病気や体調不良である場合、キャットタワーに登ることが少なくなることがあります。
猫が普段と異なる行動を示す場合は、獣医師に相談して猫の健康状態を確認することが重要です。
また、高齢になると上下運動をすることも減ります。
高齢猫はキャットタワーに登らなくなることもあるようです。
猫がキャットタワーに登らない時の対策
キャットタワーを設置しても全く登らない場合にできる対策を紹介します。
タワーの配置を変える
キャットタワーが猫が好む場所に配置されているかどうかを確認しましょう。
静かで安全な場所に設置されているかどうかを確認し、必要に応じて配置を変えてみてください。
誘導する
猫がキャットタワーに興味を持つように誘導してみましょう。
猫がキャットタワーを遊ぶためのものと理解していない可能性があるなら、いつも遊んでいるおもちゃを置いてみましょう。
おもちゃでなくてもいいので、猫の興味を引けるものをキャットタワーの一段目に置いてみます。
おやつでもいいですね。
まずは登ってみるという経験をさせてあげると、自分から登るようになるはずです。
一緒に遊ぶ
猫がキャットタワーに登ることを学ぶのを手伝うために、一緒に遊んでみましょう。
猫がキャットタワーに登る方法を示し、楽しい体験を提供することで、猫がキャットタワーに興味を持つようになるかもしれません。
多頭飼いしている場合は他の猫がキャットタワーで遊んでいるのを見ることで、一緒に遊び始める場合もあります。
忍耐と時間を持つ
猫は自分のペースで新しいものに慣れていく生き物です。
キャットタワーに登ることを学ぶのに時間がかかる場合もありますので、忍耐強く待ってみましょう。
これらの対策を試してみても、猫がキャットタワーに登らない場合は、代替え案も試してみてください。
キャットタワーを使用しない場合の代替え案
キャットタワーは費用もかかり、使わなくなるかもしれないなら代用できるものがないかと考える人もいるでしょう。
今ある家具に登っても問題ないなら、キャットタワーをわざわざ購入する必要はありません。
タンスや冷蔵庫の上など、猫はびっくりするようなところでも登っていきます。
キャットタワーを使用できない場合、猫が活動的で健康的な生活を送るためにいくつかの代替案があります。
ハイタイプのゲージ
お留守番用などにゲージを置く方が多いと思います。
ゲージにもたくさん種類があり、ハイタイプのものは上下運動ができるように棚板を取り付けられるものがあります。
キャットタワーとゲージ二つを置く余裕はなくても、ゲージは置くつもりという方はハイタイプも検討してみてはいかがでしょうか。
壁にキャットステップをつける
壁に棚板を階段状に取り付け、キャットステップで代用することもできます。
板とビス、L字金具があれば自分で簡単にできます。
賃貸の場合は難しいかもしれませんね。
家具を組み合わせる
ラックや収納棚を組み合わせてキャットタワーのように猫が遊べるように工夫している方もいます。
家にある収納棚などを代用できるので、コストも抑えやすいです。
キャットシェルフ
キャットシェルフは、壁に取り付けられる棚のようなもので、猫が高い場所に登ることができます。
キャットタワーの機能を部分的に代替することができますが、キャットタワーほどの高さや複雑さはありません。
キャットツリーの部分的な利用
キャットツリーの一部、例えば爪とぎのみを使用する、またはキャットツリーのプラットフォームを床に置いて使用することもできます。
これにより、猫が高い場所に登ることができる場所を提供することができます。
トンネルやボックス
猫が隠れるのが好きな場合、トンネルやボックスを提供することで、猫が安全な場所を見つけることができます。
これはキャットタワーの一部の機能を代替することができます。
室内遊具やおもちゃ
キャットタワーの代わりに、猫が遊べる室内遊具やおもちゃを提供することも考えられます。
例えば、キャットタワーに付属するおもちゃを使用することで、猫が運動を楽しむことができます。
これらの代替案は、キャットタワーのすべての機能を完全に代替するものではありませんが、猫が健康的で満足な生活を送るために役立つことがあります。
猫の好みや行動パターンに合わせて、適切な代替案を選択しましょう。
キャットタワーに登らない理由とは?【まとめ】
キャットタワーを設置しても登らない理由や対策を紹介しました。
猫は基本的に高いところが好きなので、ある程度成長した猫なら興味を示すことが多いはずです。
登らないときは、きっと理由があるはずです。
猫によって理由はちがうので、原因を探ってみましょう。
あそぶ素振りを見せてくれないと、がっかりした気持ちになるかもしれませんね。
いろいろ対策をしても登らないときは、一度きっぱりあきらめてみることも良いでしょう。
ある日突然登るようになったということもあります。
臆病で慎重派な猫も多いですから、時間が解決することもありますよ。