
チワワは小さくてもエネルギッシュな犬種です。
でも、「うちの子、いつ落ち着くの?」と感じたことはありませんか?
本記事では、チワワが落ち着く年齢と、年齢ごとの性格変化・しつけのポイントをわかりやすく解説します。

チワワが落ち着く年齢は?

落ち着きがない子が、落ち着いたおりこうな子になってくれるためには、チワワの年齢を考えてみましょう。
通常、犬の年齢を人間に置き換えてみると、生まれてから2年で人間の23~24歳くらいまで急成長し、3年をすぎる頃からは1年に4歳の年を重ねていくと言われています。
チワワの落ち着く年齢は、3歳~5歳と言われていますので、年齢を参考にしてみてくださいね。
| チワワの年齢 | 人間の年齢に換算すると |
|---|---|
| 3カ月 | 約5歳 |
| 6カ月 | 約6歳 |
| 1歳 | 約17歳 |
| 3歳 | 約28歳 |
| 6歳 | 約40歳 |
| 9歳 | 約52歳 |
| 12歳 | 約64歳 |
人間と比較すると、犬のほうが年齢を重ねるのが早いことがわかりますよね。
チワワは、世界最小と言われる小さな姿からは想像し辛いのですが、あっという間に飼い主よりも年上になっていきます。
でも、チワワの年齢の進み方がわかれば、落ち着く年齢が何歳くらいなのか、想像しやすくなりますよね。
チワワが落ち着かない原因と年齢ごとの行動変化

子犬期(〜1歳)は好奇心のかたまり
チワワは生まれてから1歳になるまでが、いちばん活発で落ち着きがない時期です。
見るもの、聞くもの、嗅ぐものすべてが新鮮で、常に探検したい気持ちでいっぱい。
特に、生後6〜10ヶ月頃は“思春期”にあたり、飼い主の指示よりも自分の興味を優先するようになります。
この時期に「ダメ!」と叱りすぎると、信頼関係を損ねてしまうこともあるため、根気よく、短い時間でトレーニングを積み重ねていきましょう。
成犬期(1〜3歳)は精神が安定し始める
1歳を過ぎると、体もほぼ完成し、落ち着き始めるチワワも多くなります。
ただし、家庭環境の変化や運動不足などで、ストレスから落ち着かなくなるケースも少なくありません。
毎日のお散歩やスキンシップを通して、「安心できる生活リズム」を作ることがポイントです。
また、しっかりと“指示待ち”ができるようにするために、コマンドトレーニングを続けると効果的です。
成熟期(3〜5歳)でようやく「本当の落ち着き」が
3歳を超えると、多くのチワワが精神的にも大人になります。
「無駄に吠えない」「飼い主の表情をよく見る」「知らない犬に落ち着いて対応できる」といった変化が見られやすくなるでしょう。
これは単に年齢の問題ではなく、これまでの関わり方や経験の積み重ねによるものです。
子犬の頃から信頼関係を築き、適度な運動・遊び・社会化を続けてきたチワワほど、この時期に穏やかな性格へと成長します。
チワワを落ち着かせるためにする3つのトレーニング
チワワの年齢の進み方がわかった所で、次は年齢に合わせたトレーニングをしましょう。
そうすることで、しつけをしながら落ち着きのある姿を身に着けることができますよ。
人間社会トレーニング

チワワは、小さい体からは想像できないほど勇敢で自分よりも大きな犬に向かっていく傾向があります。
また、甘える相手を選んだり、誰にでもなついたりしない、という傾向があるため、子犬の段階から飼い主以外の「人間」にも慣れさせていきましょう。
短い時間でもいいので、お散歩に行ったり、同居の家族以外に会わせてみたりして、人間社会にも慣れさせていきましょう。
コマンドトレーニング

コマンドとは、「声かけ」のことです。
ご飯を食べるとき、おしっこをするときなど、飼い主がリードして声かけをしてあげましょう。
- ご飯をあげるとき…「マテ」「マダ」
- おしっこをするとき…「ちっち」「シーシー」
- 褒めてあげるとき…「イイコ」「ヨシヨシ」
- 叱るとき…「ダメ」「メッ」
など、短い言葉でチワワ自身が理解できる「短い言葉」で、声かけをしましょう。
更に、声のトーンを変えることで、怒られているのか褒められているのかをチワワ自身が学習できるようになります。
そして、他にポイントとなるのは「家族でコマンドを統一すること」です。
せっかくしつけをしていても、家族で使うコマンドがバラバラだと、何を言われているのかがわからなくてチワワが困ってしまいます。
トイレトレーニング

子犬を迎えたら、早急にトレーニングを始めることをおすすめします。
トイレを準備し、ちゃんとトイレで排泄が出来たときには、これでもかというくらい大げさに褒めてあげてください。
排泄が終わったトイレシートを交換するときには、新しいトイレシートに軽く臭いがつくようにしてあげると、トイレの場所を覚えやすくなる効果があります。
どこででも排泄してしまう問題行動を防ぎ、排泄するべきトイレで落ち着いて用をたせるようにトレーニングしましょう。
落ち着かせるためにやってはいけないこと

走り回って落ち着かいないし、全然言うことを聞かないからといって、絶対にやってはいけないことは暴力をふるうことです。
小さな体のチワワには、叩いたり殴ったりすることは絶対にダメです。
暴力による間違ったしつけをすることで、落ち着くどころかケガのリスクしかありません。
痛みによる苦痛や、人間に対しての恐怖心が増加して、何に対して怒られているのかわからなくなって、肉体的にも精神的にも愛犬に悪影響を与えます。
暴力によって押さえつけたものは、「うちの子やっと落ち着く年齢になった」とは言い切れません。
叩く殴るという行為は、絶対にやめましょう。

チワワが落ち着く年齢は?【まとめ】
チワワが落ち着くまでには時間がかかりますが、焦らず向き合えば必ず成長します。
年齢ごとの変化を理解し、愛犬のペースに合わせてあげましょう。