それも含めて可愛いのですが今回はチワワの斜視についての話題です。
我が家では、ロングコートチワワを飼っています。
名前はスカイ君(オス)で、もう1歳を過ぎました。
いまのところは大きな病気や怪我も無く、元気に成長しております。
これからもチワワとの長い生活は続いていきます。
この先ずっと元気でいられればいいのですが、いつ何が起こるか分からない、という不安は常に頭の片隅にありますね。
我が家も愛犬に何かあればすぐ対応出来るよう気をつけております。
*画像はイメージです。画像と本文と直接の関係はありません。
我が家のスカイ君ですが、元気がある時はパッチリとした瞳がきらきらと輝いて見えますが、何か調子が悪いと少し濁ったような色に見えるのです。
そんな時に病院で診てもらうと、アレルギーになっていたり、お腹に細菌が入っていたりと、何か異常が起きています。
「眼は口ほどに物を言う」とは犬も同じ。
チワワは特に眼の疾患にも注意しなければなりません。
今回はチワワに多い眼科疾患である「斜視」について書いていきたいと思います。
チワワの斜視とは?
飼い主さんにもできる斜視の見分け方
チワワを正面から見て、両目かあるいは片目が視線と違う方向を向いていた場合は斜視である可能性が高いと思われます。
チワワは一般的に斜視になりやすい犬種のひとつと言われているようで、インターネットで調べてみても、チワワと斜視についての質問は多く見受けられました。
ペットショップなどでチワワを確認するときには、正面から眼をよく見ていると分かるのではないかと思います。
私はそこまではよく見ていなかったですね。
チワワに斜視が多い理由は?
チワワに斜視が多いという理由として、頭の形状があげられます。
チワワは頭の頂点が丸く、真ん中が隆起した林檎のような形をしており、この特徴はアップルヘッドと言われています。
この特徴を持つ犬種はチワワだけではなくトイプードル・ポメラニアン・パグ・マルチーズなども該当するそうです。
このアップルヘッドの形状を持つ犬種は先天性の斜視が多いとされており、後にも触れる脳の病気にもかかりやすいとされているため注意が必要です。
次に斜視の症状について、そして斜視は治るものなのか?という点について触れていきたいと思います。
チワワの斜視はどんな症状
斜視はチワワだけではなく人間にも起こる病気ですが、チワワの斜視の症状としてはいくつかあります。
・エサやおやつが食べにくそう
・壁によくぶつかったり、物にひっかかったりしている
などが、あげられますね。
いずれも眼の焦点が合わないために起こっていることのようです。
我が家のチワワは幸い大丈夫なようで、上記のような動きはいっさいありません。
チワワの斜視は治るの?
では、チワワの斜視は治るものなのかという点についてですが、子犬のうちに成長する過程で斜視は自然に改善され、分かりにくくなっていくことが多いそうです。
しかし改善されるとしても、残念ながら完治することはないとされています。
手術をして斜視そのものを治すことは出来るそうですが、手術を行うと視力が低下してしまうなど、本来の眼の機能に支障が出てしまい、逆に生活が困難になるそうなので、これはお薦めできませんね。
チワワが斜視であった場合は、完全に治らないものだという事実を受け止め、それでも快適に生活が出来るよう私達が導いてあげなくてはいけないということです。
ただし、斜視があまりにも重度なもので、エサが食べられないという状態であれば命に関わりますので、そのときはお医者さんとよく相談していただき、手術をすることもやむを得ないと思います。
次に斜視が関連する脳の病気について触れていきたいと思います。
斜視に隠れた恐ろしい疾患
斜視が先天的なものという視点で触れてきましたが、斜視がある病気から引き起こされているケースがあります。
それは「水頭症」という脳の疾患です。
「水頭症」は軽度のものから重度のものまであるのですが、症状としては様々です。
突然の発作やけいれんを起こしたり、常にボーッとした状態が続いていたり、触っただけで暴れたりパニックになってしまうなど。
最悪の場合は治療することが出来ずに死亡してしまう恐ろしい疾患です。
今回は水頭症そのものについては深くは触れませんが、この水頭症が発生していることが原因で斜視になっている可能性もあるということです。
先天性の斜視ではなくても、ある日斜視になっていたという場合はすぐに病院へ行って診てもらいましょう。
成長過程で斜視になっていた場合のほうが危険であると思いますので。
私も文章を書きながら、スカイ君の眼を何度も見つめてしまいました。
今のところ大丈夫なようです。
飼い犬の変化を見逃さないよう、改めて身が引き締まる思いです。
チワワが斜視だったらどうすればいいの?【最後に】
これからチワワとの生活を考えている方々にお伝えしたいのは、たとえ彼らがどんな障害を持っていたとしても、最上級の愛情をかけてあげてほしいということです。
家族の一員であることには、変わりはありません。
家族として迎えた以上、その一生を背負っていく義務が私達飼い主にはあると思います。
お互い快適に生活が出来るように、日々楽しんで生きましょう。
「頑張る」のではく、「楽しむ」ということを意識しておきたいものですね。