
ダルメシアンの平均寿命が気になる方へ。
この記事では、オスとメスの違いや最長寿記録、さらに長生きさせるための生活習慣まで詳しく解説します。
病気の予防や日常のケア方法もまとめました。

ダルメシアンの平均寿命はどのくらい?

ダルメシアンの平均寿命は10〜13歳というのが一般的ですが、14歳を平均寿命としている場合もあります。
少しずつ寿命が延びてきているのかもしれませんね。
犬は10歳と13歳で節目を迎えると言われています。
「10歳の壁」「13歳の壁」と呼ばれることから、この辺りで体調を崩しやすくなっているようです。
ダルメシアンは大型犬に属します。
大型犬の平均寿命は8〜13歳くらいになるため、ダルメシアンは平均的な寿命だと言えそうです。
ダルメシアンの寿命、日本最高年齢は18歳!

ダルメシアンの日本の最高齢は何と18歳!
人間の年齢に換算すると131歳になります。
ものすごく長生きしてくれましたね。
18歳には及ばずとも、ダルメシアンでは16歳、17歳という年齢の子もいます。
飼い主さんの整えてあげた環境とダルメシアンの体質がマッチすると、長生きも可能になってきているのかもしれませんね。
ちなみに16歳は人間では117歳、17歳なら124歳と、すでに立派なご長寿です。
ダルメシアンのオスとメスで平均寿命は変わるの?

一般的には、オスとメスで平均寿命に差があるという報告はありません。
ただ、生理学的な観点から言われていることがあります。
大型犬は小型犬より短命です。
それは、体の大きさに対して内臓が小さい比率のため、負担が大きくなるということです。
大型犬の内臓は、小型犬よりもがんばらなくてはいけないのですね。
そのため、大型犬の方が早く内臓の寿命が訪れてしまい、命が短くなるのです。
その考え方から導き出すと、体の大きなオスの方が、メスよりも寿命が短い傾向にあるのかもしれません。
ただし、私の近所でオスとメスを飼っているダルメシアンの家は、オスよりメスの子の方が、がっしりとした体形をしています。
体の大きさに個体差があるので、必ずしもオスが短命、メスが長寿とは、言い切れません。
去勢や避妊の有無で寿命は変わる?
これも一般論になりますが、犬は生殖器に関連した病気が多いと言われています。
そのため、去勢や避妊をすることで、そのリスクが減る分、長生きできる可能性が高くなります。
しかしダルメシアンの主な病気として挙げられるのは、難聴、胃捻転、尿路結石、股関節形成不全、皮膚病などであり、生殖器に関する病気ではありません。
リスクを減らす、発情期の負担を減らすという意味では去勢や避妊は有効なことですが、それが寿命を延ばす秘訣とは言いがたいところがあります。
ダルメシアンを長生きさせるための生活環境づくり
健康寿命を延ばすには、食事や運動だけでなく、日常環境の工夫も欠かせません。
ここではダルメシアンがより長く、快適に過ごすためのポイントを紹介します。
食事管理と水分補給の工夫

ダルメシアンは尿路結石になりやすいため、最も重要なのは「水分摂取量」です。
常に新鮮な水を飲めるようにしておくこと、そしてフードを選ぶ際は、尿のpHバランスを整える低プリン体フードを意識しましょう。
また、塩分が高いおやつや、人間の食べ物を与えないことも基本です。
手作り食を与える場合は、カルシウムやリンの比率を獣医師と相談しながら調整すると安心です。
室内温度と湿度を一定に保つ

短毛のダルメシアンは体温調節が得意ではありません。
夏は熱中症、冬は冷えによる関節トラブルに注意が必要です。
室温は通年20〜25℃、湿度は50%前後を目安に保ち、直射日光が当たらない場所にベッドを置きましょう。
特に老犬になると、足腰が弱くなり冷えを感じやすいため、寝床には厚めのマットや断熱マットを敷くと良いでしょう。
ストレスを減らす生活リズム

ダルメシアンは知的好奇心が旺盛で、退屈が大きなストレスになります。
朝晩の散歩に加え、日中に軽い知育トイや「探して持ってくる」遊びを取り入れると、心の健康が保てます。
また、留守番が長くなる場合は、見守りカメラやBGMなどを活用し、孤独感を和らげてあげると安心です。
人との触れ合いが多いほど情緒が安定し、結果的に長生きにつながります。
胃捻転に注意

食後に激しく動くと、胃がねじれて命に関わる「胃捻転」を起こすことがあります。
食後すぐの運動は避け、散歩前後に食べ物を与えないようにしましょう。
お腹を舐める、吐こうとしても吐けないなどの症状があれば、すぐに獣医へ。
尿路結石が多い犬種

ダルメシアンは尿酸塩による結石ができやすく、レントゲンに映りにくいのが特徴です。
オシッコが出にくい、頻繁に水を飲んで吐くなどの異常があればすぐ受診を。
早期発見が命を救います。日頃から水分を多く摂らせる工夫をしましょう。
運動とリフレッシュを大切に

ダルメシアンは運動好き。毎日の散歩に加え、休日は広い場所で思いきり走らせてあげましょう。
ドッグランや自然の中での遊びはストレス解消にも効果的です。
運動不足は肥満や病気の原因にもなるため、遊ぶ時間を意識して確保することが大切です。

ダルメシアンの平均寿命は何歳?【まとめ】
ダルメシアンの寿命を延ばすには、日々の水分補給と運動、そしてストレスの少ない生活環境が鍵です。
体の変化を早めに察知し、健康診断を定期的に受けることで、大切な家族との時間をさらに長く楽しめます。