犬の留守番は一泊ならケージでできる?吠える犬や電気・暖房について
犬を飼っていると、朝晩の散歩や食事が毎日繰り返されます。
でも仕事の都合や冠婚葬祭などで、どうしても犬の留守番が必要になりますよね。
そんな時、一泊ならケージで留守番させることはできるのでしょうか。
犬の留守番が一泊なら可能か、そしてケージに入れると吠える場合はどうしたら良いか、留守番中の電気や暖房などはどうしたら良いかについて考えてみましょう。
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犬の留守番は一泊ならケージで可能か
これは、普段愛犬がどのような生活スタイルであるかによって変わります。
次のような生活をしている場合には、可能であることも考えられます。
・散歩をあまりしない
・室内で排泄が完璧にできる
普段からケージを家の中に設置していて、ケージの中で寝たり、食事を摂ったり、排泄したりということが当たり前になっている犬の場合は、ケージで落ち着いて過ごすことができます。
また、超小型犬で排泄も家でできるような家では、散歩にほとんど出ないこともあります。
そういった犬の場合は、突然外に連れ出されてペットホテルなどに預けられるよりは、ケージで一晩過ごす方が安心できるかもしれませんね。
排泄が室内でできない場合は、一泊であってもひとりでケージに入れて留守番は難しいでしょう。
「我慢できなくなればするだろう」と考えるかもしれませんが、外で排泄している犬が我慢の限界までがんばらせるのはとてもつらいことです。
膀胱炎など泌尿器系の病気の原因になることもあるので、おすすめはできません。
犬は、ただでさえひとりぼっちで心細い思いをしています。
必要以上の心や体の負担はなくしてあげたいですね。
ケージに入れると吠える時は室内で留守番
うちのワンコもそうなのですが、キャリーやケージなどに閉じ込められるとパニックを起こす犬もいます。
うちの場合は吠えるというより鳴き叫ぶような感じで、ケージをガンガン噛んで犬歯が折れたこともあります。
ケージに入れると吠える犬を、突然閉じ込めて一泊留守番させるというのは、愛犬の体も心もダメージが大きくなるのでやめましょう。
この場合は、ケージではなく、室内で留守番をさせる方が犬の負担を減らしてあげられます。
ただし、この場合も条件があります。
・室内での排泄が完璧であること
留守番に慣れていない犬の場合、家の中でひとりぼっちになったことで、普段ならしないような行動に出ることがあります。
ティッシュケースからティッシュを全部かき出したり、ペットシーツを引きちぎって誤食してしまったりというトラブルが起こることもあります。
水入れをひっくり返してしまうと飲み水もなくなり、季節によっては命の危険も伴うので、ひとりで留守番ができるようにあらかじめ習慣づけておくことが必要です。
ケージで一泊させる時の電気や暖房と冷房
ケージで過ごすことに問題がなく、排泄も室内で完璧にできる、そして散歩に出る機会が少ないという犬の場合は、一泊ならがんばって留守番をしてくれるかと思います。
この時の電気や、冬場の暖房について考えてみましょう。
自然の明るさと暗さがある状態がベスト
ケージは、昼間は明るさがある部屋で、直射日光の当たらない場所に設置できるのがベストです。
昼間は明るく夜は暗いというのが自然ですので、電気はつけていかなくても良いでしょう。
もしも窓のない部屋で留守番させなくてはいけないようであれば、たとえばキッチンが同じ部屋にあるならキッチンの明かり程度はあっても良いかもしれません。
暖房はホットカーペットがおすすめ
地域にもよりますが、関東より南の地域であれば、冬場の留守番はエアコンよりもホットカーペットなどで下から暖めてあげる方が犬は過ごしやすくなります。
人間は背中を覆う毛布などにくるまった方が暖まりますが、犬はお腹を暖めておくと体全体が冷えずに済むのです。
ケージに毛布を入れてあげて、下からホットカーペットで暖めていれば、一泊の留守番であれば問題は起きにくくなるでしょう。
ちなみに石油ストーブは換気や火の問題がありますので、留守中は使わないようにしてくださいね。
夏場は必ず冷房をかけていく
逆に気温が上がる時期は、必ず冷房を入れて出かけましょう。
日当たりの良い部屋だと、外気がそれほど高くなくても閉め切った部屋では思ったより室温が上がります。
熱中症になると水を飲むだけでは防ぎきれないので、必ず冷房をかけてあげてください。
この時、室内が冷えすぎた時のことも考えて、タオルケットなどを入れておいてあげるのも良いでしょう。
一泊ならできるかも!こんな留守番方法
今までお話しした条件では、一泊ケージで留守番はちょっと厳しい……
そんな方は、こんな方法はいかがでしょうか。
誰にも預けられず、連れて行くこともできない場合を想定して、考えてみます。
・ケージはやめてペットカードで囲いをする
・いたずらしないで済む部屋で留守番させる
これでもかなり無理がありますが、留守番時間を24時間以内にすることができれば、何とかなるかもしれません。
まとめ
・ケージを日常的に使っている
・室内での排泄が無理なくできる
・散歩にほとんど行かない
電気や冷暖房などを気にする以前に、以上の条件が1つでも当てはまらない犬には、ケージの中で一泊家を空けるのは難しいのではなきかと思います。
こうした状況が考えられる方は、あらかじめ緊急時に預けられる友人やホテルを探しておき、交流を絶やさないようにすることが必要ではないでしょうか。
愛犬に無理や負担を強いることのないよう、対策を考えてみてくださいね。