エンゼルフィッシュの大きさは最大何cm?平均サイズ・オスメス差・水槽選びも解説

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優雅に泳ぐ長いヒレが魅力のエンゼルフィッシュ。

幼魚は小さく可愛らしいですが、成長とともに驚くほど大きくなります。

この記事では、エンゼルフィッシュの平均サイズから最大サイズ、オスメス差、そして適した水槽選びまで、美しく健康に育てるためのポイントを解説します。

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目次

エンゼルフィッシュの大きさはどのくらい?

エンゼルフィッシュは大きさの個体差が出る熱帯魚です。

平均サイズ

品種改良も重ねられているため、品種によっての差もありますが、成魚になったエンゼルフィッシュは平均で12cm〜15cmに成長します。

まれに10cmの大きさにもならないものもいれば、最大で20cmを超える場合もあります。

特徴である長く伸びたヒレは縦方向に伸び、20cm近くになるので、飼育の際はその魅力を引き出すためにも高さのある水槽を用意しましょう。

ちなみに孵化後の稚魚のサイズは2㎜、2か月で500円玉くらいの大きさになり、10~12ヶ月で繁殖可能な10cm以上になることを考えると、その成長を楽しめる熱帯魚とも言えますね。

最大サイズ

エンゼルフィッシュの最大サイズ記録としては、海外の愛好家やブリーダーの飼育例で25cm前後まで成長した個体も報告されています。

特にワイルド系や大型化しやすい系統では、十分な水槽サイズと良好な水質管理、栄養価の高い餌の継続給餌がそろうことで、平均を超えるサイズに育ちやすくなります。

逆に、小型水槽や過密飼育、栄養不足などの環境では成長が抑えられ、平均以下で成魚サイズになることもあります。

大きく育てたい場合は、広さと高さに余裕のある水槽環境と安定した飼育管理がポイントです。

品種によるサイズ差

大きくなりやすいアルタムエンゼル

大きくなりやすい品種

エンゼルフィッシュの中でも、大型化しやすいのはワイルド系やそれに近い血統です。

特に「アルタムエンゼル(Altum Angelfish)」は有名で、体長20cm超、ヒレを含めた全高で30cm近くになる個体もいます。

国内ショップで販売されている改良品種の中では、「ベールテール」などヒレの長いタイプも高さが必要になるため、大型水槽向きです。

平均サイズに収まりやすい品種

スタンダード系(シルバー、マーブル、ゴールデンなど)は成魚でおおむね12〜15cm程度が多く、ヒレを含めても全高20cm前後で落ち着きます。

小型に収まりやすい品種

改良品種の中には成長が緩やかで、小型のまま成魚になる傾向を持つものもあります。

特に「ダイヤモンドエンゼル」や、一部のショートボディ系統はヒレの伸びも控えめで、高さがない水槽でも飼育可能です。

エンゼルフィッシュのオスとメスの大きさの違い

オスのほうがメスよりひと回り大きいとも言われています。

とは言っても個体差があるため大きさでだけでオスメスを見分けることは大変難しいです。

ペアになっていれば、大きいほうがオス、小さいほうがメスと判断することが出来ます。

エンゼルフィッシュの飼育する水槽は大きめに

エンゼルフィッシュは1年で成魚になるほど、成長の早い熱帯魚です。

飼育を始める際はそれを見越して大きめの水槽を準備したほうが良いでしょう。

目安として45cm水槽では1匹、60cm水槽でも2, 3匹の飼育をするようにすれば、大きく成長するエンゼルフィッシュを水槽サイズでのストレスなく飼育することが出来ます。

適切な水槽サイズを選択することはエンゼルフィッシュを健康に飼育するために大切です。

美しい姿を維持する

エンゼルフィッシュは激しく泳ぎ回る魚ではないですが、美しい姿を維持するためには余裕のある水槽で飼育したほうが良いと言われます。

成長すると伸びたヒレの分、高さと幅が必要になります。

ゆとりのない水槽で飼育すると、胸ビレが底に擦ってしまったり、背びれが曲がったりして、折角の美しいヒレがボロボロになり、美しさを損ねてしまします。

無用な喧嘩をさせない

エンゼルフィッシュは成長に伴い、縄張り争いをするようになるため、他の個体を追い回したり餌場の奪い合いをしたりします。

同じ水槽内で複数匹のエンゼルフィッシュを飼育していると、弱肉強食のカーストが出来てしまい、最も弱いものは餌も十分に食べられない状態になります。

激しく喧嘩をするので、大きな傷を負う場合もあり、最悪の場合死んでしまいます。

水槽を大きめに選び、ゆとりをもって飼育することで喧嘩を防ぐことが出来、健康に長生きさせるために必要です。

メンテナンスの手間を軽くする

エンゼルフィッシュは身体も大きいため、本当に餌をよく食べます。

フンも沢山でるため水が汚れやすくなり、小さな水槽の場合はすぐ水質悪化してしまいます。

大きめの水槽にすることでメンテナンスの手間は軽減され、水質の悪化に弱いエンゼルフィッシュに負担をかけるリスクを避けられます。

長生きさせるコツとして水質を常に綺麗に保つ事は重要です。

エンゼルフィッシュの大きさ【まとめ】

エンゼルフィッシュは品種や環境によってサイズが大きく変わります。

平均では12〜15cmですが、条件が揃えば20cmを超える個体も珍しくありません。

大きさに合わせたゆとりある水槽と安定した水質管理が、美しいヒレや健康的な体型を保つ秘訣です。

成長過程も楽しみながら、長生きする環境を整えてあげましょう。

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