
うさぎを飼っていると、ペレットよりも牧草の消費量が多く、餌代や購入頻度に悩む方は少なくありません。
本記事では、牧草ロールの重さや家庭用としての可否、さらにコストを抑えるための賢い購入方法について解説します。
牧草ロールの重さはどれくらい?家庭用として購入できるの?

筆者は以前北海道に住んでいたので、牧草を丸めてロール状にする牧草ロールを畑でよく見かけました。
この牧草ロールは牧場や動物園など草食動物の餌や肥料となるようです。
うさぎを多頭飼育している場合などは、このような業務用のものを購入できれば、牧草代を安く抑える事ができるのでは、と考えた事がある方もいるのではないでしょうか。
そこで、牧草ロールについて調べてみました。
牧草ロールは一つ300kg〜350kg程の重さがあるようです。
とても個人で扱う事が出来る重さではないですね、、。
販売サイトをいくつか見てみたのですが、法人向けに販売しているところがほとんどのようです。
結論として、牧草ロールを個人で購入して、うさぎの餌にする事は不向きのようです。
牧草ロールの種類と家庭向けの代替方法
小ロール(ミニベール)の存在
牧場でよく見かけるのは直径1〜2mほどの大型ロールですが、実は「ミニベール」と呼ばれる小型の牧草ロールも存在します。
小ロールは20〜30kg程度の重さで、人が持ち運べるサイズ感になっています。
主にポニーやヤギなど中型家畜向けに利用されますが、一部通販や農協などで個人向けに販売されていることもあります。
うさぎ飼育に適した牧草の選び方
うさぎの餌に使う場合、大きさよりも「品質の安定性」が重要です。
ロール牧草は外側と内側で湿度やカビのリスクが異なり、外側が劣化していることもあります。
家庭で安心して使うなら、キューブ状に圧縮された「牧草キューブ」や、袋詰めのロングチモシーを選んだ方が安全です。
コストを抑える工夫
大容量を買うのが難しい場合は、通販で5kgや10kg単位を購入して小分け保管するのがおすすめです。
さらに、飼育仲間と共同購入して分け合う方法も有効です。これなら品質が落ちる前に消費でき、コスト削減にもつながります。
大量の牧草を購入するには、箱買いがオススメ!

筆者の飼育しているうさぎは500gの袋に入っている牧草を10日程度で食べきります。
ひと月辺り1.5kgの牧草を食べている事になります。
筆者はうさぎを1匹しか飼っていないこと、近くのペットショップに車で買いに行くので、牧草を買う事はそこまで負担ではありません。
しかし近くにペットショップがない、車で買いに行けない、うさぎや小動物を沢山飼育している等の事情があると店舗で毎回購入するのは大変ですよね。
その場合は、インターネットで購入する事をおすすめします。
さらに、ネット購入ですと、店舗で購入する物よりも大きいロットで買う事ができます。
ネット購入ですと、1kg、5kg、10kg 、20kg、50kg等さまざまな容量の牧草を購入する事ができます。
筆者が店舗で購入している牧草は500gで800円程するのですが、10kgの物ですと、7000円程で購入できるようです。
500gに換算すると350円程になるので、大きい単位で購入した方がかなりお得に買える事が分かります。
牧草を大量に購入する際の注意点は??古い牧草は食べない可能性も!

では、牧草を大きい単位で購入する際の注意点はあるのでしょうか。
まず、保管のためのスペースが必要です。
牧草は圧縮されていたとしても、とても嵩張ります。
さらに、保管方法が大切になってきます。
湿気の多い場所等に保管しているとカビが生える可能性があります。
また、多くのうさぎは新鮮な牧草であるほど、食いつきが良いように思います。

密閉されていない状態で長期間保管した場合、風味が損なわれ食べなくなってしまうかもしれません。
また、牧草は自然の物のため、収穫される時期などによって、匂いや牧草の長さなどが変わってきます。
飼育しているうさぎが、なんでも食べてくれる子の場合は良いのですが、少しの違いでも食べなくなってしまう場合も多いので、その場合は廃棄しなくてはいけない事があります。
筆者は500g単位で袋に入っている物を購入しているのですが、新しい牧草でも酸っぱい匂いがするものや、枯れている牧草が沢山入っているものなど、ロットによって品質にばらつきがあります。
自然の物であるため、ある程度は仕方がないと思っているのですが、うさぎが全く食べてくれないと、残念な気持ちになります。
このように、大きな単位で購入してしまうとハズレの牧草だった場合の損害が大きくなってしまいます。
床材にするなど、他の利用方法を考えておくと良いでしょう。
牧草ロールの重さは?【まとめ】
牧草ロールは家庭用には重すぎて不向きですが、代わりに小ロールや大容量袋を活用すればコスト削減が可能です。
購入先や保存方法を工夫して、うさぎに新鮮で安全な牧草を与え続けましょう。