うさぎは完全草食動物なので、牧草が主食です。
繊維質の豊富な牧草を食べることで、消化活動が活発になり、お腹の病気の予防に繋がります。
また、牧草を歯で噛み切ったりすり潰したりする事で、歯の伸び過ぎを予防します。

ですので、うさぎには是非とも牧草をモリモリと食べてほしいのですが、うさぎの中にはあまり牧草を食べてくれない子がいます。
牧草の中でも、穂の部分しか食べなかったり、固い牧草ではなく柔らかい牧草しか食べない子もいます。
柔らかい牧草でもうさぎの主食としては大丈夫なのでしょうか?また、なぜ柔らかい牧草しか食べないのでしょうか?
結論から言いますと、理想としては、固い牧草をたくさん食べてもらう事が一番なのですが、柔らかい牧草でも、うさぎのお腹の調子を整えたり、歯の伸び過ぎを予防したりする効果は十分期待できます。
また、今まで固い牧草を食べていたのに、急に柔らかい部分しか食べなくなった場合などは歯の病気の可能性があります。
今回は、うさぎが柔らかい牧草しか食べない場合の原因と対策についてまとめていきたいと思います。
うさぎにおすすめなのはチモシーの一番刈り!
牧草と一言で言っても、たくさんの種類があります。
うさぎの身体に一番オススメの牧草はイネ科のチモシーです。
チモシーの中でも、1番刈り、2番刈り、3番刈りと種類があり、数字が大きくなるほど柔らかいチモシーとなります。
1番刈りの牧草が、一番かみごたえがあり、うさぎを飼育する際にはオススメされています。
チモシーの1番刈りをモリモリ食べてくれると良いのですが、牧草嫌いのうさぎは割と多いようです。
筆者が以前飼育していたうさぎもあまり牧草が好きではありませんでした。
牧草の中から、柔らかい穂の部分だけをより分けて食べていました。
そのせいなのか、お腹の調子を壊す事が多く、最後は歯の伸び過ぎによる病気で亡くなってしまいました。
現在飼育しているうさぎは、ペットショップにいた頃から、牧草をよく食べていたので、現在も引き続きよく食べます。
けれど、牧草は自然の物のため、袋によって香りや食感にばらつきがあります。
筆者のうさぎはそれらに敏感なのか、牧草の袋を新しい物に変えると食べなくなってしまう事がしばしばありました。
牧草を食べなくなってしまい、困ったので、色々な種類の牧草を試してみました。
牧草には同じイネ科のものでも、チモシーの他にオーツヘイやイタリアンライグラスという種類の物があります。
オーツヘイは柔らかく嗜好性が高いようで、チモシーを食べてくれない時にも食べていました。
チモシーの上にこのオーツヘイをふりかけのようにかけてあげると、オーツヘイと一緒にチモシーも食べてくれました。
チモシーを食べてくれる事が一番ですが、食べてくれない時は、他の柔らかめの牧草を混ぜてあげる事をオススメします。
うさぎが急に柔らかい牧草しか食べなくなった!
今まで、チモシーをよく食べていたのに、急に食べなくなる事があります。
上記に記載したように、チモシーの風味が気に入らないようなら、他の牧草と混ぜてあげるなどして解決策を考えてあげて欲しいのですが、口の中が痛くて固い牧草が食べられない場合があります。
歯が伸びすぎてしまって食べられない、口の周りに腫瘍ができているなどの原因が考えられます。
チモシーを食べなくなっただけでなく、唾液の量が増えて、口の周りが汚れているなどのいつもと違う様子が見られたらすぐに受診しましょう。
筆者のうさぎも、チモシーを食べなくなった時に、一度受診して口の中を見てもらったところ、歯が少し伸びていたので、その場で切ってもらいました。
歯が伸びていると、上手に牧草を噛み切ることができずに食べが悪くなるようです。
うさぎが柔らかい牧草しか食べない原因と対策は?【まとめ】
いかがだったでしょうか。
うさぎが柔らかい牧草しか食べない時の原因と対策についてまとめてsみました。
柔らかい牧草しか食べなかったとしても、うさぎの健康に大きな影響はありません。
うさぎが好んで食べる牧草をぜひ見つけてあげてください!